ケモノヅメ

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2006ケモノヅメ

ケモノヅメ

★ 3.5 / 5.0アクションホラーラブコメ超自然
放送年2006年
フォーマットTVアニメ
話数13話
原作オリジナル
制作MADHOUSE

食人怪物ショクジンキが存在し、エリート狩人集団キフウケンがこれを討つ。剣の達人で組織指導者の子息・百田敏彦は、美少女由香に一目惚れする。しかし二人の関係は一見より複雑で、由香は—

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

人を喰らう怪物「喰人鬼(ショクジンキ)」が密かに存在する世界。これを狩るエリート集団「鬼風拳」の指導者の息子であり、剣の達人でもある百田敏彦は、ある日出会った美少女・由香に一目で心を奪われる。しかし由香こそ、敏彦が討つべき喰人鬼そのものだった。狩る者と狩られる者——本来交わるはずのない二人は、禁断の恋に堕ちていく。組織のしがらみ、種族の壁、抑えきれない衝動。激しくも切ない愛と暴力が渦巻く、湯浅政明監督による異色のラブストーリーが幕を開ける。

みどころ・魅力

① 湯浅政明×マッドハウスが描く唯一無二の作画

後に世界的評価を受ける湯浅政明監督の初TVシリーズ。デフォルメと写実が自在に行き交う流動的な作画、感情の爆発に合わせて崩れ歪む画面は唯一無二。一般的なアニメの文法を逸脱した映像表現そのものが、最大の見どころです。

② 「狩る者」と「怪物」の禁断のラブストーリー

本作の核は、人を喰う怪物と、それを狩る男の激しい恋。理性では止められない衝動と、それでも惹かれ合う二人の関係が、暴力と官能を伴って濃密に描かれます。きれいごとではない、生々しく切ない大人の愛の物語です。

③ アクション・ホラー・コメディが同居するジャンルの奔放さ

凄惨な戦闘や喰人描写のホラー要素と、脱力系のギャグやラブコメ展開が同じ画面の中で衝突する大胆さ。シリアスと笑いの落差が激しく、視聴者の予想を裏切り続ける構成が、クセになる中毒性を生んでいます。

キャスト・声優一覧

桃田俊彦
桃田俊彦
メイン
木内秀信
上月由香
上月由香
メイン
椎名へきる
大葉久太郎
大葉久太郎
サブ
内海賢二
桃田十蔵
桃田十蔵
サブ
筈見純
サル
サル
サブ
桃田一馬
桃田一馬
サブ
吉野裕行
大場丈治
大場丈治
サブ
郷里大輔
ほおずき信
ほおずき信
サブ
勝杏里
上月春美
上月春美
サブ
佐久間レイ
佐久間レイ
柿の木利江
柿の木利江
サブ
柿沼紫乃

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スタッフ

監督湯浅政明
シリーズ構成湯浅政明
キャラクターデザイン伊東伸高
音楽若草恵
美術監督河野羚
音響監督中嶋聡彦
OP勝手にしやがれ「Auvers Blue」
EDサンタラ「Suki」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

湯浅政明、と聞くと条件反射で身構える。すごいのは知っている。知っているからこそ「これはちゃんと体力のあるときに見るやつ」と勝手に仕分けして、結局あとまわしにする。ケモノヅメも長いこと、その「いつか見る」の棚で埃をかぶっていた。重い腰を上げて再生したのは、たまたま夜中に目が冴えて、整った作画のものを見る気になれなかった日だった。線が暴れている。顔も体も一秒ごとに歪む。最初の数分は「うわ、合わないかも」と思った。なのに気づいたら最終話まで来ていて、二度目を見たときには、あの暴れる線でしか描けない感情があると素直に思えた。落ち着いて見ようと構えなくて正解だった作品。

喰うことと惚れることが、同じ顔をしている

食人怪物・喰人鬼を狩るエリート集団、その跡取り息子が、よりによって美少女の喰人鬼に一目惚れする。あらすじだけ並べると禁断の恋ものの定型に見えるし、実際そう紹介されることも多い。でもこの作品は単なるロミオとジュリエットの怪物版ではなくて、もっと身も蓋もないところを掘っている。つまり、誰かを欲しがる気持ちと、誰かを喰らいたい衝動は、根っこで同じものなんじゃないか、という話だ。 由香が獣に変わる瞬間と、二人が惹かれ合う瞬間が、同じ筆致で描かれているのが効いている。愛おしさが一拍で食欲に裏返る。狩る側の俊彦も、結局は自分の中の獣を持て余している男で、剣の腕や血筋といった「人間側の正しさ」が、欲望の前ではあっけなく溶ける。組織の論理、家の論理、まっとうな社会の側にいるはずの人間たちのほうが、よっぽど醜く崩れていくのも皮肉が効いている。 湯浅政明の歪む作画は、ここで初めて意味を持つ。整った絵だと、人間と怪物は線できれいに分けられてしまう。でもこの作風だと、どこからが恋でどこからが捕食か、どこからが人でどこからが獣か、境目がにじんで分からなくなる。きれいに割り切れないものを、きれいに描かないことで成立させている。だから途中から、由香が怖いのか愛おしいのか、自分でも判定できなくなる。その判定不能こそがテーマそのものなんだと、二度目でようやく腑に落ちた。

