※本ページはアフィリエイト広告を含みます。
2006

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society
★ 3.9 / 5.0ミステリーSF
| 放送年 | 2006年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Production I.G |
2034年。モトコ・クサナギがセクション9を去ってから2年が経過した。トグサが新たなリーダーとなり、チームは大幅に人員を増やした。拡大したセクション9は複雑な事件の連続に直面し、調査からは「人形使い」という超一流ハッカーが全事件の背後にいることが判明する。その中、バトーは独自の追跡を進める。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
2034年、草薙素子が公安9課を去ってから2年が経過した。トグサを新たなリーダーに迎えた9課は人員を増強し、組織として大きく拡大していた。だが、その9課の前に複雑怪奇な事件が次々と立ちはだかる。やがて捜査線上に浮かび上がったのは、すべての事件の背後で暗躍する超一流ハッカー「傀儡廻(くぐつまわし)」の存在だった。一連の事件と高齢者の連続自殺、そして電脳硬化症で隔離された子どもたち——断片的な手がかりが一点へと収束していく。独自の調査を進めるバトーの動きも絡み合い、9課は事件の核心へと迫っていく。みどころ・魅力
① 「傀儡廻」を軸にした重層的なミステリー
高齢者の連続自殺、誘拐された子どもたち、そして謎のハッカー「傀儡廻」。一見無関係な事件が一本の線でつながっていく構成が秀逸です。社会システムの歪みと電脳社会の闇を背景に、真相が少しずつ明かされていく展開から目が離せません。② 草薙素子とバトー、9課メンバーの再集結
9課を去った草薙素子が事件にどう関わるのか、トグサが率いる新生9課がどう機能するのか。バトーの独自捜査も絡み、シリーズおなじみのメンバーがそれぞれの立場で動く群像劇が見どころです。キャラクター同士の関係性の変化も楽しめます。③ 劇場クオリティの映像と硬派なSF描写
SAC(STAND ALONE COMPLEX)シリーズの集大成にふさわしい、緻密な作画と重厚な世界観が魅力です。電脳・義体化が当たり前となった近未来の都市描写、息詰まるアクション、そして哲学的な問いを孕んだ物語が高い完成度で結実しています。キャスト・声優一覧

メイン
›


メイン
›


メイン
›


メイン
›


サブ
›


サブ
›


サブ
›


サブ
›


サブ
›


サブ
›


サブ
›


サブ
›

スタッフ
| 監督 | 神山健治 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | りぱ |
| キャラクターデザイン | 西尾鉄也、後藤隆幸 |
| 音楽 | 菅野よう子 |
| 美術監督 | 竹田悠介 |
| 音響監督 | 若林和弘 |
| OP | オリガ・ウィズ・ハートーズデイルズ「Player」 |
| ED | オリガ「Date of rebirth」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
これ劇場版か、と気づいたのは見終わってからだった。SACシリーズは好きで、1st Gigも2nd Gigも何周かしているんだけど、いざ通しで並べると頭の中で時系列がごっちゃになってくる。これは素子がセクション9を抜けて二年後、つまり2nd Gigの先にある話で、知識として知ってはいたのに、見始めてしばらく「今どこの素子だ」と少し迷った。最初はそのブランクが弱点になると思っていた。けれど二回目に見ると、むしろ「素子がいない」という空白そのものが画面の主役だと分かってくる。トグサが机に向かって背中を丸めている、ただそれだけのカットに、抜けた人の大きさが詰まっている。一度目は事件を追い、二度目は不在を追う。そういう二層構造の作品だった。「みんなで決めない社会」が、いちばん優しい顔で人を飼う話
タイトルのSolid State——固体化した社会、というのが薄ら寒い言い回しで、見終わるとこれは事件の名前ではなくテーマそのものだと分かる。物語の表向きは連続自殺と児童の誘拐を追うミステリーで、背後に「人形使い」と呼ばれる超一流ハッカーがいる。けれどこの作品が本当に描いているのは、犯人探しではなく「誰も決めていないのに、いつのまにか最適な答えに収束していく社会」の気味の悪さだと思う。高齢者は静かに終わりへ導かれ、子どもは選別され、それぞれの場所に配置されていく。誰も命令していない。誰も悪意の声を上げない。なのに全体としては一つの意思が働いているように回っていく。これはシリーズが繰り返し描いてきた「スタンド・アローン・コンプレックス」——孤立した個が、示し合わせもせずに同じ方向へ流れる現象——の、行き着いた先の景色だ。単なる近未来犯罪ものではなく、福祉と善意の顔をした管理がどこまで人を幸せに「してあげられる」のか、という問いがずっと底に流れている。怖いのは、その社会が誰かを苦しめるからではない。むしろ誰も不幸そうに見えないからだ。終盤の展開で素子が口にする問いは、犯人への詰問というより、この固まりかけた世界そのものへの不信任に聞こえた。答えは出ない。出ないことが誠実だと、この作品は知っている。特に刺さったシーン
バトーが独自に追跡を進めるくだりが、何度見ても効く。大塚明夫の声は普段あれだけ重いのに、ここでは妙に静かで、言葉を選んでいる間の沈黙のほうが雄弁だった。彼が素子の影をどこかで探しているのが、台詞ではなく息の置き方で伝わってくる。あの低い声がふっと落ちる瞬間、ああこの人ずっと待ってるんだな、と思わず画面を止めた。対になるのがトグサで、山寺宏一が新しいリーダーとしての気負いと頼りなさを同時に出してくる。家庭の場面で玉川砂記子が演じる妻とのやり取りが入るのも効いていて、彼が守りたいものが具体的に画面に置かれているから、終盤の危うさが他人事にならない。そして田中敦子の素子。出ずっぱりではないぶん、現れた瞬間の声の温度が違う。久しぶりに本人の声を聞いた、という感覚が観客の側にも起きるよう設計されている。声優の演技で時間の経過を語る、という贅沢な作りだった。読んで見たくなったら——『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 1st Gig・2nd Gigを見終えて、あの世界の「その後」が気になっている人
- 事件の謎よりも、社会の仕組みそのものを考えるのが好きな人
- 説明されない余白を、自分で埋めながら見るのが楽しい人
- 声優の芝居で時間や距離を読み取るのが好きな人
合わない人
- SACシリーズを未見で、ここから入ろうとしている人(前提知識がかなり要る)
- 明快な答えと、すっきりした決着を求めている人
- アクションの密度や派手さを最優先にしたい人
次に見るなら
社会の見えない意思に惹かれたなら、まずは攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 2nd GIGへ。この劇場版の土台になっている個別の十一人の事件を知ると、Solid Stateの読み方が一段深くなる。「誰も悪人がいないのに全体が歪む」感覚が好きならPSYCHO-PASS サイコパス。管理された幸福の不気味さを、別の角度から正面切って描いていて相性がいい。
電脳と意識のあいだの境目を考えたくなったら、原点のGHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊。SACとは別系統の素子だけれど、「個とは何か」という問いの濃さは地続きだ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society」は、dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TV、Netflix、Huluで視聴できます。複数の主要な配信サービスで取り扱いがあるため、お使いのサービスに合わせて選びやすい作品です。SACシリーズをまとめて楽しみたい方も、これらのサービスから視聴環境を整えられます。













