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ポケットモンスター クリスタル ~ライコウ 雷の伝説~
| 放送年 | 2001年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | OLM |
ポケモンマスターを目指すケンタは、幼なじみのマリーナとポケモンセンターで再会し、腕試しをする。しかし雷雨とロケット団員のバショウとブソンが現れ、中断される。彼らはクリスタルシステムででんきタイプポケモンを集めていた。白炎博士の指導下で、ポケモンを別の世界に連れ去ろうとしている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
ポケモンマスターを夢見る少年ケンタは、幼なじみのマリーナとポケモンセンターで久々の再会を果たす。互いの成長を確かめ合う間もなく、謎の雷雨とともにロケット団の精鋭・バショウとブソンが現れ、クリスタルシステムを使って電気タイプのポケモンを次々に捕獲し始める。彼らの真の目的は、伝説のポケモン・ライコウを別世界へ連れ去ること。白炎博士の指示を受けたケンタは、ライコウと運命の出会いを果たし、強大な陰謀に立ち向かっていく。みどころ・魅力
① 伝説のポケモン・ライコウとの圧巻の共演
嵐を纏う電撃の獣・ライコウが主役として大きくフィーチャーされた作品。野生の孤高さと圧倒的な強さを持つライコウが、ケンタと心を通わせていくドラマは必見。劇場版にも引けを取らない迫力のバトルシーンが連続する。② ケンタとマリーナの青春群像劇
ゲームボーイカラー版『クリスタル』の主人公をモデルにしたケンタとマリーナの関係性が丁寧に描かれている。幼なじみならではの軽妙なやり取りと、それぞれが抱くポケモンへの想いが物語に温かみと奥行きをもたらしている。③ ロケット団エリート・バショウとブソンの脅威
従来のロケット団とは一線を画す、クールでストイックな精鋭コンビが登場。組織の命令に忠実に動く姿はシリアスな緊張感を生み出し、特別版ならではの大人向けの引き締まったドラマツルギーを演出している。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 日高政光 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 杉森建 |
| 音楽 | 宮崎慎二 |
| 音響監督 | 三間雅文 |
| OP | 田村直美「Aratanaru Chikai (Acoustic)」 |
| ED | 田村直美「Aratanaru Chikai」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
クリスタル版のゲームをやり込んでいたとき、ライコウが一番好きだった。スイクンほど人気がなく、エンテイほど分かりやすくもない。あの「孤高な獣」みたいな佇まいが刺さって、ポケモンリーグに行くより先にどこかの草むらで延々とボールを投げていた。逃げる。また逃げる。それでも追いかけてしまう何かがある。
そのライコウが主役のSPが存在すると知ったとき、タイトルだけで見た。最初の印象は「思ったよりシリアスだな」だった。ケンタとマリーナのやりとりはコメディ寄りなのに、バショウとブソンのロケット団ラインが妙に重い。クリスタルシステムという設定の不穏さが、子ども向けの文法からはみ出している感じがした。
2回目に見ると、その「はみ出し具合」が意図的だったと分かる。これは子どもに見せるライコウではなく、ゲームでライコウを好きになってしまった人間に向けて作ったSPだと思っている。
伝説のポケモンは、人間の「システム」には収まらない
クリスタルシステムというのは要するに、でんきタイプのポケモンを強制的に捕獲・支配する装置だ。バショウとブソンがこれを使って電気ポケモンを集め、白炎博士の指示でポケモンを別世界に連れ去ろうとする。設定だけ書くと普通のロケット団の悪計画に見えるが、このSPが面白いのは、その「システム」の前でライコウがどう振る舞うかを丁寧に描いていることだ。
ライコウは強い。ただ強いだけでなく、何か根本的なところで「捕まえられるものとは違う」という圧がある。クリスタルシステムがその存在を括ろうとするとき、括り切れていないのがはっきり分かる場面があって、そこでこのSPの核心が見えてくる。でんきタイプとして分類してシステムに入れようとする人間の視点と、そういう枠組み自体を超えて存在するライコウの対比——これがこのSPの本当のテーマだと思っている。
ゲームのクリスタル版でライコウを追いかけた人間なら分かると思うが、あのポケモンは「捕まえる」より「出会う」に近い感覚がある。逃げる。草むらで会うたびに逃げる。それでも足を向けてしまう。このSPはその感覚をアニメという形式で再現しようとしていて、その試みがかなりの割合で成功している。
小西克幸がライコウの声を担当しているのもこのSPのポイントだ。人語を話さないポケモンにあれだけの「意志」と「重量感」を乗せる仕事は、普通の演技とは別の技術がいる。あの咆哮のトーンがクリスタルシステムの機械音と真逆の質感を持っているのは、多分意図的な設計だと思う。
特に刺さったシーン
バショウたちがクリスタルシステムを起動させ、でんきポケモンが次々と捕捉されていく中盤の場面がある。そこでライコウがどう動くか——ここが一番好きで、2回目に見てやっと意図が読めたシーンでもある。
森川智之のバショウがいい声で指令を出すほど、ライコウとの落差が際立つ。森川智之はこういう「組織の命令でプロとして動く悪役」を演じると妙に嘘くさくならない。上から降りてきた指示をきれいにこなしているだけ、という質感があって、だから余計に怖い。檜山修之のブソンとのコンビも、どちらかが浮くことなくちゃんと「チーム」として機能していて、声優二人の呼吸が揃っているのが分かる。
ケンタが間に挟まれながら何とかしようとする場面での野島健児の演技は、焦りと若いトレーナーとしての無力感のバランスが絶妙で、「熱血主人公の空回り」ではなく「本物の脅威に直面したときの正直な反応」として読める。そこに井上和彦のウツギ博士が絡むと、大人も子どもも同じくらい途方に暮れているのが伝わってきて、そこが好きだ。
読んで見たくなったら——『ポケットモンスター クリスタル ~ライコウ 雷の伝説~』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ゲーム版クリスタルでライコウを草むらで追いかけ続けた経験がある人
- バショウ・ブソンのロケット団コンビが好きな人(このSPは彼らの見せ場でもある)
- ポケモンアニメにしては重めの設定・トーンが好みの人
- 声優の演技を「仕事として」見るのが好きな人
- ジョウト編を一周した後に「あの伝説ポケモンはどこにいるんだろう」と思った人
合わない人
- サトシとピカチュウが中心にいないと落ち着かない人(このSPはケンタ主人公)
- 30分SPに重いテーマを求めていない人
- バトルの派手さやテンポを優先したい人(雰囲気重視の作りになっている)
次に見るなら
劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王 ENTEIは、三獣士の一角・エンテイが中心の劇場版3作目。伝説のポケモンが人間の「願望」に絡め取られるという構造が、クリスタルSPのテーマと地続きになっている。「制御できないものを制御しようとする」という軸で見ると、両作品の繋がりが見えてくる。
劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕は、伝説ポケモンをコレクションとして所有しようとする人間と、それを拒む存在の対立を描いた2作目。クリスタルSPと同じ「人間のシステムに収まらないポケモン」というテーマを、スケールを大きくした形で扱っている。ジョウト期の空気感が好きならこちらも。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「ポケットモンスター クリスタル ~ライコウ 雷の伝説~」は、dアニメストアおよびU-NEXTにて現在配信中です。スマートフォンやテレビからいつでも視聴できますので、各サービスの会員の方はすぐにお楽しみいただけます。ポケモンの歴史に刻まれた特別作品を、ぜひこの機会にご覧ください。
