七人のナナ

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2002七人のナナ

七人のナナ

★ 3.2 / 5.0冒険コメディラブコメ
放送年2002年
フォーマットTVアニメ
話数25話
原作漫画
制作A.C.G.T.

ナナは彼氏も成績も普通の平凡な高校生だった。しかし、発明家である祖父の実験が暴走し、ナナの複製人間が6人も生まれてしまう。6人全員が同じ少年に恋をしてしまい、大混乱が巻き起こる。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

平凡な高校生・ナナは、成績も彼氏も「普通」を絵に描いたような女の子だった。しかし、発明家の祖父が起こした実験事故により、ナナの複製人間がなんと6人も誕生してしまう。元のナナを合わせた計7人の”ナナ”が、全員同じ少年に恋をしてしまったことで大騒動に。誰が「本物のナナ」として思いを伝えられるのかをめぐる恋愛バトルと、同じ顔なのに性格バラバラな7人が繰り広げる日常のドタバタが笑いを生む、2000年代らしい王道ラブコメ作品。

みどころ・魅力

① 同じ顔なのに全然違う!7人それぞれの個性のぶつかり合い

同じ顔・同じ声を持ちながら、元気っ子・内気・強気など性格がまるで異なる7人のナナ。誰が「一番ナナらしいか」を考えながら見ると面白さが倍増する。キャラクターの微妙な差異を楽しむのがこの作品の醍醐味のひとつ。

② 1人の男の子を7人で争うカオスなラブコメ展開

同一の相手に7人が同時にアプローチするという類を見ない構図。嫉妬・協力・衝突を繰り返しながら進む恋愛模様は予測不能な展開の連続で、「誰がうまくいくのか」というドキドキ感がクセになる。

③ 2000年代ならではの明るくほのぼのとした作風

2002年放映らしい、のんびり温かみのある空気感が魅力。複雑な設定や重い展開を排したシンプルで笑えるコメディタッチは、当時を知る世代には懐かしく、ライトに楽しみたい人にも入りやすい。

キャスト・声優一覧

ナナっち
ナナっち
メイン
浅木舞
鈴木ナナ
鈴木ナナ
メイン
水樹奈々
ナナぽん
ナナぽん
メイン
名塚佳織
ナナっぺ
ナナっぺ
メイン
桃森すもも
ナナっこ
ナナっこ
メイン
秋田まどか
ナナりん
ナナりん
メイン
福井裕佳梨
ナナさま
ナナさま
メイン
中原麻衣
小野寺瞳
小野寺瞳
メイン
松来未祐
ジャマナナ
ジャマナナ
サブ
水樹奈々
木枯えりの
木枯えりの
サブ
葉月絵理乃
神近優一
神近優一
サブ
石田彰
鈴木六造
鈴木六造
サブ
麦人
麦人

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スタッフ

監督今川泰宏
原案キャラデザ吉崎観音
キャラクターデザイン西田亜沙子
音楽平野義久
美術監督武藤正敏
音響監督本田保則
OP浅木舞「Success, Success」
ED水樹奈々「Birdie, Birdie」

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「七人のナナって確かクローンがいっぱい出てくるやつ」という程度の認識で2002年当時に見た。ゼロ年代ハーレムラブコメの波をかろうじて乗り越えてきた身からすると、「また同じ男に女の子が群がるやつ」という斜め構えで見始めたのは正直に言う。

ところが、この作品の厄介なところは女の子が全員「同じ一人の女の子」であるという構造にあって、最初にそれを理解したとき、ああこれはただのハーレムアニメじゃないなと思い直した記憶がある。祖父の実験でナナが6人増えて計7人になる、という設定の笑えなさ——なんか覚えてないなりに、「全員が同じ記憶と感情を持って生まれているはずなのになぜ性格が違うのか」という疑問だけは当時もちゃんと引っかかっていた。2回目を見ると、その性格の分岐の描き方が意外と丁寧であることに気づく。

「わたし」が七人いても、好きになる人は一人——アイデンティティと恋心の切り離せない話

この作品を単純なコメディとして消費するのは少しもったいない。クローンSFには「自分とは何か」という問いがほぼ必ず付いてくるが、七人のナナはその問いをラブコメのフォーマットに押し込んでいる点が独特だ。

七人のナナが全員同じ男を好きになるという設定は、言い換えると「恋愛感情とはどこから来るのか」という問いへの一つの回答になっている。同じ遺伝子、同じ記憶から出発した存在が、それぞれ微妙に違う行動パターンを取りながら、それでも同じ人間を好きになる。それはつまり、恋愛感情が後天的な経験からではなく、もっと根っこの「素」の部分から来ているということを、この作品はコメディの皮をかぶりながら示唆している。

