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織田信奈の野望
| 放送年 | 2012年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | MADHOUSE |
17歳の高校生・相良義晴がある日、戦国時代にタイムスリップする。その世界では有名な大名がすべて美少女だった。義晴は女性版の織田信長・織田信奈に出会い、殺された木下藤吉郎の代わりとなって彼女に仕えることになる。
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配信状況まとめ
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
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| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
作品概要・あらすじ
あらすじ
高校生の相良義晴は、ある日突然、戦国時代にタイムスリップしてしまう。しかし、その世界は歴史で知る戦国時代とは一味違い、名だたる大名たちがすべて美少女として存在していた。義晴は命を落とした木下藤吉郎の代わりとして、野心あふれる女性版織田信長・織田信奈に仕えることになる。現代の歴史知識を武器に、信奈の天下統一という壮大な夢に巻き込まれていく義晴の、笑いと涙と戦いの物語。みどころ・魅力
① 歴史知識が活きる「もしも」の戦国ファンタジー
織田信長、豊臣秀吉、明智光秀……誰もが知る戦国武将たちが美少女として登場するユニークな世界観が最大の魅力。義晴が現代人として持つ歴史の知識を活かして危機を乗り越えるシーンは、歴史好きにはたまらないニヤリポイントが満載で、何度でも楽しめる。② 熱くなれる戦国合戦シーンと信奈の魅力
コメディ路線だけでなく、戦場での緊張感ある合戦描写もしっかり描かれている。強さと脆さを兼ね備えた信奈のキャラクターは圧倒的な存在感を放ち、彼女が夢に向かって突き進む姿に自然と感情移入してしまう。③ ラブコメ要素が彩る義晴と信奈の関係性
主従関係でありながら、義晴と信奈の間に芽生える淡い感情の変化が物語に温かみを加えている。複数のヒロインが絡むラブコメ展開も充実しており、戦国アクションとの絶妙なバランスが見どころのひとつ。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 熊澤祐嗣 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 鈴木雅詞 |
| 原案キャラデザ | みやま零 |
| キャラクターデザイン | 高品有桂 |
| 音楽 | 高梨康治 |
| 美術監督 | 小田理恵 |
| 音響監督 | 本山哲 |
| OP | 愛美「Link」 |
| ED | Makino Mizuta「ヒカリ」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・考察
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
2012年当時、「戦国武将が全員女の子」というフォーマットが本当に量産されていた。織田信奈の野望もそのひとつで、正直なところ「またか」という気持ちで一話を再生した記憶がある。どうせハーレムコメディだろうと思って、あまり期待せずに。
ところが見始めてみると、思ったよりちゃんと「信長の野望」をやろうとしている。主人公の相良義晴が現代の戦国ゲームオタクという設定を使って、史実イベントへの伏線をこまめに張っていく構成で、コメディの合間に「あ、これ本当にそっちへ行くのか」という瞬間がある。2回目に通して見たとき、1話の段階ですでに後半の展開が仕込まれていることに気づいて、少し見直した。
伊藤かな恵の信奈が予想よりずっと「信長」をやっていたのも、最初の印象を塗り替えた要因だと思う。
「誰かの野望を支える」ことで、はじめて自分の場所を見つける話
タイトルは「信奈の野望」であって、「義晴の野望」ではない。この非対称性がこの作品の核だと思っている。
主人公の義晴は、戦国時代にタイムスリップした段階では何者でもない。現代知識とゲームの記憶はあるけれど、それ自体は武器にならない。彼が選ぶのは「木下藤吉郎として、信奈の天下統一を実現させること」だ。自分の野望ではなく、他者の野望のために動くというのが出発点になっている。
