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月詠 −MOON PHASE−
| 放送年 | 2004年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 25話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Shaft |
森岡光平は写真家志望だが、無意識に幽霊を写真に捉えてしまう体質がある。ドイツの古城を訪れた際、吸血鬼の少女・葉月と出会う。葉月は城に幽閉されており、光平の血を吸って奴隷にしようとするが、それは自分を拘束する装置を破壊させるためだった。
作品概要・あらすじ
あらすじ
心霊写真ばかりを撮ってしまう体質を持つ写真家志望の青年・森岡光平は、取材で訪れたドイツの古城で、満月の夜に佇む少女と出会う。彼女の名は葉月——城に囚われた吸血鬼の少女だった。葉月は自らの下僕にしようと光平の血を吸うが、なぜか彼だけには「眷属化」が効かない。実はそれは、自分を束縛する存在から逃れるための行動だった。やがて光平とともに日本へ渡った葉月は、ツンデレな言動で周囲を振り回しながら、自分を狙う者たちとの因縁に立ち向かっていく。コメディとほのかなラブストーリーが交差する、ちょっと不思議な物語が幕を開ける。
みどころ・魅力
① 「ツンデレ」を象徴する吸血鬼少女・葉月
本作のヒロイン・葉月は、高飛車で気まぐれ、それでいてどこか可愛げのある言動で多くのファンを魅了した。彼女の「下僕」呼ばわりや猫耳・ゴシック調の衣装は、放送当時のキャラクター文化を語るうえで欠かせない存在感を放っている。ツンとデレの絶妙な振れ幅が見どころだ。
② 中毒性の高いオープニング「神様のいたずら」
ささきさやかが歌うオープニングテーマは、独特のリズムと耳に残るメロディで放送当時から話題を呼んだ。映像との一体感も高く、作品の世界観を象徴する名曲として今も語り継がれている。本編を観る前に、まずこのOPで気分を高めたい。
③ コメディと超自然が溶け合う軽やかな作風
吸血鬼や心霊といったオカルト要素を扱いながらも、全体のトーンは明るくコミカル。シリアスになりすぎず、肩の力を抜いて楽しめるバランス感覚が魅力だ。日常のドタバタと不思議な事件が交互に描かれ、テンポよく物語が進んでいく。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| シリーズ構成 | 関島眞頼 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 相澤昌弘 |
| 音楽 | 北川勝利、橋本由香利、久米大作 |
| 音響監督 | 亀山俊樹 |
| OP | 斎藤千和「Neko Mimi Mode」 |
| OP | Δημήτριος Γεράσιμος「Tsuku Yomi Mode」 |
| ED | マリアンヌ・アンプリファイア feat. ユカ「Pressentiment triste」 |
| ED | マリアンヌ・アンプリファイア feat. ユカ「悲しい予感」 |
| ED | 小川 範子「波のトリコになるように」 |
| ED | Mai Kadowaki & Miyu Matsuki「Just for my love」 |
| ED | 斎藤千和が演じるハヅキ「Neko Mimi Mode」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
きっかけは作品そのものじゃなくて、OPだった。「ニャ」が延々続くあの曲、どこかで耳にして頭から離れなくなって、出どころを辿ったら2004年の猫耳吸血鬼アニメに行き着いた、という順番。正直、最初は曲の勢いだけで持っていく軽いやつだと思って見始めた。猫耳、ツンデレ、ゴシックな衣装——2004年の流行を全部乗せにしたパッケージにしか見えなかったから。ところが一周して、二周目で印象が変わる。葉月が「奴隷にしてやる」と言い続ける態度の裏側に、ずっと城に閉じ込められてきた子の心細さが透けて見えてくる。最初に笑っていた場所で、二回目は少し黙って見ている自分がいた。OP目当てで入って、気づいたら葉月の機嫌をうかがっている。そういう作品。
