※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

ルパン三世 東方見聞録~アナザーページ~
| 放送年 | 2012年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
ルパンは教授テオ・アルジェントの殺人容疑者となる。アルジェント教授はマルコ・ポーロの『東方見聞録』の失われたページを発見したばかりだった。警察に追われるルパンは、テオ・アルジェントの孫娘リサから思いがけない助力を得る。
作品概要・あらすじ
あらすじ
ルパン三世が、古代の秘宝をめぐる殺人事件の容疑者として警察に追われる羽目になる。被害者のテオ・アルジェント教授は、マルコ・ポーロの著書『東方見聞録』に存在するとされる幻の「失われたページ」を発見したばかりだった。逃亡するルパンは、教授の孫娘リサから思わぬ協力を得て、事件の真相と秘宝の謎に迫っていく。
みどころ・魅力
① 歴史ロマンと謎解きが融合したストーリー
マルコ・ポーロの「東方見聞録」に隠された幻のページという設定が、冒険活劇に歴史ミステリーの厚みを加えている。宝の在処をめぐる謎解きと、事件の黒幕をあぶり出す展開が絶妙に絡み合い、テンポよく物語が進む。
② ルパンと孫娘リサが織りなすバディの妙
頑固で真っすぐな孫娘リサとひょうひょうとしたルパンの掛け合いが絶妙な化学反応を生む。一見噛み合わないふたりが徐々に連携していく流れは、シリーズ初心者でもすんなり引き込まれるエントリーポイントになっている。
③ スペシャルならではの映像クオリティと本格アクション
TVスペシャルとして制作された本作は、通常のTVシリーズより作画・演出の密度が高く、派手なカーチェイスや格闘シーンをスクリーン映えするレベルで楽しめる。次元・五ェ門・不二子も揃い、シリーズファンが嬉しいおなじみの見せ場もしっかり用意されている。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 亀垣一 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 須藤昌朋 |
| 音楽 | 大野雄二 |
| 音響監督 | 清水洋史 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルを読んで最初に思ったのは「アナザーページって何だ」だった。ルパン三世の冠がついたTV特番はもう何十本とあって、どれから手をつけていいかわからないやつが積まれている状態で、2012年放映・東方見聞録=マルコ・ポーロの失われたページが絡む、という設定の説明を読んでようやく重い腰が上がった。
最初に見たときの印象は「きれいにまとまっている」だった。ルパンが殺人容疑者に仕立てられる設定自体は珍しくないが、テオ・アルジェント教授の孫娘リサが絡んでくる構図が、いつもの不二子やガンダルフと違うテンポを生んでいた。2回目で気づいたのは、冒頭の展開の速さだ。情報をたたみかけてくる割に画面が追いやすいのは、作画の密度が安定しているからだと思う。1時間ちょっとの尺の中でちゃんと起承転結が収まっているので、ルパン特番としての完成度は高い方に入る。
「失われたページ」が持ち込む、語られなかった真実をめぐる話
ルパン三世という作品は泥棒の話だが、この特番に関して言えば、盗むものよりも「隠されていたもの」の方が主役だ。マルコ・ポーロが意図的に書き残さなかったページ、あるいは何らかの理由で切り取られたページ——それが700年の時を経て現れる、という設定はそれだけで十分ロマンがある。
単純な秘宝争奪戦ではなく、テオ・アルジェント教授がそのページを「発見した直後に殺された」という構造がポイントだ。真実を見つけた人間が消される、という図式は歴史ミステリの定番だが、この作品はそこにルパンを「容疑者」として放り込むことで、探偵でも刑事でもない視点を入れてくる。ルパンは真実を解明したいわけじゃなくて、ただ自分が無実だということを証明したい。でも結果として、その過程で歴史の秘密に近づいていく。
