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2013

攻殻機動隊ARISE -GHOST IN THE SHELL- border:1 Ghost Pain
★ 3.5 / 5.0アクションサイコロジカルSFスリラー
| 放送年 | 2013年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Production I.G |
2027年、第四次非核戦争終結の一年後が舞台。ニューポートシティは戦争の傷跡が癒えぬまま、自走地雷による爆弾テロが発生する。さらに武器密売の収賄に関わる軍人が銃撃される。捜査を進める公安課の荒巻大輔は、事件の背後に隠された大きな陰謀に遭遇する。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
2027年、第四次非核戦争が終結して一年後のニューポートシティ。戦争の傷跡が残るなか、自走地雷による爆弾テロが発生する。さらに武器密売の収賄に関与した軍人が何者かに銃撃され、事件は思わぬ広がりを見せていく。陸軍501機関に所属する全身義体の少佐・草薙素子は、公安9課を率いる荒巻大輔とともに捜査に乗り出すが、その背後には自らの「記憶」と「ゴースト」を揺さぶる巨大な陰謀が潜んでいた。やがて素子は、自身の存在そのものを問い直す戦いへと身を投じていく。みどころ・魅力
① 草薙素子と公安9課「誕生」の物語
本作はシリーズの前日譚にあたり、まだ一人の軍人だった草薙素子が、いかにして仲間と出会い公安9課を立ち上げていくかを描きます。お馴染みのバトーやトグサ、荒巻らとの最初の邂逅が見られるのは、ファンにとって見逃せない瞬間です。② 「記憶」と「ゴースト」を巡る心理サスペンス
電脳化が当たり前となった世界で、偽の記憶(フォルスメモリー)が人の心を侵食していきます。何が本物の自分の記憶なのか――素子自身のアイデンティティが揺らぐ過程は、SFでありながら深い心理的緊張を生み出し、観る者に「自己とは何か」を問いかけます。③ 一新されたキャラクターデザインと電脳戦アクション
従来作とは異なる新たなキャラクターデザインを採用し、若く生々しい素子像が描かれます。電脳ハッキングと生身の銃撃戦が交錯するアクションは緊張感に満ち、近未来都市の質感ある作画と相まって、攻殻機動隊らしいスタイリッシュな映像体験を堪能できます。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | むらた雅彦 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 黄瀬和哉 |
| 美術監督 | 竹田悠介、益城貴昌 |
| OP | コーネリアス「GHOST IN THE SHELL ARISE」 |
| ED | salyu× salyu「じぶんがいない」 |
関連作品
アニメ
書籍
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は身構えていた。攻殻といえば、低く乾いた声と、感情の動きを見せない素子。それが前提として体に染み付いていたから、ARISEで坂本真綾の声を聞いた瞬間、正直「これは別物だ」と思った。見始めてからもしばらく、素子が素子じゃない感じが拭えなくて、画面に集中しきれない時間が続いた。若い。荒削りで、まだ尖りきっていない。けれど第四次非核戦争の傷跡が残るニューポートシティの、あの湿った空気に引きずり込まれていくうちに、これは「素子になる前の話」なんだと腑に落ちた。完成された素子を期待して見ると、たぶん裏切られる。そこを一度手放せたとき、ようやくこの作品の入口に立てた気がする。記憶が書き換えられるなら、私はどこから「私」なのか
border:1のサブタイトルはGhost Pain。本来あるはずのない手足が痛む幻肢痛を、ゴースト=魂のレベルまで引き上げた言葉だと思っている。義体に宿る魂が痛む。その痛みの正体を追うのが、この一本の背骨だ。物語の核にあるのは、素子が握りしめている過去——家族の記憶、誰かへの感情——が、本当に彼女のものなのかという問いだ。もしそれが外から書き換えられたものだとしたら、その記憶を頼りに立ち、動き、誰かを信じている「私」とは一体誰なのか。攻殻のシリーズはずっと「電脳化された人間に固有の自己はあるのか」を問い続けてきたけれど、ARISEはそれを完成された素子ではなく、まだ自分の輪郭を持っていない若い素子に背負わせた。ここがこの作品の賭けだと思う。すでに揺るがない素子が揺らぐ話ではなく、揺らぎながら自分の足場を一個ずつ確かめて、最終的に「誰にも書き換えられない私」を選び取っていく話。だから素子が素子じゃないのは、ある意味で正しい。彼女はまだ素子になっていないのだから。陰謀劇の手触りも、その問いを補強する方向に組まれている。自走地雷による爆弾テロ、武器密売をめぐる収賄、撃たれる軍人。荒巻が手繰り寄せていく糸の先には、結局「誰が、何のために、人の記憶へ手を入れたのか」が待っている。社会の腐敗と、一人の人間の内側の改竄が同じ構造で重なっていく。単なるサイバーパンクのアクションではなく、嘘の上に立っている自分をどう引き受けるか、という話として見ると、若い素子を据えた意味が効いてくる。特に刺さったシーン
意外なところで救われたのがロジコマだった。沢城みゆきの、あの少し平坦で、なのに妙に愛嬌のある声。タチコマの前身にあたる存在を、まだどこか業務用っぽい無機質さを残したまま動かしていて、張り詰めた陰謀劇の合間にこいつが入ると呼吸ができる。素子が自分でチューニングした相棒だという設定も込みで、彼女の人となりがセリフより先に伝わってくる。終盤、記憶をめぐる仕掛けの底が見えてくる展開では、思わず姿勢を正した。素子の感情が一番むき出しになる場面で、坂本真綾の声が震える手前で踏みとどまる感じ——完成された素子なら絶対に出さない揺れ——が、若い素子だからこそ刺さる。脇を固める声も効いている。野島健児のツムギ、上田燿司のパズ、石井康嗣のカンザキ。それぞれが事件の温度を一段ずつ変えていって、世界の生々しさを底上げしていた。読んで見たくなったら——『攻殻機動隊ARISE -GHOST IN THE SHELL- border:1 Ghost Pain』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 電脳化・義体・記憶の改竄といった攻殻のテーマそのものに惹かれる人
- ノワール調の、湿った陰謀劇をじっくり追うのが好きな人
- 完成形ではなく「キャラがそこに至るまで」の過程を見たい人
- タチコマ以前のロジコマや、若い九課の面々の関係を覗いてみたい人
合わない人
- 1995年の劇場版やSACの、揺るがない素子を求めている人
- 雰囲気で押し切られたい人(ARISEは情報量が多く、追うのに集中がいる)
- 声も佇まいも含めて「素子はこうあるべき」という像が固まっている人
次に見るなら
若い素子の出発点を見たあとなら、やはり原点に戻りたくなる。攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELLは、完成された素子と、自己や境界をめぐる問いの密度が段違いで、ARISEとの落差そのものが面白い。チームとしての九課を腰を据えて味わいたいなら攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXがいい。タチコマとの関係も、ARISEのロジコマからの地続きで見えてくる。記憶や正義の改竄というテーマに惹かれたならPSYCHO-PASS サイコパスもおすすめで、システムに管理された社会で「自分の判断はどこまで自分のものか」を問う手触りが近い。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「攻殻機動隊ARISE -GHOST IN THE SHELL- border:1 Ghost Pain」は、dアニメストア、Amazonプライムビデオ、Netflixで視聴できます。アニメ作品に強いdアニメストアはもちろん、Amazonプライムビデオやネットフリックスでも配信されているため、ご自身が普段使っているサービスで気軽に楽しめます。複数の配信サービスに対応しているので、シリーズをまとめて追いかけたい方にもおすすめです。