これを単純な「俺TUEEE」や「ハーレムもの」と切り捨てることもできる。実際、表層はそう見える。でも何度か見ていくと、義晴が信奈に惹かれる理由がじわじわと伝わってくる。信奈が「尾張の大うつけ」と呼ばれながらも本気で天下を目指しているから、義晴はその夢に賭けることができる。信念のある人間の隣にいることで、方向性を持てない現代人が動き出せる——そういう話として読むと、意外と芯がある。
能登麻美子が演じる今川義元が序盤に登場するシーンは、そのあたりの空気を象徴的に作っている。あの声で「我が今川の前に膝をつけ」と言われると、信奈が反旗を翻すことの意味が重さを持って見える。コメディ寄りの作品でキャスティングがきちんと機能している例で、2回目以降に改めて効いてくる。
江口拓也の義晴は、力で状況を打開するタイプではなく、知恵と口と「知っていること」で動く。それがこの作品の義晴らしさで、江口拓也のやや軽みのある声質が、頭が回るけど肉体的には普通という役どころにちょうどいい。加藤英美里が演じる信勝(信長の弟ポジションが妹に)も、信奈との対比として配置されていて、姉妹間の緊張感が作品の縦軸のひとつになっている。
「誰かの夢を本気で支える」という行為が、いつの間にか自分の存在理由になっていく——その過程をラブコメのフォーマットに乗せて描いているのが、この作品が2012年の同ジャンル群の中でそれなりに記憶に残っている理由だと思っている。
特に刺さったシーン
序盤、義晴が信奈に「お前はなぜ天下を目指す」と問われて答える場面。ゲームの知識として「信長は天下統一の途上で死ぬ」ことを知っている彼が、それでも「あなたを支える」と言う瞬間は、コメディの文脈から少し外れた重さがある。
伊藤かな恵の信奈は、ツンデレの記号をちゃんと使いながらも、野心家としての芯を崩さない。「バカ義晴」と言いながら、目的に向かうときの声の変わり方が明確で、そこで「あ、この子は本当にやる気だ」と思わせてくれる。
佐藤利奈のルイズ・フロイスが登場してからの南蛮絡みのくだりは、史実のエピソードとコメディのバランスが一番うまく取れているパートで、2回目に見ると伏線の回収が小気味いい。最初は雰囲気だけ追って見ていた部分が、通して見直すと意図的に設計されていたことがわかる。こういう発見があると、一度見た作品をもう一回引っ張り出したくなる。
読んで見たくなったら——『織田信奈の野望』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 戦国時代の史実ネタを拾いながら見るのが好きな人(知っていると倍おもしろい)
- ラブコメの主軸が「主人公が相手の夢を支える」タイプの関係性が好きな人
- 2010年代前半のラノベ原作アニメに対して懐かしさより先に「あの密度感」を求める人
- 伊藤かな恵・江口拓也のかけあいが好きな人
合わない人
- 「歴史上の人物が全員美少女」という前提に乗れない人(そこは割り切り必須)
- 1クールで完結しないことに強いストレスを感じる人(続きは原作で、という終わり方)
- ハーレム的な立ち位置の女性キャラが複数いる構図が苦手な人
- 戦闘シーンにしっかりした作画を求める人(予算配分的にそこは期待しないほうがいい)
次に見るなら
信長協奏曲——現代人が戦国時代の信長と入れ替わるという設定で、こちらはコメディよりも人間ドラマの比重が重い。信奈の野望のラブコメ成分を除いて、「現代知識×戦国時代」の緊張感を純粋に楽しみたいなら先にこちらを見てもいい。
戦国コレクション——武将女体化というフォーマットの同時期作品。ただしこちらは現代に武将たちが召喚されてくるという逆の構図で、1話完結型のオムニバスに近い作り。信奈が「戦国時代の再現」寄りなのに対して、こちらは「現代に放り込まれた武将の戸惑い」が面白さの軸になっている。
ログ・ホライズン——異世界に飛ばされた主人公が、力ではなく知略と交渉で状況を切り開くという構図が信奈の義晴と重なる。こちらはより緻密なシステム設計と集団戦略の話なので、義晴の「ゲーム知識を使って動く」という部分に引っかかった人には刺さりやすい。
よくある質問
まとめ
『織田信奈の野望』はABEMA・dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの主要配信サービスで視聴できる。月額サービスに加入していれば追加料金なしで楽しめるため、気になるなら今すぐ1話から確認してみてほしい。各サービスの無料トライアルを利用すれば、まずはお試し視聴も可能だ。