リサというキャラクターの存在がここで効いてくる。祖父の研究を引き継ごうとする孫娘と、濡れ衣を晴らそうとする泥棒。目的が違う二人が協力する構図は、単純に「ルパンが活躍する」話より複雑な感情を生む。井上麻里奈がリサに吹き込んでいる、若さゆえの真剣さと脆さのバランスが、この構図を機能させている要因だと思う。祖父の死に対する感情を押し込めながら動いているキャラクターで、感情が表に出る瞬間が来るたびに、抑制してきた分だけ重みがある。
「失われたページ」はメタファーとして読める。誰かが隠したかった歴史、伝わらなかった事実、死者が持ち去った真実。ルパン三世という枠の中でこのテーマはちゃんと機能していて、軽い冒険コメディとして流せるし、もう少し深読みしても別の味が出る。どちらで見ても一定の答えが返ってくる作りになっている。
特に刺さったシーン
終盤、ルパンがいつもの飄々とした態度を崩さないまま、実は状況を全部把握していたと明かすくだりが好きだ。あのパターンは何度見てもいい。「こいつ本当にわかってるのか?」という不安を視聴者に持たせておいて、最後に「全部わかってた上でわざとあの動きをしていた」と見せる。ルパン三世という作品の快楽の一つがここにある。
沢城みゆきの不二子は今さら語ることもないが、リサとの絡みのシーンで見せる「同性に対するある種の温かさと計算の両立」が面白かった。不二子は基本的に男相手に動くキャラクターなので、女性ゲストキャラとの関係性が描かれるときの沢城さんの声色の使い方には毎回注目している。あそこだけ微妙に温度が違う。
山寺宏一の銭形は、ルパンを追いかけている間ずっと「なぜルパンが犯人ではないかもしれない」という疑念を抱えながら走り続けているような演技をしていて、セリフのないカットでも情報量がある。信念を持ちながらも正しさを疑い続けている銭形で、そこが好きだ。
読んで見たくなったら——『ルパン三世 東方見聞録~アナザーページ~』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ルパン三世のTV特番を一通り追っているコアファン
- 歴史ミステリ・秘宝探索ものの枠組みが好きな人
- 井上麻里奈のゲストキャラクターとしての仕事に興味がある人
- 1時間程度でさくっと完結するスペシャル形式が好きな人
- ルパンが純粋に格好いいオーソドックスな話を求めている人
合わない人
- TVシリーズ未視聴でいきなりこれを見ようとしている人(キャラクターへの感情移入が薄くなる)
- ルパン三世に複雑な人間ドラマや社会的テーマを求めている人
- ゲストキャラクター中心の話が苦手で、レギュラー陣にフォーカスしてほしい人
- マルコ・ポーロや東方見聞録への興味がまったくない人(設定の前提として必要になる)
次に見るなら
歴史的秘宝とルパンの組み合わせを気に入ったなら、まずルパン三世 カリオストロの城は当然として、TV特番をさらに掘るならルパン三世 sweet lost night ~魔法のランプは悪夢の予感~(2008年)が近い空気感だ。記憶操作という設定だがゲストキャラクターとの絡みが丁寧で、東方見聞録と同じトーンで楽しめる。
ルパン以外で「洒落た大人の冒険×歴史ミステリ」を求めるなら、名探偵コナンの劇場版で歴史や秘宝が絡む回を選ぶのが一番近い体験になる。ルパン三世という器はかなり特殊で、完全に同じ感触の作品を探すのは実は難しい。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『ルパン三世 東方見聞録~アナザーページ~』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで視聴できます。主要な動画配信プラットフォームで配信されているため、すでにいずれかのサービスに加入している方はすぐに視聴を始められます。各サービスの無料トライアルを活用すれば、初見の方でも手軽に楽しめるでしょう。
よくある質問
まとめ
『ルパン三世 東方見聞録~アナザーページ~』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで視聴できます。主要な動画配信プラットフォームで配信されているため、すでにいずれかのサービスに加入している方はすぐに視聴を始められます。各サービスの無料トライアルを活用すれば、初見の方でも手軽に楽しめるでしょう。
