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みつどもえ
| 放送年 | 2010年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Bridge |
11歳の丸井三つ子は性格が大きく異なっている。長女・光葉はサドスティックで年の割に大人びている。次女・双葉は変態的で運動能力が高く、大人並みの力を持つ。末女・一葉は普段は静かで優しいが、いざとなると最も強く、最も変態的で最も残酷な性格を見せる可能性がある。
作品概要・あらすじ
あらすじ
11歳の三つ子・丸井光葉・双葉・一葉が通う小学校に、新任教師の畠山雪之丞が赴任する。個性的すぎる三姉妹をはじめ、クセの強いクラスメートたちに振り回されながらも奮闘する学園コメディ。サディスティックな長女・光葉、怪力変態の次女・双葉、普段は無口だが実は最強の末女・一葉──まったく異なる三者三様の三つ子が繰り広げる、笑いあふれる日常が描かれる。
みどころ・魅力
① 三者三様すぎる三つ子のキャラクター対比
同じ顔を持ちながらも性格が正反対の三姉妹の掛け合いが最大の見どころ。支配欲の強い光葉、空気を読まない双葉、静かに最強の一葉──それぞれのキャラクターが化学反応を起こすたびに予測不能な笑いが生まれ、飽きのこない構成になっている。
② 下ネタ・ドタバタを巧みに昇華したギャグセンス
過激な下ネタや変態的描写をふんだんに盛り込みながら、単なる不快感に終わらず笑いへと着地させる構成力が光る。原作・桜井のりおの緻密なコマ割りをアニメが忠実に再現しており、テンポの良いボケとツッコミのリズムが心地よい。
③ サブキャラクターたちの濃密なアンサンブル
三つ子だけでなく、クラスメートや担任教師など脇を固めるキャラクターもひとくせもふたくせもある面々が揃う。全員が主役級の個性を持ち、回ごとにスポットが当たることで物語に飽きがこない群像劇としての完成度が高い。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 太田雅彦 |
|---|---|
| シリーズ構成 | あおしまたかし |
| キャラクターデザイン | 大隈孝晴 |
| 音楽 | 三澤康広 |
| 音響監督 | 蝦名恭範 |
| OP | 高垣彩陽「みっつ数えて大集合!」 |
| ED | サオリアツミ「夢色の恋」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「あ、これ見た気がする」と思いながら再生ボタンを押した。2010年のアニメだから、当時リアルタイムで追っていたはずなのに、内容がほぼ頭に残っていない。OP曲だけはなんとなく覚えている、という最悪の記憶の残り方をしていた作品だ。
改めて見直したら、なるほど記憶が飛ぶ理由はわかった。展開が速い。ギャグの密度が高すぎて、見ているあいだ処理に追われて、感情を保存する余裕がない。1話の中に3〜4エピソードが詰め込まれていて、笑いが積み重なるより先にリセットされる。2周目でようやく「あ、このシーン覚えてなかったけどちゃんと面白い」ということに気づいた。
ひとことで言うと、記憶に残りにくいのに、見ているときは確実に笑えるアニメ。それはそれで特殊な才能だと思う。
三つ子のカオスは「属性の衝突」ではなく「予測不能な化学反応」として機能している
みつどもえの三つ子は、表面上は「サド・変態・天然」という属性分けがされているように見える。長女の光葉が冷酷な支配者キャラ、次女の双葉が体力おばけのスケベキャラ、末女の一葉が無口で穏やかなキャラ——と、ここまでは整理されたギャグ漫画の構造だ。
ただ、この作品が単なるキャラクター属性のぶつけ合いで終わらないのは、三人の「予想外の反応」が常に用意されているからだと思う。光葉は支配欲が強いのに、自分が想定外の状況に置かれると弱い。双葉はデタラメな行動をするくせに、誰かが傷つく状況だけには本能的に反応する。一葉は見た目が一番おとなしいのに、本気を出したときの変態度と破壊力が三人中最大という逆転設計になっている。
この「属性の裏切り」があるから、ギャグが毎回機能する。視聴者は「この状況ならこのキャラはこう動くはず」という予測を立てる→外れる→外れ方が面白い、というループが成立している。定型的なリアクションアニメとは構造が違う。
