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おとぎ銃士 赤ずきん
| 放送年 | 2006年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 39話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | MADHOUSE |
遠い昔、魔法と科学の世界が存在していた。人間の可能性を恐れた神は、世界を科学の世界エルデと魔法の世界ファンダヴァレに分割した。ある日、ファンダヴァレで恐ろしい魔女サンドリヨンが復活する。サンドリヨンは両世界を支配しようと企み、莫大な力を持つ「鍵」を探している。エルデの少年ソウタは謎めいた者と出会う。
作品概要・あらすじ
あらすじ
神によって「魔法の世界ファンダヴァレ」と「科学の世界エルデ」に分けられた世界。ある日、ファンダヴァレで封印されていた魔女サンドリヨンが復活し、絶大な力を持つ「鍵」を手に両世界の支配を企てる。エルデに暮らす普通の少年・宗太は、謎めいた少女たちと出会い、彼女たちが「おとぎ銃士」と呼ばれる戦士だと知る。赤ずきん・白雪姫・いばら姫の3人は宗太とともに行動しながら、サンドリヨンの野望に立ち向かっていく。童話の登場人物をモチーフにした異色のファンタジーアクション作品。
みどころ・魅力
① 童話×バトルという独自の世界観
赤ずきんや白雪姫など馴染み深い童話のキャラクターが、銃や魔法を駆使して戦う「おとぎ銃士」として登場するのが最大の特徴です。ファンタジーとSF的な要素が混在する世界観は独創的で、童話を知っているほど楽しめる設定になっています。
② 賑やかなキャラクターたちが生み出すコメディ
気が強くまっすぐな赤ずきん、おっとりした白雪姫、ツンデレ気質のいばら姫など、個性的なおとぎ銃士たちが一般家庭に居候するシチュエーションは笑いの連続です。ギャグシーンと戦闘シーンのテンポよい切り替えが作品を軽快に引っ張ります。
③ 少年が戦士たちを「守る」逆転の関係性
戦闘力を持たない普通の少年・宗太が、銃士たちを精神的に支える存在として描かれる関係性が魅力的です。守る者と守られる者の立場が入れ替わる構図が、仲間との絆の描写に深みを与えています。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 石山タカ明 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 柿原優子、広田光毅、竹内利光 |
| 原案キャラデザ | つくしあきひと |
| キャラクターデザイン | 田崎聡、小原充 |
| 音楽 | 増田俊郎 |
| 美術監督 | 鈴木朗 |
| 音響監督 | たなかかずや |
| OP | 田村 ゆかり「Douwa Meikyuu」 |
| OP | 田村 ゆかり「Princess Rose」 |
| ED | マールヒー「Clover」 |
| ED | Yukari Tamura, Kanako Tateno & Miyuki Sawashiro「笑顔の宝物」 |
| ED | マールヒー「CROSS ROAD」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
2006年というのは、ちょうど「少年主人公×異世界から来た女の子たち×ハーレム寄りコメディ」が量産されていた時期で、正直そのひとつだろうと思って流し見を始めた。ところが「おとぎ話のキャラクターが銃士として戦う」というコンセプトが予想以上にちゃんと機能していて、気づいたら普通に続きを見ていた。赤ずきんが小銃を構えてる絵面の違和感のなさに、2回目で初めて気づいた。世界観の設計が意外としっかりしている。配信がないせいで今見返せないのがちょっと痛い。
「守られる側」が武装したとき何が変わるか、という話
おとぎ話のキャラクターを武装させる、というアイデアは一見ギャグのように見える。赤ずきんが銃を持つ、いばら姫が戦う——その絵面の面白さはまあわかる。ただ、この作品が単なる「有名キャラクターのコスプレバトル」と違うのは、元のおとぎ話における彼女たちの立場を逆転させるところにちゃんと意図があった点だと思う。