特に刺さったシーン

俊彦を演じる木内秀信の声がとにかく良い。かっこつけた台詞も、情けない呻きも、欲に呑まれて理性が飛ぶ瞬間も、全部地続きで出してくる。決め台詞を決め台詞として吐かない、あの少し外した湿り気が、この男の体温をつくっている。序盤、由香に惹かれていく場面で声が一段やわらかくなるのに、次の瞬間には別の獣性が顔を出す——その振れ幅を一人の喉でやっているのが見事だった。 兄の一馬を演じる吉野裕行も対照的でいい。優等生然とした表面の下にうっすら滲む歪みを、声の張りだけで匂わせてくる。組織側の重しとして大場丈治に郷里大輔の低音が乗ると、画面がぐっと締まる。あの声が出てくるだけで「まっとうな大人の世界」が圧として立ち上がるのだから、配役の勝ちだ。終盤、感情がピークに達した場面で、作画が完全に理性を手放して暴れ出すところがある。普通なら破綻に見えるその崩れを、声の芝居が地面に縫い止めていて、思わず巻き戻した。

読んで見たくなったら——『ケモノヅメ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 整いすぎた作画に少し飽きていて、線が生きて動くアニメに飢えている人
  • 恋愛と暴力、聖と俗が同じ画面で混ざる作品に惹かれる人
  • 湯浅政明をいつか見ようと思って棚上げにしてきた人(ここから入っていい)
  • きれいな結論より、割り切れないまま終わる物語のほうを信じられる人

合わない人

  • キャラの顔が一定に保たれていないと集中できない人
  • グロテスクな描写や生々しい性愛の気配が苦手な人
  • 恋愛ものに安心できる着地を求めている人

次に見るなら

湯浅政明のこの「欲望と暴力が地続き」の感触が好きなら、まずDEVILMAN crybaby。愛と食欲と破滅が同じ熱量で描かれていて、ケモノヅメの体温そのままに振り切った先がここにある。 作画が理性を手放す瞬間の快感にやられたなら、湯浅政明の劇場作マインド・ゲームを。物語の整合性より、絵が暴れて感情を運ぶ気持ちよさを全身で浴びられる。 もう少し落ち着いた湯浅作品も見たくなったらピンポン THE ANIMATION。題材はスポーツでまるで違うのに、人間の内側を線の歪みで描く手つきは同じで、この監督の射程の広さに唸らされる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『ケモノヅメ』は、dアニメストアとDMM TVで配信されており、いずれのサービスでも視聴できます。アニメ作品を豊富に揃えた2つの配信サービスに対応しているため、どちらかに登録していれば手軽に楽しめます。湯浅政明監督の原点とも言える本作を、ぜひ快適な環境でチェックしてみてください。

よくある質問

Q. ケモノヅメはどこで配信されていますか?
A. dアニメストアとDMM TVで配信されています。どちらのサービスでも視聴可能なので、ご自身が利用しやすい方を選んでお楽しみください。
Q. 何話まであるアニメですか?
A. 2006年放送のTVアニメで、全13話で完結する作品です。1クールでまとまっているため、週末などにまとめて一気見するのにも向いています。
Q. どんな人におすすめの作品ですか?
A. 個性的な作画や実験的な映像表現が好きな方、王道とは違う刺激的な作品を求める方におすすめです。湯浅政明監督作品が好きな方なら必見の一本です。
Q. 子どもでも楽しめる内容ですか?
A. 喰人や暴力、官能的な描写を含む大人向けの作品です。お子さまの視聴には向かないため、対象年齢を考慮したうえで楽しむことをおすすめします。

まとめ

『ケモノヅメ』は、dアニメストアとDMM TVで配信されており、いずれのサービスでも視聴できます。アニメ作品を豊富に揃えた2つの配信サービスに対応しているため、どちらかに登録していれば手軽に楽しめます。湯浅政明監督の原点とも言える本作を、ぜひ快適な環境でチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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