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プリキュアオールスターズF(エフ)
| 放送年 | 2023年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Toei Animation |
プリキュア20周年を記念した映画。これまでの20シリーズ全てのキャラクターが登場します。
作品概要・あらすじ
あらすじ
プリキュアシリーズ20周年を記念して制作された劇場版アニメ。歴代20シリーズに登場したプリキュア総勢97名が集結するスペシャルムービーです。不思議な現象によって時空を超えて召集されたプリキュアたちは、互いの絆を確かめながら未知の脅威に立ち向かいます。長年シリーズを見守ってきたファンへの感謝と、新たな世代へのバトンを繋ぐ、20年の集大成にふさわしい物語です。みどころ・魅力
① 歴代プリキュア97名が一堂に会す圧倒的スケール
「ふたりはプリキュア」から「ひろがるスカイ!プリキュア」まで、20シリーズのプリキュアが全員登場します。劇場スクリーンに広がる圧巻の集合シーンは、長年のファンであれば思わず胸が熱くなる映像体験です。② 懐かしいキャラクターとの再会が生む感動
かつての推しプリキュアが現役の姿で動いている——そのだけで感涙もののシーン満載です。各キャラクターのセリフや必殺技など、ファンの記憶を刺激する演出が随所に散りばめられています。③ 初代から最新作まで楽しめるシリーズ入門にも
全シリーズのキャラクターが登場するため、「名前は知っているけど観たことがない作品がある」という方でも、この映画をきっかけに過去作品への興味が広がる入口として機能します。ファン・初心者どちらも楽しめる構成です。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 田中裕太 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 馬越嘉彦、油布京子、中谷友紀子、高橋晃、佐藤雅将、川村敏江、香川久、宮本絵美子、斎藤敦史、稲上晃、井野真理恵、山岡直子 |
| キャラクターデザイン | 板岡錦 |
| 音楽 | 深澤恵梨香 |
| 美術監督 | 林竜太 |
| OP | 石井あみ「For“F”」 |
| ED | いきものがかり「うれしくて」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「プリキュア全員集合系か。今何人いるんだろ」というのが正直なところだった。劇場の前売り情報を見たときの、あの独特の身構え。20シリーズ分のキャラクターが出てくるとなると、どうしても「お祭り映画」という言葉が頭をよぎる。ちゃんとした映画なのか、ファンサービスの寄せ集めなのか。でも実際に映画館の座席に沈んで、冒頭10分くらいで気づいた。これは懐かしむための映画じゃない。プリキュアが20年かけて積み上げてきた「何か」を問い直す映画だ。スクリーンの大きさと音響の圧がそれを加速させる。全員集合のシーンで客席から上がったざわめきを体で感じながら、これを映画館で見てよかったと思った。
「プリキュアとは何者か」という問いを、20年分のキャラクターに背負わせた映画
全員集合系の映画が陥りがちな罠は、「出た、懐かしい」の感情消費で終わることだ。本作はその一歩先を踏み込もうとしている。20シリーズ全員が揃うということは、20通りの「なぜ戦うのか」が画面に存在するということでもある。プリキュアというシリーズは毎年テーマを変えて、仲間・夢・食・音楽・宇宙・歌と、時代と一緒にアップデートし続けてきた。その蓄積を一本に圧縮したとき、逆説的に「共通項は何か」という問いが浮かんでくる。
本作が選んだ答えは、単純だけど揺るぎない。誰かのために立ち上がること、その意志の連鎖。花寺のどか——悠木碧が声を当てているヒーリングっど♥プリキュアのキュアグレースが主軸的な位置にいるのは、彼女が「病気だったから、健康を願う誰かの傍にいたい」というシンプルな動機で変身した存在だからだと思っている。悠木碧の声には、強さと脆さが同居する独特の質感がある。強がりじゃない強さ、というか。それがのどかというキャラクターと合っていて、全員集合の中で浮かずに芯として機能する。
菓彩あまね(茅野愛衣)と虹ヶ丘ましろ(加隈亜衣)もそれぞれのシリーズを代表して存在感を発揮しているが、茅野愛衣の声の「落ち着いた知性」と加隈亜衣の「温かみと柔らかさ」がぶつからずに並立するのが面白い。大人数アンサンブルで声の個性がつぶれない。これは声優の層の厚さでもあるし、音響設計の丁寧さでもある。
「継承」という言葉は使いやすすぎるから意図的に避けたいが、本作がやっているのはそれに近い。ただし受け取る側ではなく、渡す側の視点に立っている点が違う。旧世代のプリキュアたちが新世代に何かを「渡す」演出は、20年というシリーズの時間軸をそのまま映画の感情に変換する試みだ。それが成立しているかどうかは好みが分かれるが、少なくとも「やろうとしていること」の輪郭は明確だ。
特に刺さったシーン
終盤の全員変身・全員戦闘シーンで、映画館の低音がお腹に響いてきたとき——あそこはズルい。普通に映像としてもよくできているが、あれは劇場音響で体験するために作られている。家のテレビで見ても「きれいだな」で終わるはずのものが、劇場だと体ごと持っていかれる。
それとは別に、日高里菜演じるローラ(トロピカルージュ!プリキュアのキュアラメール)の声が、群衆シーンの中でふと聞こえてくる瞬間がある。人魚という設定を持つキャラクターの、水中にいるような独特の声質——日高里菜はあの「少し遠くから届く」感じをちゃんと維持していて、大人数の中でもローラがローラとして聞こえてくる。声優の仕事ってこういうことだと改めて思った。
村瀬歩の夕凪ツバサ(ひろがるスカイ!プリキュアのキュアウィング)は男性プリキュアという珍しい立場もあって、アクションシーンでの存在感が際立つ。村瀬歩の声の「まっすぐさ」がキャラクターの誠実さと重なって、ちょうどいい。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。Amazonで購入できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- プリキュアシリーズを複数作見ていて、自分の「推しシリーズ」がある人
- 魔法少女ジャンルに限らず、長期シリーズが好きで「積み重なった歴史」に感情移入できる人
- 映画館の音響と大スクリーンで、変身バンクや集団バトルを浴びたい人
- アニメを子どもと一緒に見てきた親世代(泣く可能性が高い)
合わない人
- プリキュアをほぼ見たことがなく、キャラクター背景の予備知識ゼロの人
- 全員集合系のお祭り映画に「ストーリーの密度」を求める人(構造上、個々の掘り下げには限界がある)
- シリーズを1〜2作しか見ておらず「知ってるキャラクターが少ない」状態で見ると、おそらく半分くらいは素通りする
次に見るなら
ドキドキ!プリキュアは本作にも登場するキャラクターが含まれており、「個人の意志と使命の葛藤」というテーマを丁寧に描いたシリーズとして評価が高い。全員集合系の前にシリーズ個別作を補完したい人に。
映画 プリキュアスーパースターズ!など過去の全員集合系との比較で見ると、本作がどれだけ20周年という節目に向き合っているかが分かる。シリーズの変遷を追いたい人は比較視聴が面白い。
劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語は方向性もテイストも全く違うが、「魔法少女という概念を問い直す」という点で思考の補助線になる。プリキュアの肯定感と対比させると、それぞれの作り手の意図が浮き彫りになる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
2026年7月現在、「プリキュアオールスターズF」の動画配信サービスでの配信は確認できていません。Blu-rayおよびDVDでの販売はされていますので、視聴を希望する方はディスクでの購入をご検討ください。プリキュア20周年の集大成として、ファンはもちろん家族みんなで楽しめる一作です。
