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マウス
| 放送年 | 2003年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ(短編) |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Studio DEEN |
教師・無音空羅太は、何世紀も続く家族の伝統を受け継ぎ、怪盗ネズミとして活動している。彼は事前に警察に通告した上で、どんなものでも盗むことができる。3人の魅力的な女性助手たちが彼をサポートしており、彼女たちも教師として身分を隠しながら活動している。彼女たちは豊かなボディラインを強調する、露出度の高い衣装やボンデージ風の服装を好んでいる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
無音空羅太は昼間は温厚な教師として働く、何世紀も続く怪盗一家の末裔。「怪盗ネズミ」として事前に警察へ予告状を送り、どんな難攻不落の場所からでも目的のものを盗み出すことができる。彼を支えるのは3人の美貌の女性助手たち。昼間は教師として生徒から慕われながらも、夜は大胆な衣装をまとい怪盗として活躍する。警察の追跡を軽々とかわしながら繰り広げられる、痛快な怪盗コメディ作品。
みどころ・魅力
① 警察に予告しても絶対に捕まらない、圧倒的な怪盗スキル
自ら警察に盗む対象を予告しながら、毎回鮮やかに盗みを成功させる怪盗ネズミの無敵ぶりが爽快感を生む。厳重な警備をどのようにかわすか、その手口の巧みさと展開のテンポのよさがこの作品最大の見どころ。頭脳戦とコメディのバランスが絶妙。
② ギャップが魅力の二重生活キャラクター
昼は普通の教師、夜は伝説の怪盗という主人公と3人の助手によるダブルライフが物語の軸。真面目な日常シーンと大胆な怪盗シーンの落差が笑いを生み、キャラクターの魅力を際立てる。全員が素性を隠しながら日常を送る緊張感とおかしさが共存している。
③ テンポよく楽しめる短編フォーマット
TV SHORTフォーマットならではのテンポの速さで、1話完結型のエピソードが次々と展開される。長い作品が苦手な視聴者でも気軽に見始めやすく、サクサクと全話を楽しめる。2003年放送の懐かしい作品をコンパクトに堪能できる点も魅力のひとつ。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 山口頼房 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 川崎ヒロユキ |
| 原作 | あかほりさとる |
| 原案キャラデザ | 板場広志 |
| キャラクターデザイン | 村田俊治 |
| 音楽 | 佐藤直紀 |
| 美術監督 | 梶原芳郎 |
| 音響監督 | 千葉繁 |
| OP | UNDER17「Mouse Chu Mouse」 |
| ED | UNDER17「IntelliMOUSE」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「怪盗もの」と「エロコメディ」が合体してるらしい、2003年の作品。見始めたきっかけはシンプルで、山口勝平が主演だと知ったからだ。無音宙太という名前からしてふざけている。どうせ一話完結でどうでもいい話が続くんだろうと思って再生したら、案の定そうだった。ただ「案の定」の質が、思っていたより丁寧というか——予告通りに盗みをやりきる怪盗、という設定の馬鹿馬鹿しさを、作り手がちゃんとわかって作っている感じがある。2回目に見たとき気づいたのは、宙太が常にどこかスカしているのに、女性陣のほうが実は全部仕切っているという構造の話で、それが画面の露出度とは別のところでちゃんと機能しているということだ。
「全部バレてるのに盗む」——予告犯という様式が暴く、欲望の演技性
この作品の面白さの核は、怪盗ネズミが「事前に警察に盗む旨を告知してから盗む」という設定にある。普通に考えれば意味がない。バレてるんだから止めればいい。でも止められない。それがこのアニメの全部だ。
表向きには「それでも止められない俺TUEEE」の男性ファンタジーに見える。実際そうでもある。2003年という時代のエロコメディとして、女性キャラクターの描き方は今の感覚だと相当きつい部分もあるし、そこから目を背けても話にならない。ただ、予告して盗むという構造を少し引いて見ると、「欲望そのものより欲望の様式を楽しんでいる」という読み方ができる。盗む行為より、盗むまでの演出のほうに力が入っている。
桃園メイ役の井上喜久子の声が、この作品の「演技性」を体現していると思う。267本の出演歴を持つ彼女がああいう役どころを演じるとき、どこかに距離感がある。キャラクターに没入するというより、「こういうものとして成立させる」という職人的な処理で、それが2003年のエロコメという文脈を今見るときの緩衝材になっている。
この作品は単なる「古いエロアニメ」ではなく、当時の男性向けファンタジーが何を「欲しがっていたか」の資料として読める。欲しかったのは女性ではなく、自分が無敵でいられる舞台装置だ。3人の助手が優秀で、全部お膳立てしてくれて、宙太はただ現れて決めるだけ。それは欲望というより、不安の裏返しに見える。バブル崩壊後の2003年に、こういう万能怪盗像が売れたことの背景を考えると、笑いながら少し遠い目になる。
特に刺さったシーン
中原麻衣が演じる柿生葉月の、普段の教師モードから怪盗助手モードへの切り替えシーン。あの声の落差がおかしい。普段の教室シーンでの抑えた話し方から、作戦中の切れ味が出た瞬間、「あ、こっちが本職だな」という逆転が起きる。207本の出演歴を積んだ人が、キャラクターの二重性を声だけで切り替えるのは、今見てもちゃんと機能している技術だ。
それと、宙太が「全部告知済みなのに、なぜか誰も止められない」という理不尽を毎回まっすぐ実行する終盤の畳み込み。山口勝平のあの軽さ——ワンピースのウソップや名探偵コナンのコナンとはまったく違うベクトルの軽さ——が、スカしたキャラクターとしての宙太にぴったりはまっていて、思ったより悪くない読後感がある。
読んで見たくなったら——『マウス』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 2000年代初頭のエロコメディアニメを「時代の産物として」楽しめる人
- 山口勝平・井上喜久子・中原麻衣の声を聞くだけで条件反射的に嬉しくなる人
- 一話完結・短尺・頭空っぽで見られるものを探している人
- 「怪盗もの」というジャンルのB面を掘り起こしたい人
合わない人
- 女性キャラクターの描き方に2003年当時の文脈をそのまま持ち込まれると厳しい人
- ストーリーの積み重ねや伏線回収を期待している人
- 「感想として何か言えるものを見たい」という目的の人(言えることが少ない)
次に見るなら
ナジカ電撃作戦(2001年)が近い。スパイという設定でエロコメと行動活劇を合体させた作品で、「優秀な女性エージェントが実質全部やっている」構造は共通している。マウスより少しだけシリアスなトーンが入るぶん、見終わったあとの感触は重め。
魔装機神サイバスター……は違う。同時期の「教師が別の顔を持つ」コメディ路線ならミスター味っ子IIでもないが、軽いノリの一話完結で行くならジャングルはいつもハレのちグゥあたりが「短尺・テンポ重視・シュール」という点で後味が近い。露出度はまったく違うが、見た後の「なんだったんだ」感は似ている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『マウス』はU-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TVで視聴できます。複数の主要サービスで配信されているため、すでに加入しているサービスからすぐに視聴を始められます。気軽に楽しめる短編フォーマットなので、隙間時間にまとめて一気見するのもおすすめです。
よくある質問
まとめ
『マウス』はU-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TVで視聴できます。複数の主要サービスで配信されているため、すでに加入しているサービスからすぐに視聴を始められます。気軽に楽しめる短編フォーマットなので、隙間時間にまとめて一気見するのもおすすめです。
