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ぱにぽにだっしゅ! 断じて行えば鬼神もこれを避く
| 放送年 | 2009年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Shaft |
「パニポニダッシュ!」のDVD-Box特典に含まれるスペシャル作品です。学園を舞台にした日常的なギャグやシュールなコメディシーンが展開されます。個性的なキャラクターたちによるテンポの良い笑いと、アニメオリジナルのストーリーが特徴。通常のテレビ放映版では見られないボーナスコンテンツとして、ファンに向けた特別な内容が提供されます。
作品概要・あらすじ
あらすじ
『ぱにぽにだっしゅ!』のDVD-BOX購入者向け特典として制作されたスペシャルOVA作品です。おなじみの芸備学園を舞台に、個性豊かなキャラクターたちが繰り広げる日常的なギャグとシュールなコメディが展開されます。テレビ放映版では見られなかったボーナスコンテンツとして、ファンにとって嬉しい特別なエピソードが詰め込まれた一作です。みどころ・魅力
① テレビ版では味わえないファン向け特典映像
DVD-BOX購入者だけが楽しめる限定コンテンツとして制作されており、通常放送では描かれなかったエピソードや演出が盛り込まれています。本編を愛したファンにとって、さらに深くキャラクターたちと過ごせる贅沢な時間となっています。② 個性的なキャラクターたちのテンポ良いギャグ
天才少女・レベッカ宮本をはじめ、クセの強いクラスメートや教師陣が織り成すハイテンポな掛け合いは健在。シュールさとポップさが融合した独特のコメディセンスが、OVAという尺の中でもしっかりと発揮されています。③ 原作ファン・アニメファン双方が楽しめる内容
アニメオリジナルの展開でありながら、作品世界観やキャラクター設定に忠実な内容となっており、『ぱにぽにだっしゅ!』をテレビシリーズから追いかけてきたファンが自然に楽しめる仕上がりになっています。キャスト・声優一覧






















スタッフ
| 監督 | 新房昭之 |
|---|---|
| OP | Momotsuki Gakuen 1 Nen C Gumi「Kiiroi Vacances」 |
| ED | Momotsuki Gakuen Icchinen de ~ Gumi「Moonlight Love」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
DVD-BOX特典OVA、というだけで「ああ、コアファン向けのやつだ」と身構えながら再生ボタンを押した記憶がある。しかも副題が「断じて行えば鬼神もこれを避く」。鬼神が避けるほどの断固たる行動力を、あのぱにぽにのキャラクターたちが発揮するのか? 最初はその副題の落差だけで笑えた。
本編TVシリーズを全話見終えた直後に見たので、テンポ感にはすぐついていけた。ぱにぽにだっしゅ!というのはそもそもTVシリーズ26話を通じて「物語が進まない」「背景に無関係なネタが埋め込まれる」「キャラが突然メタな発言をする」という独特の文法を持つ作品で、このOVAはその文法を前提として組み立てられている。補完でも外伝でもなく、「本編を好きな人に向けた追加の遊び場」という立ち位置。2回目に見たとき、背景に仕込まれたテロップを全部追うのに一時停止を繰り返していた自分に気づいて、これが正しい視聴スタイルだと悟った。
「意味がない」ことを全力でやること——シュールコメディが一番正直なジャンルである
ぱにぽにだっしゅ!という作品をひとことで説明するのは難しい。11歳のMITを出た天才教師レベッカが担任するクラスの日常、と書けばそうなのだが、それは骨格であってほとんど重要ではない。重要なのは、物語の「意味」に対して徹底的に無責任でいられるかどうかだ。
このOVAはその姿勢をDVD-BOX特典というフォーマットで改めて実演している。TVシリーズと違い、「本編で描き残したエピソード」を補完しようという義務感がない。だからこそ、シュールの純度が上がっている部分がある。学園を舞台にした日常ギャグというと聞こえはいいが、実際には「日常」すら解体して笑いに変えようとしている。登場人物たちは状況に対して真剣な顔をしているのに、その状況自体がどこかズレている。この「真剣さ×ズレた文脈」の組み合わせがぱにぽにの核心で、OVAでもその構造は崩れていない。
