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ロミオ × ジュリエット
| 放送年 | 2007年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 24話 |
| 原作 | その他 |
| 制作 | GONZO |
浮遊大陸ネオ・ヴェローナでモンタギュー家がキャプレット家を支配し、娘のジュリエット以外を皆殺しにした。14年後、ジュリエットは家臣らと隠れて生活していた。家族の殺害と自分の正体を忘れたジュリエットは、男装して生活している。
作品概要・あらすじ
あらすじ
浮遊大陸ネオ・ヴェローナを支配するモンタギュー家は、14年前にキャプレット家を滅ぼし、当主一家を皆殺しにした。しかし幼き令嬢ジュリエットだけは家臣たちの手で生き延び、自らの正体も家族の悲劇も知らぬまま、男装してひっそりと暮らしている。そんな彼女がある日、支配者の息子・ロミオと運命的な出会いを果たす。シェイクスピアの古典を大胆に翻案した、空中都市を舞台にした壮大なラブストーリー。みどころ・魅力
① 古典を大胆に再解釈した独自の世界観
シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を原案としながら、物語の舞台を空に浮かぶ大陸「ネオ・ヴェローナ」に置き換えた意欲作。圧制に立ち向かう革命劇という要素が加わり、原作にはない政治的緊張感とスケール感が物語に深みをもたらしている。② 男装の令嬢という二重のアイデンティティ
ヒロインのジュリエットは、自分の正体も出自も知らぬまま男として育った。真実が明らかになるにつれ、彼女が「復讐者」と「恋する少女」の間で揺れ動く心理描写が丁寧に描かれており、感情移入しやすいキャラクター造形が光る。③ GONZOが手がけた幻想的なビジュアルと音楽
制作はGONZO。空中都市の壮麗な風景や華やかな衣装など、ファンタジー色豊かな映像美が作品の魅力を引き立てている。また、人気ゲーム音楽作曲家による劇伴と、舞台的な演出が相まって、全編にわたって高い没入感を生み出している。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 追崎史敏 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 吉田玲子 |
| キャラクターデザイン | 原田大基 |
| 音楽 | 崎元仁 |
| 音響監督 | 吉田知弘 |
| OP | パク・ヨナ「Inori ~You Raise Me Up~」 |
| ED | イチニーゼロイチニ「サイクロン” (“Cyclone”)」 |
| ED | ミズロック「Good bye, Yesterday」 |
| ED | レナ・パーク「You Raise Me Up」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「どうせロミジュリだから最後は死ぬ」と分かった状態で見始めた。それが正直なところで、別に悲劇が好きなわけじゃない。ただ、2007年当時に「浮遊大陸」「男装」「キャプレット家の生き残り」という設定を組み合わせて、シェイクスピアを再解釈しようとした気概に興味が湧いた。最初に見たときはファンタジー設定の厚みに集中していたが、2周目になって気づいたのは、物語の骨格よりも「知っている結末に向かって歩いていく二人を、どう描くか」に全力が注がれているということ。悲劇の結末を知っているからこそ、序盤の些細なセリフや眼差しに意味が生まれる構造になっている。
「運命だから」では済まない、意志の話として見るロミジュリ
この作品が単なるシェイクスピアのアニメ化ではないと感じる理由は、ジュリエットが「自分の出自を知らない」という設定にある。彼女は自分がキャプレット家の生き残りであることを忘れたまま育ち、ロミオと出会う。つまり最初の恋は、家同士の因縁を何も知らない状態で始まる。純粋な感情として始まるからこそ、後から降りかかる「お前たちは会ってはいけない運命だった」という重さが際立つ。
原典のロミジュリが「若さゆえの衝動が招いた悲劇」として読まれることが多いのに対して、このアニメ版は違う角度を向いている。ジュリエットは復讐者としての自分と、ロミオを愛する自分の間で選択を迫られ続ける。その選択の一つひとつが、彼女の意志として描かれる。運命に流される話ではなく、分かっていても選んでいく話として機能している点が、個人的に一番引っかかった部分だ。
水島大宙が演じるロミオも、貴族の息子という立場から来る葛藤を丁寧に抱えている。父親の支配と、自分の感情の間で揺れながら、それでもジュリエットに向かっていく。この「向かっていく」という能動性が、ただ流されて死ぬキャラクターとは一線を画している。見ているこちらは「やめろ」と思いながら、同時に「でも止まれないよな」と納得させられる。そういう構造で悲劇を成立させているのが、このシリーズの誠実さだと思う。
特に刺さったシーン
終盤、ジュリエットが自分の運命を受け入れる決断をする場面。川澄綾子のセリフ回しがとにかく静かで、叫びも嘆きもない。感情を抑えた声で「行かなければならない」という意味のことを言うのだが、その静けさが逆に重い。大声で泣かれるより、ずっとくる。川澄綾子はこういう「静かに壊れていく感情」を乗せるのが本当にうまい演者で、310本のキャリアが持つ引き出しの多さをここで実感する。
鳥海浩輔演じるキュリオが、ジュリエットに対して歯を食いしばりながら「行け」と言う流れも印象に残っている。側近として守ってきた相手を、自ら送り出す立場に立たされる。このあたりの関係性の積み重ねが中盤から効いてくるので、序盤をちゃんと見ておくと終盤の重さが違う。
読んで見たくなったら——『ロミオ × ジュリエット』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 結末が分かっていても見られる人。むしろそういう見方が好きな人
- キャラクターが「選んでいく」ドラマが好きな人
- 2000年代の中堅ファンタジーアニメの空気感が好きな人
- 川澄綾子・鳥海浩輔の演技をちゃんと聞きたい人
合わない人
- 原典のシェイクスピアに忠実な展開を期待すると設定の改変が気になる
- 「どうせ悲劇になる」という前提が苦痛な人には向かない
- 2007年の作画クオリティが気になる人は序盤で離脱するかもしれない
- テンポがゆったりしているので、話が進まないと感じる時期がある
次に見るなら
ヴァイオレット・エヴァーガーデン——感情を理解することに時間をかける、静かな作風が近い。「泣かせにくる」ではなく「気づいたら来ていた」タイプの感動が好きなら合う。ファンタジー要素と人間ドラマのバランスも似た空気感がある。
天元突破グレンラガン——正反対に見えるが「意志で運命を選んでいく」というテーマ性では近い。こちらは熱量が全然違うので口直しに。悲劇を見た後に、別の方向の感情を補充したいときに向いている。
彩雲国物語——同時期の女性向けファンタジーアニメで、政治・身分・愛情が絡み合う構造が重なる。こちらはハッピーエンド寄りなので、同じ時代の空気感をもう少し摂取したい場合に。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ロミオ × ジュリエット』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで配信中です。月額サービスへの加入があればすぐに全話視聴可能で、各サービスの無料トライアル期間を活用すれば実質無料で楽しむこともできます。ファンタジー×ラブストーリーという王道の組み合わせを、手軽にストリーミングで堪能しましょう。
