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ブレイド
| 放送年 | 2011年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | その他 |
| 制作 | MADHOUSE |
ブレイドは、吸血鬼に襲われた母親から生まれた、吸血鬼と人間の血を持つ「昼行性吸血鬼狩人」である。日本での任務中、ブレイドは母親を殺した吸血鬼デーコン・フロストを追跡する。そしてフロストによって改造された吸血鬼で構成される謎の組織「エクジスタンス」に立ち向かう。
作品概要・あらすじ
あらすじ
吸血鬼に襲われた母親から生まれたブレイドは、人間と吸血鬼両方の血を引く”昼行性の吸血鬼狩人”。その圧倒的な力を持って、母を殺した吸血鬼デーコン・フロストを追い、日本へと渡る。追跡の過程でブレイドが直面するのは、フロストが作り上げた謎の組織「エクジスタンス」——改造された吸血鬼たちで構成された、かつてない脅威だった。復讐と使命が交差する、ダークアクションの物語。みどころ・魅力
① マーベル原作ブレイドが日本を舞台に動く
マーベルコミックス原作の人気キャラクター「ブレイド」が、日本のアニメスタジオ(マッドハウス)によって完全アニメ化。日本を舞台に繰り広げられるアクションは海外原作ながら独自の雰囲気を持ち、洋画版ファンにとっても新鮮な切り口で楽しめる。② 容赦ないダークアクションと吸血鬼描写
ゴア表現を含むハードなアクション描写が特徴で、吸血鬼との戦闘シーンは迫力と緊張感に満ちている。マッドハウスならではの高品質な作画で、スタイリッシュかつ重厚なバトルシーンが連続する。ホラー・アクション双方のファンに刺さるビジュアルが魅力。③ 復讐と自己同一性をめぐる重層的なドラマ
単なるアクションに留まらず、「人間でも吸血鬼でもない」というブレイドのアイデンティティの葛藤が物語の根底に流れている。デーコン・フロストとの因縁、エクジスタンスの真の目的——謎が積み重なるサスペンス的構成も見どころのひとつ。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 増原光幸 |
|---|---|
| 音楽 | 高橋哲也 |
| OP | 高橋哲也「Slashing Through the Night」 |
| ED | 高橋哲也「Between Darkness & Sanity」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
きっかけは単純で、「マーベルのブレイドをマッドハウスがアニメ化した」という一文だった。当時、同じ枠でアイアンマンやウルヴァリンも作っていて、どういう交渉経緯でそうなったのかが気になって見始めたら、思ったより真っ当なアクションアニメだった。
最初は「どうせ日本向けにマイルドにした西洋ヴァンパイアもの」くらいの気持ちで再生したんだけど、舞台が日本でブレイドが東南アジア経由で入ってくる設定にしてあって、これが思ったより機能している。2回目に見たとき気づいたのは、序盤の日本の湿度みたいな空気感が、後半の展開への布石になっていること。1回目はアクションを追うのに精一杯で流していた部分が、見返すとちゃんと設計されていた。
「半分だけ属している」存在が、どちらの世界でも戦い続ける話
ブレイドというキャラクターの核は、人間でも吸血鬼でもない「どちらにも完全には属せない存在」という点にある。この手の「ハーフの苦悩」は使い古されたモチーフだけど、この作品の面白いところは、ブレイドがその苦悩をほとんど言語化しないことだ。内面の葛藤を台詞で説明するのではなく、行動と沈黙で見せる。
母親を殺したデーコン・フロストへの復讐が表向きの動機だが、物語を追ううちに見えてくるのは、復讐が目的ではなくむしろ「戦い続けるための理由」として機能しているということだ。目的を達成したあと何が残るのか、という問いをこの作品はあまり正面から扱わない。それが批判になることもあるけれど、個人的にはその「答えを出さない誠実さ」が好きだった。
エリック・ブルクス役の皆川純子が演じるキャラクターとの関係性が、その点でよく効いている。皆川さんの声には、感情の重さを押しつけずに届ける技術があって、ブレイドの隣に立つ存在として過不足ない。坂本真綾のマコトも同様で、主要キャストとして物語の中に置かれながら、「この人物が何者か」を声だけでほぼ説明してしまう。出演作207本の積み重ねというのはこういうところに出る。
「エクジスタンス」という改造吸血鬼の組織が対立軸として機能しているが、単なる悪の組織ではなく、ブレイド自身が持つ「吸血鬼の部分」を外部化したものとして読むこともできる。自分の中にある否定したいものが、外の世界で勢力を持って動いている——そういう構図として見ると、アクション以外の層が一枚増える。
特に刺さったシーン
中盤、ブレイドが単独で敵の拠点に踏み込んでいく夜のシーンがある。セリフがほとんどなく、アクションと環境音と音楽だけで10分近く引っ張るんだけど、ここで思わず再生を止めてもう一度最初から見直した。「ああ、マッドハウスがやる意味がここにあったのか」という感覚。
大川透が演じるハヤテとのやりとりも印象に残っている。大川さんはセリフに変な力みがなくて、「この人はこういう人です」という説明なしに人物の輪郭を作る。ベテランの仕事ぶりというのはこういうことで、出演作117本というキャリアが1シーンに滲む。
吉野裕行のラドゥは、対極的に「いかにもな敵」として置かれているんだけど、吉野さんの声域の広さがあることで単調に聞こえない。こういう役で吉野さんを使う判断、キャスティングした人を褒めたい。
読んで見たくなったら——『ブレイド』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- マーベル原作を知っていて「日本のスタジオがどう料理したか」が気になる人
- ヴァンパイアアクションが好きで、重さよりテンポを優先する人
- 坂本真綾・皆川純子の演技を声だけで聞き分けられるくらいのアニメオタク
- 舞台設定の「日本×西洋ヴァンパイア」という組み合わせをそのまま楽しめる人
- マッドハウス作品を系統的に追っている人(同時期の「マーベルアニメ」シリーズとの比較で見ると面白い)
合わない人
- 原作映画(ウェズリー・スナイプス版)を深く愛していて、キャラクター解釈に強いこだわりがある人
- 心理描写や人間関係の掘り下げを期待すると物足りなく感じる可能性がある
- 1話完結型よりも長期シリーズの積み重ねに満足感を覚える人(全12話でテンポが早い)
- バイオレンスやホラー演出が苦手な人
次に見るなら
同じ「マーベルアニメ」シリーズのウルヴァリンは、ブレイドと同時期にマッドハウスが手がけた作品で、こちらも舞台を日本に設定している。単独主人公の孤独なアクションという文脈が近く、両方見るとスタジオとしての統一感が見えてくる。
HELLSING ULTIMATEは、ヴァンパイアアクションとして比較するなら避けて通れない。こちらはより過剰でグロテスクな方向に振り切っているが、「人間でも怪物でもない存在が戦い続ける」という骨格は共通している。ブレイドで物足りなかった部分を補完してくれる可能性が高い。
吸血鬼ものの文脈でいえばVampire Hunter D(OVA版)も参照点になる。こちらはより「古典的なダンピール像」を丁寧に描いていて、ブレイドが省略したところを正面から扱っている。時代は古いが、作画の質感として今見ても面白い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ブレイド』はdアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Netflixで配信中です。複数のサービスで視聴可能なため、すでに加入しているサービスからすぐに視聴を始められます。全12話のコンパクトな構成なので、一気見にも適しています。