副題「断じて行えば鬼神もこれを避く」は中国の古典からの引用だが、この格調高い言葉がぱにぽにの世界観に接続された瞬間に笑いが生まれる。つまりこのOVA、タイトルの時点でもう1本のギャグになっている。芳文社的な日常4コマの文脈と、シャフト演出の実験性が混ざり合ったTVシリーズの空気は、このOVAにも残っている。
「意味のないことを全力でやる」のは、実はかなり高度な技術だ。意味があることをやるより、意味のない方向に全力を向けるほうが難しい場面がある。ぱにぽにはそこに真剣で、だからこそ何年経っても見返せる作品になっている。OVAはその証明として機能している。
特に刺さったシーン
斎藤千和さんが演じるレベッカのテンションが突然跳ね上がる場面で毎回手が止まる。TVシリーズから通じて、斎藤さんのレベッカは「子ども的な無邪気さ」と「妙に達観した冷静さ」を瞬時に切り替える芝居をするのだが、OVAでもその切り替えが精度を落としていない。特典映像という立ち位置でも手を抜いていない、という意味で声優陣全体のテンションに信頼感がある。
堀江由衣さんの上原都は、TVシリーズでも「普通っぽく見えて一番変なキャラ」として機能していたが、OVAでのちょっとした反応芝居が光る。セリフの多い場面よりも、周りのシュールな展開に対してわずかに間を置いてから返すリアクションのほうが好きで、そこに堀江さんの細かい仕事がある。
ゆきのさつきさんの橘玲は、TVシリーズを通じてクールな外側とその内側のギャップで笑わせるキャラクターで、OVAでもそのバランスが維持されている。植田佳奈さんの桃瀬の、天然系の発言の間合いも変わっていない。そして櫻井孝宏さんのミカエル(白うさぎ)は、相変わらず「何かを知っているが教えてくれない」態度を崩さず、それだけでコメディとして成立している。キャスト全員が「この世界の文法」を体で覚えている安心感。
読んで見たくなったら——『ぱにぽにだっしゅ! 断じて行えば鬼神もこれを避く』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TVシリーズ「ぱにぽにだっしゅ!」全話を見終えたファン(これが大前提)
- シャフト演出の実験的な画面作りが好きな人
- 「話が進まない」「伏線が回収されない」ことをむしろ楽しめる人
- 背景や画面端に仕込まれたネタを探す一時停止視聴に耐性がある人
- 声優の演技を文脈として楽しむ層
合わない人
- TVシリーズを未視聴の人(説明なしに始まるのでほぼ意味不明になる)
- 「オチ」や「カタルシス」を求める視聴スタイルの人
- シュールコメディのテンポ感が肌に合わない人
- 特典OVAとしての短さに不満を感じる人
次に見るなら
まず当たり前だがぱにぽにだっしゅ!(TVシリーズ)が先。OVAは全26話を見た後にDVD-BOXを入手して見るもの、という順番は崩さないほうがいい。シャフト×芳文社×ギャグというこの組み合わせの原点として、TVシリーズは外せない。
さよなら絶望先生もシャフト×シュールコメディ×黒板ネタという親族関係にある作品だ。「ぱにぽに」が学園の外側から来た天才教師を軸にするのに対して、こちらは「絶望した」と言い続ける担任教師を中心に据えており、文法は異なるが背景の密度とテンポの変則さに共通点がある。
日常(アニメ版)は、「物語が進まないことを徹底する」方向を別スタジオが引き継いだ作品として参照できる。KyoAniによる丁寧な作画でシュール日常コメディを展開しており、ぱにぽにとはカラーが違うが「意味のない日常を全力で描く」姿勢に通じるものがある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ぱにぽにだっしゅ! 断じて行えば鬼神もこれを避く』は、dアニメストアで視聴できます。DVD-BOX特典として制作されたレアなOVA作品をストリーミングで手軽に楽しめるのは、ファンにとって嬉しいポイントです。テレビシリーズとあわせてdアニメストアでまとめて視聴することをおすすめします。