各ナナの性格の違い——天然なナナ、積極的なナナ、引っ込み思案なナナ——は、同一の存在が環境や状況によって枝分かれした姿として読める。そうなると「本物のナナはどれか」という問いが自然と浮かぶわけだが、作品はその問いを明確に解決しようとはしない。全員が本物で、全員が偽物でもある、というある種の宙吊り感が2002年の作品にしては意外と誠実だと思う。

もちろんラブコメとしてのドタバタが主軸なので、そこまで重くは扱われない。でも何度か見返していると、七人が一つの「ナナ」に戻ろうとする局面での中原麻衣名塚佳織それぞれの声のトーンの違いが、このテーマを台詞ではなく音として表現していることに気づく。同じキャラクターのバリエーションを演じる難しさを、二人とも別の方法で乗り越えていて、声優陣の仕事として見ても面白い。

特に刺さったシーン

七人が全員同じ場に集まって口論になる場面は何度見ても整理がつかなくて、それが逆に良い。画面の情報量が多すぎて、最初はただ混乱していたんだが、2回目以降で「あのナナとこのナナの関係性だけを追う」という見方をすると急に全体の設計が見えてくる。

水樹奈々が鈴木ナナとジャマナナの二役を一人で担当しているという事実は、当時あまり意識していなかった。でも注意して聞くと、二つの役で明確に音域と間の取り方を変えていて、それが画面上の視覚的な区別と重なって「別人感」を支えている。石田彰が演じる神近優一はそのカオスの中心に居続けるわけで、あの落ち着いた低音がないと七人の喧騒が視聴者に向かってそのまま崩れてくるところだったと思う。抑えの演技がうまく機能している。

読んで見たくなったら——『七人のナナ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • ゼロ年代ラブコメを懐かしむ気持ちがある人
  • クローンや自己同一性のSF的テーマが好きで、それがコメディにまぶされていても気にならない人
  • 水樹奈々中原麻衣名塚佳織の若いころの演技を聞き比べたい声優オタク
  • ドタバタギャグが30分続いても疲れない人

合わない人

  • キャラクターが多すぎる群像劇が苦手で、名前と顔(声)をすぐ一致させられないとストレスになる人
  • 2002年の作画クオリティに距離を感じる人
  • ハーレム的な構図それ自体が受け付けない人(構造的にはそれに近い)
  • テーマを深掘りする作品が好きで、明確な着地点を求める人

次に見るなら

ToLOVEる -とらぶる-は同じく「主人公の周囲に個性の違う女の子が大量に集まる」ラブコメの典型だが、こちらはSF要素が強め。七人のナナの「設定のバカバカしさを真面目に運用する」スタンスが気に入ったなら入りやすい。

ラブひなは時代もゼロ年代初頭で近く、一人の男をめぐる騒動という構造が似ている。七人のナナよりもラブコメとしての起伏が急で、そちらが好みならこっちの方がテンポが合うかもしれない。

アイドルマスター(アニメ版)は「同じ目標を持った複数の女の子それぞれの個性を丁寧に描く」という点で、七人のナナが持っていた「同じ存在の枝分かれ」という問いを別の角度から追っている。水樹奈々が主要キャストで登場するという意味でも、繋がりを感じながら見られる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『七人のナナ』はdアニメストア・Netflix・Huluの3サービスで配信中です。いずれも月額サブスクのサービスで、加入済みであれば追加料金なしで全話視聴できます。複数サービスに対応しているため、すでに利用中のサービスからすぐに視聴を始められます。

よくある質問

Q. 七人のナナはどこで見られますか?
A. dアニメストア・Netflix・Huluで配信中です。いずれも加入済みであれば追加料金なしで視聴できます。複数のサービスに対応しているため、普段使いのサービスからそのまま見始められます。
Q. ラブコメ初心者でも楽しめますか?
A. 恋愛よりコメディの比重が高めなので初心者にも入りやすい作品です。7人がドタバタ競い合うテンポの良さが中心で、重くなりすぎない明るいトーンが最後まで続きます。
Q. 子供向けアニメですか?大人でも楽しめますか?
A. 夕方帯向けのファミリー寄りな作りですが、2000年代アニメに親しんだ大人が懐かしむ感覚でも十分楽しめます。当時リアルタイムで見ていた方には特におすすめです。
Q. 全何話ありますか?一気見できますか?
A. 全26話です。1話約24分なので、週末にまとめて一気見するのにちょうどよいボリュームです。テンポが良く飽きにくい構成なので、サクッと完走できます。

まとめ

『七人のナナ』はdアニメストア・Netflix・Huluの3サービスで配信中です。いずれも月額サブスクのサービスで、加入済みであれば追加料金なしで全話視聴できます。複数サービスに対応しているため、すでに利用中のサービスからすぐに視聴を始められます。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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