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デュラララ!!×2 転
| 放送年 | 2015年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | Shuka |
池袋で、市民たちの人生は運命に導かれるように絡み合っていく。竜ヶ峰ミカドは刺激的な生活という目標に一歩近づき、同時に池袋の暗い側面へ深く入り込んでいく。かつてのライバルを支配下に置いた彼は、新たな力を思うがままに使い、ドルラを浄化していく。
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配信状況まとめ
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| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
作品概要・あらすじ
あらすじ
池袋という街を舞台に、さまざまな人々の運命が複雑に絡み合っていく群像劇。異能の人間や都市伝説的な存在が入り乱れるなか、竜ヶ峰帝人はかつてのライバルを配下に収め、自らが率いるカラーズ・ドルラの粛清を進める。平凡な日常を求めて池袋に来たはずの少年は、いつしか街の暗部へと深く足を踏み入れていた。それぞれの思惑と欲望が交差するとき、池袋の均衡は崩れ始める。みどころ・魅力
① 帝人の変貌と「力」の使い方
前作で設立者と判明した帝人が、今作では組織のトップとして本格的に動き始める。内気な少年が権力を手にしたとき何をするのか——その心理的変化と行動の論理が丁寧に描かれており、善悪の境界線が曖昧になっていく過程にぐいぐい引き込まれる。② 伏線と視点が交差する群像劇の醍醐味
池袋に生きる数十人のキャラクターが、それぞれ別々の思惑で動きながら知らぬうちに繋がっていく構成が本作の真骨頂。「転」ではその糸が一気に絡まり始め、同じシーンが別の視点で全く異なる意味を持つ瞬間の快感が随所に散りばめられている。③ 池袋という「キャラクター」としての街
実在の地名・スポットをベースにした池袋の描写は、ただの背景ではなく物語の構造そのものに組み込まれている。ネットとリアルが溶け合う都市の匿名性と密度感が独特の空気感を生み出しており、シリーズを通じて積み上げた世界観がここで最大限に機能している。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 大森貴弘 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 高木登 |
| 原作 | 成田良悟 |
| 原案キャラデザ | ヤスダスズヒト |
| キャラクターデザイン | 岸田隆宏 |
| 音楽 | 吉森信 |
| OP | 豊永利行「Day you laugh」 |
| ED | リヴァルシィ「EXIT」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・考察
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
デュラララ!!が好きだった。あの、池袋という街に無数の人間が勝手に絡まっていくあの感じ。「主人公」という概念を意図的にぼかして、全員がちょっとずつ狂っている世界。1期が終わったとき、続きが来ると知って素直に喜んだ。
で、×2が始まった。承・結・転の三部作だと聞いて、「転」は三作目。もう池袋の暗部にどっぷり浸かったミカドが、ドルラを使って動き始めるタイミングだ。最初に見たとき、「ああ、ちゃんと続いてる」という安心感と、「なんか登場人物、増えてないか……?」という微妙な違和感が同時にあった。2回目を見直したとき、その違和感の正体が少し掴めた気がした。悪いわけじゃない。ただ、糸の本数が増えすぎて、どの糸を追えばいいのか一瞬迷う。それがこの「転」という作品の性質で、たぶん意図的でもある。
「支配」と「巻き込まれ」は、実は同じ顔をしている
デュラララ!!という作品を通して見たとき、ずっと通底しているテーマは「能動と受動の境界線の曖昧さ」だと思っている。誰かに動かされているようで実は自分で選んでいる、あるいは自分で選んでいるようで誰かの手のひらの上にいる。「転」はそれが一番くっきり出るフェーズだ。
竜ヶ峰ミカドがドルラを「浄化」するという行動に出るとき、それは彼が初めて「刺激的な生活」を受動的に求めるのをやめて、自分で世界を動かそうとする瞬間だ。だがその「能動性」が、見ていると徐々に不気味になってくる。彼がやっていることは、かつて自分が憧れた池袋の暗部のやり方と、どこが違うのか。
折原臨也も平和島静雄も、それぞれの方法で他人を「動かそう」としている。臨也は情報と予測で人を駒にし、静雄はその存在感だけで周囲を引力のように変形させる。ミカドはその両方を「学習」して、より計算的になっていく。
沢城みゆきが演じるセルティは、この作品において唯一に近い「巻き込まれる側」の視点でもある。首を探して池袋にいる彼女は、この街の狂騒に明確な目的を持って関わっているようでいて、結果的にいつも誰かの事件の傍にいる。沢城みゆきの台詞を持たない演技——スマホのテキストと身体の動きだけで感情を出すあの芝居は、何周見ても技術として普通じゃない。
「転」というタイトルは、物語の転換点を指しながら、同時にキャラクターたちの「転落」や「転変」も含意している気がする。誰かが救われるタイミングで、別の誰かが深みにはまる。その連鎖構造が、この作品の核だ。
特に刺さったシーン
ミカドが組織の「粛清」を実行に移す場面のあと、それを知った新羅の反応のシーン。福山潤の演技がここで一枚皮が剥けた感じがした。普段の新羅は早口でテンションが高くて、セルティへの愛を延々しゃべり続けるキャラクターだ。でもあの場面での間の取り方、声のトーンが低く落ちる瞬間、「あ、この人ちゃんと怖がってる」とわかる。声優としての出力を絞るタイミングが巧い。
もうひとつは、花澤香菜演じる杏里が終盤に差し掛かるあたりで、ミカドに対する感情が揺らぐあのくだり。花澤香菜はああいう「好きだけど怖い」という複合した感情を、説明的にならず声の質感だけで乗せてくる。台詞の内容より先に、声のテクスチャで伝わってくるのが好きだ。2回目に見たとき、最初は聞き流していた短い台詞のなかにそれが全部入っていることに気づいて、少し悔しかった。
読んで見たくなったら——『デュラララ!!×2 転』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 1期を見て「これは続きも見るしかない」となった人(前提として1期必須)
- 群像劇が好きで、話の軸が複数あっても自力で整理できる人
- キャラクターの心理変化を台詞より表情・間・声で読み取るのが好きな人
- 池袋という場所に妙な愛着がある人(なぜかいる)
合わない人
- 「主人公が誰かわからない話」が苦手な人には、正直しんどい
- ×2三部作を「転」だけ見ようとしている人。文脈がないと何も入ってこない
- スッキリした解決を毎話求める人。この作品は基本的に「絡まっていく」方向に進む
- 登場人物の多さにすでに1期でついていけなかった人には、さらに難易度が上がる
次に見るなら
同じ池袋を舞台にした前日譚的な作品として、バッカーノ!がある。時系列がシャッフルされた構成と、群像劇の作り方の巧さはデュラララ!!と同じDRBブランド。「誰が主役かわからない話」への耐性がある人なら間違いなく合う。
都市伝説と普通の人間が混在する世界観が好きなら、ゴーストハントも候補に入る。テンションは全然違うが、「日常と超自然が地続きで存在している」という質感は近い。ミステリー寄りで見たい人向け。
ミカドの「変容していく少年」という軸が刺さったなら、東京喰種トーキョーグールと比較して見るのがおもしろい。どちらも「普通の側から暗部に踏み込んでいく」構造を持っているが、その描き方の差がくっきりしていて、見比べると両方の解像度が上がる。
よくある質問
まとめ
「デュラララ!!×2 転」は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで配信中です。いずれも月額サブスクで見放題対象となっているため、加入済みであれば追加費用なしで視聴できます。シリーズ前作「デュラララ!!」も各サービスで配信されているので、未視聴の方はそちらから一気に見ることをおすすめします。