赤ずきんはそもそも「大人に助けてもらえなければ食われる少女」の話だ。いばら姫は眠らされ、誰かが来るまで何もできない存在だった。その彼女たちが銃士として少年ソウタを守るために戦う、という構造は、元ネタを知っていれば知っているほど奇妙なひっくり返し方をしている。守られる立場が守る側になる——これがこの作品の根っこにあるテーマで、コメディとしての笑いもファンタジーとしての冒険も、全部その軸に乗っている。
田村ゆかりが演じる赤ずきんは、ポジションとしては主人公格のヒロインなのに、常にソウタを保護する立場を貫いている。沢城みゆきのいばら姫はそこに刺のある知性と誇りを加えていて、「守る」という行為が一種の自己定義になっている。釘宮理恵の木ノ下りんごは少しズレた方向で同じテーマを照らしていて、三者三様の「強さ」が出ている。
2006年当時のアニメの文脈で言うと、こういう「女の子が戦う」作品はそれほど珍しくなかった。ただ「おとぎ話の元ネタの文脈を意図的に逆用している」という点では、もう少し注目されてよかった作品だと今は思う。
特に刺さったシーン
序盤、赤ずきんが初めて銃を構えるシーンで田村ゆかりの声のトーンが普段のふわっとしたキャラクター像から少し変わる瞬間がある。ああ、この人はこっちも全然できるんだよな、と思った。戦闘中の台詞と日常の台詞で使い分けがはっきりしていて、同一キャラクターの中に二層ある感じが心地よかった。
それから、釘宮理恵の木ノ下りんごがコメディシーンで走り回るパートは、いわゆる「釘宮節」全開なんだけど、ただうるさいだけじゃなくてちゃんとキャラクターに根拠がある。あの時期の釘宮理恵は同じような役を複数やっていたが、りんごは少しだけ気弱な側面があって、その揺らぎがアクセントになっていた。
檜山修之が演じる銀狼ヴァルは、バリトンの効いた声でちゃんと「敵感」を出しながら、どこかコミカルな余白も残している。中盤あたりでそのバランスが少し崩れるシーンがあって、そこだけ変に印象に残っている。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。TSUTAYA DISCASの30日間無料トライアルでレンタル代ゼロで見れる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 2000年代前半〜中盤のアニメを原体験として持っている人
- グリムやアンデルセンのおとぎ話を知っていて「その逆張り」に反応できる人
- 釘宮理恵・田村ゆかり・沢城みゆきが同じ作品に揃っているだけで見る理由になる人
- ファンタジー設定のコメディが好きで、重さより軽さを求めているとき
合わない人
- 配信で気軽に見たい人(現状TSUTAYA DISCASか Amazon DVDしかない)
- 2006年のアニメ作画・テンポに違和感を覚える人
- ストーリーの深度や伏線回収に期待して見ると物足りない可能性がある
- ハーレム的な構図が根本的に合わない人
次に見るなら
魔法少女隊アルスは同時期の「おとぎ話×異世界冒険」路線で、こちらは少し暗めのトーンになっている。おとぎ銃士のコメディ色が好きだった人には少し重いが、世界観の密度はこちらのほうが高い。ファンタジー設定に本気で入り込みたいならこっちも掘る価値はある。
夢使いは2006年の同期作品で、「古い物語が現代に侵食してくる」という点で近い空気を持っている。銃士のポップさはないが、おとぎ話の暗い側面を好む人にはむしろこちらのほうが刺さるかもしれない。
ロミオ×ジュリエットは原作の逆張りという意味でやっていることが似ていて、古典文学を素材にした2000年代アニメの作り方が好きな人にはつながりやすい。こちらは配信も通りやすいので入口としても使いやすい。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現時点では『おとぎ銃士 赤ずきん』の主要な配信サービスでの配信は確認されていません。視聴を希望する場合は、DVD・Blu-rayなどのパッケージ作品を探すのが現実的な方法です。2006年放送の作品ですが、童話×バトルという個性的な設定は今見ても楽しめる魅力があります。
