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名探偵コナン: Conan VS KID VS YAIBA
| 放送年 | 2000年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | TMS Entertainment |
コナンがみつひこから大量の漫画を借りたことで、米花町の周辺で奇妙なことが起き始める。物事は見た目通りではない。ある一家がコナンたちの父・小五郎に、怪盗キッドが盗むと予告した特別な刀を道場で守るよう依頼する。しかしキッドはコナンと刃牙に狙われながら、その刀を盗まなければならない。
作品概要・あらすじ
あらすじ
光彦から大量の漫画を借りたコナンたちの周辺で、奇妙な出来事が次々と起き始める。ある道場の一家が、怪盗キッドから予告された特別な刀を守るよう小五郎に依頼。道場に潜入したキッドは、コナンと剣道少年・刃牙の両方から追い詰められながらも、その刀を盗もうと動き出す。物事は見た目通りではない——三つ巴の頭脳戦が幕を開ける。みどころ・魅力
① コナン・キッド・刃牙の三つ巴の攻防
コナンとキッドの知恵比べに加え、剣の腕を持つ刃牙が絡む異色の三角関係が最大の見どころ。それぞれの得意分野を活かした駆け引きが短編ながらも濃密に展開され、誰が一手上をいくのか最後まで目が離せない構成になっている。② 怪盗キッドの変装・トリックの妙
キッドならではの鮮やかな変装と大胆な逃走劇は本作でも健在。刀という特殊なターゲットをめぐり、どう盗み出すかの手口が見事で、「物事は見た目通りではない」というテーマがトリックに直結している点が秀逸。③ コメディとミステリーが融合した軽快なテンポ
OVAならではのコンパクトな尺の中に、笑いあり謎解きありのバランスが絶妙に詰め込まれている。コナンシリーズの中でもキッドとの絡みはファン人気が高く、初見の視聴者でも楽しめる単独完結型のストーリーになっている。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 山本泰一郎 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 青野厚司、須藤昌朋 |
| 音楽 | 大野克夫 |
| 音響監督 | 小林克良 |
| ED | GARNET CROW「夏の幻」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「欲張りセット」という言葉しか出てこなかった。コナン・KID・ヤイバ、三者が全員出てくるOVAが2000年に存在していたことを、正直しばらく知らなかった。青山剛昌が生み出した三大キャラクターが同じ画面に収まるというのは、普通に考えればファンサービス以外の何物でもないはずなのに、最初に見たときの感触はそれだけじゃなかった。短い尺の中に「お祭り」と「推理もの」と「剣劇」が全部詰め込まれていて、雑然としているのにどこか整合性がある。2回目に見て気づいたのは、この三つ巴の構図が単なる顔見せではなく、ちゃんとそれぞれのキャラクターの「流儀」を活かした形で組み立てられていること。コナンシリーズをある程度見ていないと細部の面白さが半減するタイプのOVAだが、逆にヤイバを知らなくてもあのキャラクターは単体で成立している。
「見た目通りではない」を、三人のトリックスターが体現する話
このOVAのあらすじに「物事は見た目通りではない」という一文がある。コナンシリーズ全体を貫くテーマでもあるし、KIDというキャラクターの存在意義そのものでもある。KIDは変装し、偽り、撹乱することで宝を奪う。コナンは子どもという外見の中に名探偵を隠している。ヤイバは一見すると大雑把な剣士だが、その刃には確固たる信念がある。三者それぞれが「見た目と中身のズレ」を内包したキャラクターとして設計されているのが面白い。
KIDが今回狙う刀を「盗まなければならない」という状況設定も、このテーマと呼応している。コナンとヤイバという二つの方向から追い詰められながら、KIDが動く動機は何なのか。盗賊という肩書きの裏に何があるのかは、短い尺ながらきちんと描かれている。山口勝平さんのKIDは、軽薄さと真剣さが紙一重で共存していて、その「どっちが本当か分からない」感じが非常に効いている。
そして最大の「見た目通りではない」のは、高山みなみさんがコナンとヤイバの両方を演じているという事実だ。江戸川コナンと鉄刃、性格も剣幕も全く異なるキャラクターを同一人物が演じ分けている。見ているとそれを忘れるのだが、改めて意識すると相当なことをやっている。声優というのはこういうことをするのかと、何度見ても新鮮に驚く。
このOVAは「お祭り企画」として消費するにはもったいない。青山剛昌作品のファンに向けた「三つの流儀が交差したとき何が起きるか」という実験であり、その答えがちゃんと30分弱の中に収まっている。コナン単体の謎解きより規模は小さいが、密度はある。
特に刺さったシーン
コナンとヤイバが同じ画面にいるシーンで、高山みなみさんが両方のセリフをかけ合わせるような形になる箇所がある。演出として意図的にそこを見せてくるのが好きで、「分かってやってるな」という制作側の遊び心が透けて見える。
KIDが変装を使って局面を打開しようとするところも、山口勝平さんの声のトーンの切り替えが絶妙で、「これ同じ人が演じてるのに全然別人に聞こえる」という感触がある。三石琴乃さんの峰さやかは出番こそ限られているが、あの独特の「巻き込まれ感」は短い登場でも十分に機能していて、コナン世界の日常感を引き戻す役割を担っている。高木渉さんの元太もちゃんといる。元太がいるとほっとするのは、長くコナンを見てきた人間の条件反射だと思う。
全体で最も刺さるのは終盤のKIDの動きで、追い詰められた状況でKIDらしい抜け方をする箇所。あそこで「あ、こいつはやっぱりただの怪盗じゃない」と毎回確認させられる。
読んで見たくなったら——『名探偵コナン: Conan VS KID VS YAIBA』はAmazonプライムビデオで視聴できる(30日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- コナン・KID・ヤイバのうち少なくとも二つを知っている人
- 山口勝平のKIDに何かしらの感情がある人
- 高山みなみさんの二役という事実だけで価値を感じられる人
- 30分前後で完結するOVAをコレクション的に楽しめる人
- 2000年代初頭のコナン作品の空気感が好きな人
合わない人
- ヤイバを全く知らず、説明なしに入ってくるキャラクターに拒否感がある人
- 本格的な謎解き・トリックを期待している人(そういうOVAではない)
- コナンをあまり見ていない状態でいきなりこれを見ようとしている人
- お祭り的なクロスオーバー企画自体が苦手な人
次に見るなら
KIDに本格的に入りたいならマジック快斗 1412が正規ルート。このOVAでKIDの「盗む理由」に興味が湧いた人向け。快斗サイドから見直すと、今回のKIDの行動の解像度が上がる。
三つ巴の緊張感をもっと大きいスケールで味わいたいなら名探偵コナン 銀翼の奇術師。KIDとコナンの頭脳戦が劇場版クオリティで展開する。このOVAの「追いかけっこ」がいかに凝縮版だったかが分かる。
ヤイバそのものに興味が出たなら原作コミックYAIBAを読む手もあるが、アニメで続けるなら青山剛昌の別路線として名探偵コナンのコナン・KID共演エピソードを順番に追うのが素直な選択。このOVAは入口として十分に機能する。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『名探偵コナン: Conan VS KID VS YAIBA』は、Amazonプライムビデオ、Netflix、Hulu、Disney+で視聴できます。主要な動画配信サービスで幅広く配信されているため、すでに加入中のサービスからすぐに視聴を始められます。コナンとキッドのファンはもちろん、初めてOVAに触れる方にもおすすめの一作です。