担任の矢部智先生(下野紘)がその構造をより際立てる存在として機能していて、三つ子のカオスに毎回巻き込まれながらもどこか共感できる立ち位置にいる。下野さんの演技は「疲弊しているのに諦めていない」という複雑な温度感が絶妙で、ギャグのテンポを崩さずに感情の厚みをちゃんと入れてくる。ツッコミ役に見えてツッコミ切れていない、あの感じが2010年の作品としてかなり計算されていたと思う。
杉崎みく役の斎藤千和さん、丸井ひとは役の戸松遥さんのやり取りはとくに序盤から耳に残る。戸松さんのひとは(一葉)は、静かな声のベースラインがあって、そこから突発的に別モードが出てくるときのギャップが笑いとして成立している。普段の柔らかい声色が伏線になっている。
特に刺さったシーン
双葉が「悪意のない暴力」で周囲をなぎ倒していくシーンは毎回笑えるのだが、個人的に一番刺さったのは、一葉が「普通の子として振る舞おうとして失敗する」系のシーンだ。無口でかわいい末っ子の外装を保とうとしているのに、何かのスイッチが入ると本性が爆発する——このギャップのある展開が来るたびに思わず前のめりになった。
吉岡ゆき役の豊崎愛生さんと、伊藤詩織役の井口裕香さんのクラスメート陣が、三つ子のカオスを外側から見ている役割を担っていて、彼女たちのリアクションが視聴者の代弁になっている。「これ普通じゃないよね?」という目線がちゃんとある。そのバランスがないと、カオスが日常として処理されてしまって笑いが薄れるのだが、この作品はその構造をわりとちゃんと維持している。
2周目でようやく「このシーン、1回目に全部笑い飛ばしてたけど実は丁寧に作ってあるな」と気づいた。展開の速さゆえに最初は消費される印象があるが、何度か見ると細部への愛情が出てくる。
読んで見たくなったら——『みつどもえ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- テンポの速いギャグアニメが好きで、1話に詰め込み型の構成を好む人
- ヒロインが全員キャラ立ちしていて、属性の交差から生まれるドタバタが好きな人
- 2010年前後の深夜アニメのノリに懐かしさを感じる人
- 下野紘・戸松遥・豊崎愛生あたりの声優陣が好きで、コメディ作品での仕事を聴きたい人
合わない人
- ストーリーの積み重ねや感情的な成長を求める人(ほぼない)
- 下ネタ・変態ギャグへの耐性が低い人(かなり多め)
- キャラクターに深く感情移入してから楽しみたいタイプ(テンポが速すぎて感情移入の隙がない)
- 「記憶に刻まれる一本」を探している人(見ているときは笑えるが残らない、という体験をする可能性が高い)
次に見るなら
ichigo mashimaro(苺ましまろ)——小学生女子たちの日常を描くコメディで、みつどもえと同じく「かわいい外見と中身のズレ」から笑いを作る構造が近い。こちらはテンポが落ち着いているぶん、細部のギャグをじっくり味わえる。ほのぼのしたい夜向き。
みなみけ——三姉妹の日常コメディという点で設定の近さがある。みつどもえほど暴力的なカオスはないが、姉妹それぞれの性格のズレが積み重なる笑いは共通している。こちらのほうが記憶に残りやすい。
ゆるゆり——女子小学生・中学生たちのドタバタ日常という文脈で連続して見やすい。テンポ感とキャラクターの属性衝突による笑いの構造がみつどもえと相性がいい。2011年開始なのでみつどもえの翌年の作品。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『みつどもえ』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで視聴可能です。各サービスの見放題プランに加入していればすぐに全話視聴できます。複数のサービスで配信されているため、すでに利用中のプラットフォームからそのまま楽しめるのも嬉しいポイントです。
よくある質問
まとめ
『みつどもえ』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで視聴可能です。各サービスの見放題プランに加入していればすぐに全話視聴できます。複数のサービスで配信されているため、すでに利用中のプラットフォームからそのまま楽しめるのも嬉しいポイントです。


