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パンドラハーツ
| 放送年 | 2009年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 9話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Xebec |
パンドラハーツ DVD短編 ギルバートとヴィンセントが、屋敷で退屈しのぎにゲームで遊ぶ話。ギルバートが次々とゲームで負けて、罰ゲームを受けることになる。ヴィンセントは冷徹だが、ギルバートを翻弄するのを楽しんでいる。二人の掛け合いやコメディシーンが中心で、本編とは異なる日常的で楽しい雰囲気が描かれている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
屋敷での退屈な時間を持て余したギルバートとヴィンセントが、ふたりでゲーム対決をすることに。ところがギルバートは次々と敗北を重ね、その都度ヴィンセントによる容赦ない罰ゲームを受けさせられる羽目になる。クールに見えて実は兄をからかうことを密かに楽しんでいるヴィンセントと、振り回されながらも懸命に立ち向かうギルバートの掛け合いが笑いを誘う、本編とは一味違う日常系ショートストーリー。みどころ・魅力
① 本編では見られない兄弟のゆるい日常
シリアスな本編とは打って変わり、屋敷の中でゲームに興じるふたりの姿が描かれる。緊張感ゼロのほのぼのとした空気感は、本編ファンにとってのご褒美ともいえる特別なひとときで、キャラクターへの愛着がいっそう深まる内容になっている。② ヴィンセントの「黒い」かわいさが炸裂
普段は冷静沈着なヴィンセントが、ギルバートを翻弄することに徹底的に楽しみを見出す姿が随所に描かれる。普段の端正なキャラクターとのギャップが笑いと愛おしさを同時に生み出しており、ヴィンセントファン必見の見どころとなっている。③ テンポよく続く罰ゲームの連鎖が痛快
ギルバートが負けるたびに訪れる罰ゲームの連鎖がテンポよく展開し、コメディとしての完成度が高い。表情や反応芸が随所に盛り込まれており、短編ながらもしっかり笑えるエンターテインメントとして楽しめる作品です。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 音楽 | 梶浦由記 |
|---|
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
パンドラハーツを最初に見始めたとき、タイトルの雰囲気からもう少し軽い話だと思っていた。ファンタジー×少年漫画、くらいの認識で再生ボタンを押したら、全然そういう話じゃなかった。アビスとか、闇とか、記憶と罪の話で、じわじわと重くなっていく本編をなんとか追いかけた記憶がある。
このSP版は、その重さを一旦どこかに置いておける作品だ。ギルバートとヴィンセントが屋敷でゲームをするだけ、という話なのに、2回見るとじわじわと面白さが出てくる。1回目は「あ、コメディなんだ」で終わる。でも2回目は、ヴィンセントが何をやっているのかをちゃんと見てしまって、笑いながら少し背筋が冷える。
「弟に優しくする」という名の支配——ヴィンセントの愛情の形
ゲームで遊ぶだけのSPに何を読み込んでいるんだと言われそうだが、これがパンドラハーツのSPである以上、そこを無視するのは難しい。ヴィンセント・ナイトレイという人間は、「弟(ギルバート)のために動く」という一点において異常なまでに一貫している。本編でもそれは変わらないけれど、このSPはそれを笑いに包んで出してくる。
ヴィンセントはゲームで次々と勝つ。ギルバートは負け続けて罰ゲームを受ける。その構図だけ見ると単純なコメディだが、ヴィンセントが「楽しんでいる」のが画面越しにわかる瞬間がある。冷徹に見えて、実は兄を翻弄することで何かを確認しているような、そういう奇妙な温度が漂っている。
福山潤のヴィンセントがそれを巧みにやる。低く抑制された声のトーンで、それでも笑いを含んでいる。怖さとおかしさが同居していて、「この人、本当に楽しんでいる」という感触が声だけで伝わってくる。あれは演技の技術として純粋に面白い。
ギルバートが負けても怒らない、というのも引っかかった。翻弄されて、罰ゲームを受けて、それでも最終的に屋敷でヴィンセントと過ごしている。兄弟の力関係が逆転しているようで、実はギルバートもその時間を受け入れているような気がする。本編の重さを知った上で見ると、この日常のシーンがなんとも言えない。こういう関係性の描き方が、パンドラハーツという作品の細部への気配りだと思う。
特に刺さったシーン
ヴィンセントが淡々とゲームに勝ち続けるシーン全般なのだが、特に、勝った後の間が好きだった。急かすわけでも、大げさに喜ぶわけでもなく、ただ静かに次の罰ゲームを提示する。あの「当然でしょう」という空気が、福山潤の声で完成している。
それと、ギルバートが罰ゲームに渋々応じるたびに、ヴィンセントがほんの少しだけ表情を緩める(ように聞こえる)瞬間がある。声の演技で「笑っている」を伝えるのが上手くて、2回目に音だけに集中して聞いていたら余計に見えた。
本編で石田彰が演じるブレイクのような、底知れない軽さとは違う方向の怖さを、このSPのヴィンセントは持っている。コメディ短編でそれをちゃんとやってくるのが、このキャストの層の厚さだと思う。
読んで見たくなったら——『パンドラハーツ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- パンドラハーツ本編を見終えて、重さを少し脱ぎたい人
- ヴィンセント・ナイトレイというキャラクターが好きな人(これはそのための短編だと言っていい)
- 福山潤の声が持つ「冷徹な中の温度」を聞きたい人
- 兄弟の歪んだ関係性をコメディ文脈で楽しめる人
合わない人
- 本編未視聴でキャラクターへの愛着がない人(正直、キャラが好きでないと薄い)
- しっかりとした起承転結を期待している人(これはスケッチに近い)
- ギルバートよりオズ側のキャラクターが目当ての人
次に見るなら
兄弟の歪な力関係と、笑いの奥に潜む何かを楽しんだなら、鋼の錬金術師 BROTHERHOODがある。エドとアルの関係性は真逆の方向で健全だが、兄弟が互いのために動くことの重さを、長い尺でしっかり描いている。コメディタッチと本気の展開の切り替えが巧みな点も近い。
日常の積み重ねの中にキャラクターの本質が滲む作品が好きなら、夏目友人帳も合う。こちらは静かな日常短編の連続で、妖怪との関係性を通じて孤独と繋がりを描く。パンドラハーツSPが持つ「軽さの奥にある重さ」に近い感触がある。
コメディ短編のキャラクター掘り下げとして見るなら、進撃の巨人の各種スピンオフも選択肢に入る。花澤香菜や石田彰が本編とは異なるテンションで演じるシーンを、本編視聴後の口直しとして見ると別の楽しみ方ができる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
パンドラハーツのDVD短編は、dアニメストアで視聴できます。本編ファンはもちろん、ギルバートとヴィンセントの掛け合いを気軽に楽しみたい方にもおすすめの作品です。ぜひdアニメストアでチェックしてみてください。

