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魔法少女隊アルス THE ADVENTURE
| 放送年 | 2007年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 6話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Studio 4°C |
Studio 4CとGARO作者の雨宮慶太による魔法少女アニメ。アリス編「魚になった魔法少女隊」「封印された心」、シェイラ編「妖精白書」「氷の魔女と緋炎の滝」、エヴァ編「竜の館の秘密」「疾風ドットの魔法少女隊」の全6話が3枚のDVDに収録されている。TV放映時に制作された作品。
作品概要・あらすじ
あらすじ
『仮面ライダー』や特撮ドラマ「牙狼〈GARO〉」シリーズで知られる雨宮慶太が監督を手がけ、スタジオ4°Cが制作した魔法少女アニメ。アリス・シェイラ・エヴァの3人の魔法少女たちが、それぞれの物語で個性あふれる冒険を繰り広げる全6話のOVA作品。「魚になった魔法少女隊」「封印された心」「妖精白書」「氷の魔女と緋炎の滝」「竜の館の秘密」「疾風ドットの魔法少女隊」と、各キャラクターを主役に据えたオムニバス形式で展開される。みどころ・魅力
① 雨宮慶太×スタジオ4°Cという異色タッグ
特撮・ダーク作風で知られる雨宮慶太監督と、独自のアートアニメで世名をはせるスタジオ4°Cが手を組んだ本作は、一般的な魔法少女作品とは一線を画す独特のビジュアルと世界観を持つ。ファンタジーとコメディの融合が唯一無二の雰囲気を生み出している。② 3人のヒロインによるオムニバス形式
アリス・シェイラ・エヴァという個性豊かな3人の魔法少女がそれぞれ主役を務め、2話ずつ構成されたオムニバス形式で展開。キャラクターごとに物語のトーンや冒険の内容が異なるため、お気に入りのキャラクターを見つける楽しみがある。③ 短編ながら濃密な冒険活劇
全6話という短めの尺ながら、魚に変えられる呪い・氷の魔女・竜の棲む館など、毎話ごとに異なる謎やトラブルが詰め込まれている。コミカルなやりとりの中に本格的なファンタジー要素が散りばめられており、テンポよく楽しめる構成になっている。キャスト・声優一覧








スタッフ
| キャラクターデザイン | 中山大輔 |
|---|---|
| OP | レントラック・エンターテイメント「ARS~Main Theme~」 |
| ED | 「DuDiDuWa*lalala」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「魔法少女隊アルス THE ADVENTURE」と聞いて、まず思ったのは「本編と何が違うんだろ」という疑問だった。TVシリーズはGARO原作者・雨宮慶太がかかわったダークなファンタジー路線という印象があって、それがOVAになって何を付け加えるのか、正直ピンとこないまま再生した。
実際に見ると、これはTVシリーズの「補完」というよりも「外伝的スピンオフ」に近い構造で、アリス・シェイラ・エヴァの3人がそれぞれの視点で冒険を繰り広げる、全6話のオムニバス形式。本編を全部見た人間には「あのキャラがこういう場面で」という発見がある一方で、単体で見てもファンタジーコメディとして普通に機能する。初見時は「コアファン向けの追加ディスクかな」くらいの感覚だったが、2周目で桑島法子のシェイラ編を見直したとき、明確に「これは本編とは違う温度感で作られている」と気がついた。
「自分の物語」を3人分繰り返すことで見えてくる、少女たちの自律性
このOVAは、一本の筋で語られるのではなく、「アリス編・シェイラ編・エヴァ編」と3つのブロックに分かれてそれぞれの主人公が独立した冒険を経験する構成になっている。最初に見たときは「3人の出番を均等にしただけでは」と思っていたが、改めて見ると意図的な設計がある。
TVシリーズでは、3人はあくまで「チーム」として機能していた。魔法少女隊として一緒に動くことが前提で、個人の意志や内面はチームの文脈の中で描かれる。それに対してこのOVAは、各話で主人公が「ひとり、あるいはほぼひとりで問題に向き合う」構造をとっている。シェイラが単独で妖精と対峙する回、エヴァが竜の館という異環境に放り込まれる回——それぞれが「自分の力で何かを解決する」物語として設計されている。
これはつまり、TVシリーズでは「チームの一員」として描かれてきた3人に、それぞれの「個人としての物語」を後付けで与える試みだ。コメディとしてのトーンは軽いが、やっていることはキャラクターの自律性の再確認に近い。雨宮慶太という作家が好む「個が試される場面」が、魔法少女というフォーマットの中でマイルドに展開されているとも読める。単なるファンサービスではなく、「このキャラクターはこういう人間だ」という宣言をもう一度やり直しているのがこのOVAだと思う。
特に刺さったシーン
シェイラ編「妖精白書」の終盤、桑島法子の演技に思わず音量を上げた。桑島さんのシェイラはTVシリーズでも芯の通ったキャラクターとして印象的だったが、このOVAでひとりで状況を動かす場面で、感情の出力を最小限に抑えながらも確かな意志を乗せる声の使い方は、208本分のキャリアが出るな、と正直に思った。大げさな演技をせず、ただそこに在るだけで画面の重心が決まる。
もう一点、エヴァ編で広橋涼が見せる軽さと焦りの切り替え——特にコメディパートのテンポ感は、広橋さんのリズム感があってこそ機能するタイプの演技で、2回目で気づいたのはそのテンポが意図的にずれているシーンがあることだ。「ここで敢えて外している」という感覚があって、1周目には笑っていた場面が2周目では少し違って見えた。
読んで見たくなったら——『魔法少女隊アルス THE ADVENTURE』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TVシリーズ「魔法少女隊アルス」を完走していて、3人のキャラクターに愛着がある人
- 桑島法子・広橋涼・本田貴子のファンで、各キャラクターの掘り下げエピソードを求めている人
- 重くなりすぎないファンタジーコメディとして気軽に見たい人
- オムニバス形式でキャラクターごとの物語を楽しめる人
合わない人
- 本編未視聴でこのOVAから入ろうとしている人(文脈なしだとキャラクターへの感情移入が薄い)
- TVシリーズのダークなトーンを期待している人(OVAはかなりコメディ寄り)
- 一本筋の通ったストーリーを求めている人(オムニバスなので各話で完結する)
次に見るなら
ファンタジー世界を少女たちが駆け回るコメディとして楽しんだなら、魔法少女隊アルス(TVシリーズ)は当然として、同じくスタジオ4°Cがかかわった作品群を漁るのが自然な流れだ。OVAの軽さとはまた違う密度がある。
声優つながりでいえば、桑島法子の仕事を改めて追いたくなったときはスクライドあたりから入るのがわかりやすい。あちらは少女ではなく少年の物語だが、桑島さんが軸になるシーンの重さは系譜として見えてくる。
広橋涼のテンポ感が好きだった人にはローゼンメイデンのヘタリア期以前の仕事を——翠星石の「やる気と焦り」のブレンドが、エヴァ編でのリズムと似た空気を持っている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『魔法少女隊アルス THE ADVENTURE』は、dアニメストアで視聴できます。全6話とコンパクトにまとまっているため、一気見にも最適な作品です。魔法少女×ファンタジー冒険という王道の設定を、スタジオ4°Cの独創的な映像表現で楽しみたい方にとっておすすめの一本です。
