ノー・ガンズ・ライフ

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2019ノー・ガンズ・ライフ

ノー・ガンズ・ライフ

★ 3.3 / 5.0アクションドラマSF
放送年2019年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作漫画
制作MADHOUSE

戦後、危険な武器に改造された「エクステンド」と呼ばれる人間が街に溢れている。主人公・乾十三郎もその一人で、頭が銃に改造される前の記憶がない。奇妙なことに、彼の頭部の銃は背後にいる者のみが引き金を引くことができる仕組みになっている。十三郎はエクステンドに関する事件を請け負う仕事で生計を立てている。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

大規模な戦争が終結した後の近未来都市。戦時中に兵器として改造された人間「エクステンド」が社会に溢れ、複雑な問題を抱えながら生きていた。主人公・乾十三郎は頭部が巨大な銃に改造されたエクステンドで、改造される以前の記憶を持たない。彼の銃は「背後に立つ者だけが引き金を引ける」という特殊な構造を持ち、自らの意思で撃つことができない。十三郎はエクステンドが絡む問題を請け負う「拡張処理人(エクステンデッド・ディスポーザル)」として薄暗い街を生き抜いていたが、ある日、軍の機密を握る少年を保護したことで巨大な陰謀へと巻き込まれていく。

みどころ・魅力

① 銃頭の男が生きるハードボイルドな世界観

頭部が銃というビジュアルインパクトに反して、物語のトーンは渋くノワールな雰囲気で統一されている。戦後社会の歪みや差別、エクステンドとして生きることの孤独が丁寧に描かれており、派手なアクションとシリアスなドラマが共存する独自の世界観が作品の核心だ。

② 「引き金を引けない」設定が生む緊張と哲学

自分の意思では自分の武器を撃てないという設定は、単なるギミックにとどまらず「他者への信頼」や「自己の存在意義」を問いかける哲学的テーマへと昇華される。誰に背中を預けるのかという問いが、全編を通じたドラマの軸となっている。

③ 個性豊かなエクステンドたちが織りなす人間ドラマ

様々な形で改造された人間たちが登場し、それぞれが戦後社会の矛盾を体現している。十三郎が依頼をこなすなかで出会う人物たちとの交流は重厚で、単純な善悪では割り切れない複雑な人間関係がドラマに深みを与えている。

キャスト・声優一覧

乾十三
乾十三
メイン
›
諏訪部順一
荒吐鉄朗
荒吐鉄朗
メイン
›
山下大輝
メアリー・シュタインベルグ
メアリー・シュタインベルグ
メイン
›
沼倉愛美
クリスティーナ松崎
クリスティーナ松崎
サブ
›
江原正士
エンデ
エンデ
サブ
›
石見舞菜香
コルト
コルト
サブ
›
古川慎
スカーレット・ゴズリング
スカーレット・ゴズリング
サブ
›
高野麻里佳
ホアン
ホアン
サブ
›
間宮康弘
アン
アン
サブ
›
石上静香
ヒュー・カニンガム
ヒュー・カニンガム
サブ
›
上田燿司
クローネン・フォン・ヴォルフ
クローネン・フォン・ヴォルフ
サブ
›
内田夕夜
メガアームド斎時定
メガアームド斎時定
サブ
›
堀内賢雄

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スタッフ

監督伊藤尚往
シリーズ構成菅原雪絵
キャラクターデザイン筱雅律
音楽川井憲次
音響監督郷文裕貴
OP浅井健一「MOTOR CITY」
EDダッツ「Game Over」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「頭が銃の男」というビジュアルを知ったのは、たぶんTwitterのタイムラインだった。サムネイルで止まって、「なんだこれ」と思って、そのまましばらく放置した。設定の奇抜さが先行しすぎて、中身が追いついてるか心配だったのだ。

実際に見始めたのは放送から少し経ってから。諏訪部順一が主演と聞いて重い腰が上がった。あの低体温な声が、煙草くさい探偵みたいなキャラにどう乗るのか、それが気になった。

最初に見たとき、正直「渋いな」という感想だった。派手な爆発もなく、テンポも急かさない。でも2周目で気づいたのは、この作品がわりと丁寧に「体が変えられること」の重さを描いていること。頭が銃であることを主人公が特に嘆かないのは、慣れなのか諦めなのか、それとも別の何かなのか——そこを考え始めると、止まれなくなった。

「記憶のない体」で生きることと、自分を誰かに委ねるということ

この作品を単純なサイバーパンクアクションとして見ると、たぶん半分しか受け取れない。乾十三郎という男の奇妙な設定——頭が銃で、その引き金を引けるのは背後にいる者だけ——は、アクションのギミックではなくテーマそのものだ。

「自分の体の一部を他者に委ねなければ機能しない」という構造は、エクステンドたちが置かれた状況の縮図でもある。戦後に改造された彼らは、強化された体を持ちながら、その体の管理権を企業や組織に握られている。十三郎の銃口が「背後の誰か」にしか使えないのは、そういう社会の比喩として読める。

