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名探偵コナン ~KID in TRAP ISLAND~
| 放送年 | 2010年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | TMS Entertainment |
コナンが少年探偵団を率いて、孤島のホテルにある宝石を狙う怪盗キッドに立ち向かう。DVD用に製作された完全新作のストーリーで、コナンと怪盗キッドの対決が描かれる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
少年探偵団が孤島のホテルへとやってきたある日、ホテルに飾られた高価な宝石を狙って怪盗キッドが姿を現す。コナンはキッドの予告を受け、仲間たちとともに罠が張り巡らされた孤島で頭脳戦を繰り広げる。逃げ場のない島という密室空間で繰り広げられるコナンとキッドの知略対決を描いたDVD用完全新作OVA。
みどころ・魅力
① 孤島という逃げ場なしの密室バトル
海に囲まれた孤島のホテルという閉鎖空間が舞台。逃げ場のない環境でコナンとキッドがどう立ち回るかが見どころで、サスペンスと緊張感が最後まで途切れない構成になっています。
② コナン×怪盗キッドの正面対決
TVシリーズでも人気の高いコナンとキッドの対決が、このOVAのメインテーマ。互いの頭脳とトリックを使ったやり取りが丁寧に描かれており、両キャラのファンには特に刺さる内容です。
③ 少年探偵団がキーを握る展開
元太・光彦・歩美ら少年探偵団も物語に絡んでくる場面があり、コナン単独ではなくチームとしての動きが楽しめます。普段のTV話数とは少し違う、みんなの活躍ぶりにも注目です。
キャスト・声優一覧


















スタッフ
| 監督 | 於地紘仁 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 須藤昌朋 |
| 音楽 | 大野克夫 |
| 音響監督 | 浦上靖夫、浦上慶子 |
| ED | 100 Percent Free「Hello Mr. My Yesterday」 |
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「コナンのゲームのアニメ化」という情報だけ先に入ってきて、ちょっと身構えながら再生したのを覚えている。ゲーム原作のOVAってどうしても「販促映像じゃないか」という疑惑がぬぐえないから。でも蓋を開けてみたら、そういう余計な心配は最初の数分でどこかに消えた。孤島のホテル、宝石、キッド——コナンシリーズが何度も使ってきた「閉鎖空間×怪盗」のフォーマットを、ちゃんとOVAの尺でやりきっている。2回目に見たとき気づいたのは、少年探偵団の全員に役割がある構成で、円谷光彦のボケっぽい活躍まで拾えていること。大谷育江さんの光彦は何度聞いても微妙にズレたテンションが絶妙で、ああそういえばこのキャラこういうキャラだったと思い出す。
コナンとキッドは「鏡」である——正義と遊戯の境界線を問うOVA
このOVAを単なる「怪盗VS名探偵の一発ネタ」として消費するのはもったいない。短い尺の中で、コナン(江戸川コナン/高山みなみ)とキッド(黒羽快斗/山口勝平)の関係性が持つ本質的な奇妙さが、くっきりと浮かび上がる作りになっているからだ。
コナンとキッドは対立しているようで、構造的に似すぎている。どちらも「本当の自分」を隠して別の名前で動く。どちらも知力で状況を制御しようとする。どちらも、周囲を守るために単独で動くことをいとわない。銀三(中森銀三役・石塚運昇)から見れば二人とも「やっかいな存在」だが、見ている側からすれば、二人が噛み合うたびにある種の快感がある。それはパズルのピースが合う感覚に近い。
コナンが「怪盗キッドを止める」という目的を持って動くとき、じつは彼はキッドのゲームの土俵に乗っている。キッドは「盗む」が遊戯のルール。コナンは「阻止する」が遊戯のルール。どちらもルールを持った遊戯者であって、孤島というクローズドな舞台は、その「ゲームの盤面」として機能している。
ゲーム原作というメタ構造も、ここにかかってくる。プレイヤーがルールの中でキャラクターを動かすゲームと、ルールの中で互いを動かし合うコナン×キッドの関係は、形式として重なる。意図的かどうかはわからないが、こういう読み方ができるOVAになっている。山口勝平のキッドは軽薄なようで声のどこかに「本気の遊び人」の質感があって、それが対峙するシーンの緊張感を底上げする。高山みなみのコナンは追い詰められても声の中に余裕の芯があって、だから二人の対話が「子どもっぽくならない」のだと思う。
特に刺さったシーン
中盤、キッドが少年探偵団を一瞬で丸め込むくだりが好きだ。元太(小嶋元太役・高木渉)が完全に騙されるのだが、高木渉の声の「疑ってない感」が絶妙すぎて、思わず元太に「お前ちゃんと見ろよ」と言いたくなる。と同時に、そういう「ゆるい隙間」をキッドが巧みに使うのがこのキャラの本質なので、ちゃんとキャラクターとして機能している。
それから、コナンが罠の全貌に気づく終盤の展開。セリフが少なめで、表情と状況で見せるタイプの演出だったのが、TVシリーズとは違うOVA的な「間」の使い方だと感じた。高山みなみの静かな低音が、コナンの「もうわかってる」感をちゃんと出していて、2回目に見るとこのシーンの組み立てがよく見える。石塚運昇の銀三は、こういうシーンで絶妙に「振り回されている側」のリアクションをくれるので、テンションの緩衝材として機能している。
読んで見たくなったら——『名探偵コナン ~KID in TRAP ISLAND~』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TVシリーズのコナン×キッド回が好きで、その「一話完結版」が欲しい人
- 少年探偵団メンバー全員の動きをちゃんと見たい人
- 孤島・密室・怪盗というクローズドミステリーの様式美が好きな人
- 山口勝平・高山みなみの掛け合いだけで30分満足できる人
合わない人
- コナンシリーズ未視聴でいきなりこれから入ろうとしている人(背景知識なしだとキッドの面白さが半減する)
- 本格ミステリとして謎解きの複雑さを期待している人(OVA尺なのでそこは割り切りが必要)
- ゲーム原作という出自に「販促感」を感じやすいタイプの人
次に見るなら
名探偵コナン 瞳の中の暗殺者(劇場版・2000年)——コナンシリーズの劇場版の中でも、閉鎖空間と記憶という設定を使った話が好きなら。TVシリーズよりもヒリついた空気感があって、OVAで物足りなくなったときの「次の一本」として相性がいい。
ルパン三世 カリオストロの城(1979年)——キッドというキャラクター自体がルパン三世へのオマージュを含んでいることは有名な話で、「怪盗が城で暗躍するクローズド冒険活劇」の元祖として見ておくと、キッドの設計思想が見えてくる。コナン×キッドの構図が好きなら避けて通れない一本。
金田一少年の事件簿(TVシリーズ)——孤島・密室・クローズドミステリーというフォーマット自体が好きならこちらへ。コナンと同世代の作品として、謎解きの様式美を違うアプローチで見せてくれる。雰囲気は少し暗めなので、OVAの軽さとは対照的な体験になる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『名探偵コナン ~KID in TRAP ISLAND~』は、U-NEXT・Amazonプライムビデオ・Netflix・Hulu・Disney+の主要5サービスすべてで視聴できます。サブスクに加入済みであれば追加料金なしで楽しめる場合も多いので、普段利用しているサービスからすぐに視聴を始められます。