猫耳とツンデレの下にあるのは、ひとりにされたくない子の話
月詠を「2004年のモエ全部乗せラブコメ」で片づけるのは簡単だ。実際そう見える。でも何度か見ていると、この作品が本当に描いているのは可愛さの記号じゃなくて、閉じ込められてきた子が外の世界とどう折り合うか、という一点だと思えてくる。葉月はドイツの古城に幽閉されていて、森丘耕平の血を吸って奴隷にしようとする。でもそれは自分を縛る装置を壊させるための手段で、つまり彼女のいちばん最初の行動原理は「ここから出たい」だ。支配的に振る舞う子ほど、実は誰かにそばにいてほしい——という構造が、ツンデレという当時の流行りの皮をかぶって出てくる。
面白いのは、月詠がそれを湿っぽくやらないこと。葉月の強がりはコメディとして処理される。命令口調も、子どもっぽい意地の張り方も、笑える方向に振ってある。だからこそ、ふとした瞬間に素が出たときの落差が効く。彼女が本当に欲しいのは血でも奴隷でもなくて、自分を置いていかない相手なんだと分かる作りになっている。耕平の「幽霊が写ってしまう体質」も、ここで意味を持つ。彼は望まずに見えてしまう人で、見えないふりができない。葉月という、本当は見てほしくてたまらない子の前に立つ人物として、これ以上ないキャスティングだと思う。可愛い記号の奥に、ひとりにされることへの怖さがちゃんと埋まっている。だから二周目以降のほうが沁みる。
特に刺さったシーン
葉月役の斎藤千和の芝居がとにかく良い。命令しているはずなのに、語尾のどこかに「ちゃんと聞いてくれるよね?」という不安がにじむ。強気の台詞と心細さを同じ一息に乗せてくる演技で、序盤の偉そうな宣言ほど、二回目に聞くと胸がざわつく。受ける森丘耕平の神谷浩史も、振り回されながらどこかで本気で心配している声色を出してきて、このふたりの温度差の漫才が作品の背骨になっている。脇も贅沢で、御堂成児の櫻井孝宏は飄々とした胡散臭さで場を引き締めるし、立木文彦のビゴーが出てくるだけで画面の重力が変わる。小杉十郎太の御堂弥生もいい湿度で、ベテランの声が一枚かぶさるだけで世界が急に厚くなる。終盤、葉月が強がりを保てなくなる展開で、それまで笑って見ていたぶんだけ効いた。記号で入って、声で連れていかれる作品だ。
読んで見たくなったら——『月詠 −MOON PHASE−』はNetflixで視聴できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 強がりの裏にある寂しさ、というキャラ造形に弱い人
- 2004年前後のゴシック寄りモエの空気が好きな人
- OPやBGMが記憶に残るタイプの作品を求めている人
- 斎藤千和・神谷浩史の掛け合いをじっくり味わいたい人
合わない人
- テンポの速い現代的なラブコメに慣れていて、ゆるい間が苦手な人
- ツンデレや命令口調のヒロインがそもそも受けつけない人
- シリアスな吸血鬼バトルや重厚な設定を期待している人
次に見るなら
同じ時代のゴシックなモエの空気が好きならローゼンメイデン。人形と少女、強気と孤独という組み合わせが月詠と近い肌触りで、斎藤千和の芝居つながりでも楽しめる。吸血鬼×ラブコメの軽さを求めるならダンス イン ザ ヴァンパイアバンド。お姫様気質のヒロインに振り回される構図が月詠の延長で見られる。強がりヒロインのコメディとして広げるならこれはゾンビですか?もいい。超自然とギャグの配合が近くて、葉月のあの空気が好きなら素直に入っていけるはず。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『月詠 −MOON PHASE−』は、現在Netflixで配信されており、見放題で視聴することができます。ツンデレ吸血鬼・葉月の魅力をたっぷり味わえる本作を、ぜひこの機会にチェックしてみてください。お手持ちのスマホやテレビから、いつでも気軽に楽しめます。
よくある質問
まとめ
『月詠 −MOON PHASE−』は、現在Netflixで配信されており、見放題で視聴することができます。ツンデレ吸血鬼・葉月の魅力をたっぷり味わえる本作を、ぜひこの機会にチェックしてみてください。お手持ちのスマホやテレビから、いつでも気軽に楽しめます。