さらに厄介なのは、十三郎が改造前の記憶を持っていないことだ。「もとの自分」がわからないまま、今の体で生きている。これは喪失の話でもあるが、同時に「記憶がなければ失ったことにも気づかない」という逆説でもある。十三郎が悲愴感なく生活しているのは、欠損を受け入れているからではなく、そもそも比較対象がないからかもしれない。

2回目以降で気づいたのは、十三郎が孤独を演じていないことだ。面倒事を引き受け、子どもの面倒を見て、ぼろい事務所で煙草を吸う。「エクステンドの事件屋」という生業は、社会の周縁で改造された人間たちの問題を処理する仕事でもある。自分も当事者でありながら、他者の問題に首を突っ込まずにいられない——その矛盾が、このキャラクターの核だと思う。

諏訪部順一の演技がここで効いてくる。感情の起伏を表に出さず、それでいて台詞の端々に疲れとほんの少しの温度が混ざる。「感情を殺している」ではなく「感情を外に出す習慣がない」という差。あの声じゃなければ十三郎はただの無愛想なキャラで終わっていたかもしれない。

特に刺さったシーン

序盤、十三郎が少年・テツロウを事務所に連れ帰るくだりが好きだ。断る理由がいくらでもあるのに、断らない。理由を語らない。山下大輝が演じるテツロウの、警戒と甘えが混在した声のトーンと、諏訪部の静かな「好きにしろ」が組み合わさると、妙にじんとくるものがある。

それと、敵方のキャラクターにも一本筋が通っていて、ただの悪役に収まらないところが繰り返し見たくなる理由のひとつだ。堀内賢雄が演じるメガアームド斎時定の、重力のある台詞回し——あの人が喋ると画面の空気が変わる。長いキャリアの中で磨かれたものが、ああいうキャラクターに乗ったとき、声だけで画面の重さが変わる。

沼倉愛美のメアリーも印象的で、強さと脆さを均等に持った女性キャラクターとして丁寧に描かれている。感情が高ぶるシーンの微妙な声の揺れ方が、キャラクターの内面を補足していた。

読んで見たくなったら——『ノー・ガンズ・ライフ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • サイバーパンクが好きだが、派手なバトルより世界観の空気感を重視する人
  • 無口な主人公が行動で語るタイプの話が好きな人
  • 渋い声優陣の演技を楽しみたい人(諏訪部・堀内のファンは間違いなく得をする)
  • 設定の奇抜さより人間関係のドラマを拾いたい人

合わない人

  • テンポが速く爆発力のある展開を求める人(この作品は意図的にスローバーン)
  • 謎がきれいに解決されることを期待する人(世界観の余白は多い)
  • 設定や用語の説明が丁寧に整理されていないと入れない人

次に見るなら

サイバーパンク エッジランナーズ——改造された体で生きる人間たちの話として地続きで見られる。こちらはテンポと感情の振れ幅が大きく、ノー・ガンズ・ライフの渋さとは対照的だが、「体の改造が何かを奪う」というテーマは共鳴する。

91 Days——禁酒法時代を舞台にした復讐劇で、同じくスローバーンの語り口と、過去を持たないように生きる男の話として重なる部分がある。乾いた空気感が好きなら確実にはまる。

デュラララ!!——都市の裏側で複数の組織と人間が絡み合う群像劇として。世界観の複雑さと、改造された体を持つキャラクターが「普通に」街で生きているという感覚が近い。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『ノー・ガンズ・ライフ』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで視聴可能です。第1期・第2期ともに配信されているサービスもあるため、まとめて一気見したい方にも対応しています。各サービスの無料トライアルを活用すれば、手軽に視聴を始めることができます。

よくある質問

Q. ノー・ガンズ・ライフは何クールのアニメですか?
A. 第1期(2019年10月〜12月)と第2期(2020年4月〜9月)の全2クール構成です。合計24話で原作マンガの主要エピソードが描かれています。
Q. グロテスクな描写はありますか?苦手でも見られますか?
A. 戦闘シーンや身体改造の描写はありますが、過剰なゴア表現は抑えられています。ハードボイルド・SF寄りの作風のため、アクション系アニメに慣れている方であれば問題なく視聴できるでしょう。
Q. 原作マンガを読まなくてもアニメだけで楽しめますか?
A. アニメ単体で世界観・キャラクター・ストーリーが十分に理解できる構成になっています。原作未読でも問題なく楽しめますが、続きが気になった方は原作マンガで補完するのもおすすめです。
Q. どんな人におすすめのアニメですか?
A. ハードボイルドな世界観や重厚なドラマが好きな方、サイバーパンク・ディストピアSF系の作品が好きな方に特におすすめです。派手さより渋さを求める視聴者に刺さる作品です。

まとめ

『ノー・ガンズ・ライフ』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで視聴可能です。第1期・第2期ともに配信されているサービスもあるため、まとめて一気見したい方にも対応しています。各サービスの無料トライアルを活用すれば、手軽に視聴を始めることができます。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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