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斉木楠雄のΨ難 Ψ始動編
| 放送年 | 2019年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 6話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | J.C.STAFF |
超能力者であることはテレビでは格好良く見えるが、普通の高校生・斉木楠雄の日常生活では本当に厄介だ。人気コメディ漫画が新しいアニメシリーズとして帰ってくる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
超能力を持って生まれた高校生・斉木楠雄は、テレパシー、念力、瞬間移動など、あらゆる超能力を使いこなせる。しかし彼が望むのは「普通の日常」。余計な力のせいで騒がしいクラスメートたちに巻き込まれ続け、今日も平穏とはほど遠い学校生活を送る。大人気コメディ漫画の続編として制作されたONAで、ハイテンポなギャグと楠雄の心の叫びが炸裂する。みどころ・魅力
① 1話完結のハイテンポギャグ構成
ONA形式ならではの短編連続スタイルで、1話ごとにテンポよく完結する。楠雄の超能力と個性豊かなキャラクターたちが引き起こすトラブルが次々と展開され、飽きる暇がない。初見でも笑えるギャグの密度が高く、通勤・通学のスキマ時間にも最適な作品だ。② 個性派キャラクターの掛け合いが秀逸
脳筋・燃堂力、自称イケメンの海藤瞬、天然キャラの照橋心美など、濃すぎるキャラクターたちが楠雄を翻弄する。超能力で相手の心が読めるがゆえに、楠雄のツッコミがより的確で笑える。群像喜劇としての完成度が高く、キャラクターへの愛着が増すほど面白くなる。③ 前シリーズ未視聴でも楽しめる再始動
「Ψ始動編」はシリーズの続きでありながら、各エピソードが独立した構成になっているため、初めて触れる視聴者でもキャラクターの個性をすぐに把握できる。既存ファンには懐かしい顔ぶれの再登場、新規視聴者には新鮮な入り口として機能する、バランスの取れた作りになっている。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 桜井弘明 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 音地正行 |
| 音楽 | サイキックラバー |
| 美術監督 | 明石聖子 |
| 音響監督 | 明田川仁 |
| ED | サイキックラバー feat. 斉木楠雄「Duet♡してくだΨ」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「斉木くんまだやってるんだ」というのが、正直な最初の感想だった。TVシリーズは2016〜2018年で終わったと思っていたし、続きがあるとしたら劇場版か何かだろうと漠然と考えていた。それがNetflixでONAとして帰ってくると知って、半ば義務感で再生したのが始まりだ。
見始めてすぐ気づいたのは、テンポが変わっていること。TVシリーズはあの狂ったスピードで短編を詰め込む形式だったが、Ψ始動編はもう少し息継ぎがある。「ONA向けに調整した」というより「作り手が落ち着いた」という印象に近い。2周目で確認したら、やはり1話ごとの情報密度が低めに設定されていて、配信視聴者のペースに合わせているのかな、と思った。NetflixとDMM TVのみの展開というのも、最初から配信ファーストで設計されていた証拠で、その前提で見ると作りの意図が少し変わって見えてくる。
超能力者が「普通」に憧れる話は、全員の話だ
斉木楠雄という主人公の設定は、一見ギャグの土台としてしか機能していないように見える。何でも読める、何でも動かせる、相手の考えが全部わかる——これが「コメディのための装置」で終わるなら、2019年にわざわざONAとして続ける必要はなかっただろう。
Ψ始動編を見て改めて感じるのは、この作品が一貫して「持ちすぎた人間の孤独」を描いているということだ。斉木は相手の本音を全部知っている。だから誰にも驚けない、誰かに驚かせてもらうこともできない。照橋心美(茅野愛衣)が見せる「自分が美しいと知っている美少女の虚しさ」と、斉木の「自分が何でもできると知っている超能力者の虚しさ」は、構造として同じだ。持ちすぎることで、普通の人間関係の摩擦から弾き出されてしまっている。
燃堂力(小野大輔)のような、何も考えていないように見えて実はそれゆえに純粋なキャラクターが、斉木にとって数少ない「読めない存在」として機能しているのは、この作品のいちばん巧いところだと思う。2周目で気づいたのは、斉木が燃堂に対してだけ微妙に対応が遅れる場面がいくつかあること。全知の超能力者が、思考より先に動く人間に後手を踏む——この小さな逆転が、ギャグの密度の裏に静かに積み上がっている。
「普通でいたい」という欲望は、実は能力の有無に関係ない。突出した何かを持ってしまった人間が、それを隠しながら集団の中で生きていくことの消耗を、この作品はずっとコメディのフォーマットで描いてきた。Ψ始動編はその続きを、少し静かなトーンで引き受けている。
特に刺さったシーン
神谷浩史の心内ボイスの話をしないわけにいかない。斉木の「表情を作らず、感情を出さず、ただ淡々と状況を分析している」キャラクターを、神谷は抑揚の少ない低めのトーンで演じているのだが、それが時折わずかに揺れる瞬間がある。序盤、クラスメイトの予想外の行動に対して、心内ボイスに0.5秒ほどの間が入るシーンがある。そこで初めて「あ、斉木も驚いている」とわかる作りになっていて、2回目で気づいてから見直したら、そのたびに面白さが更新された。
もう一つは窪谷須亜蓮(細谷佳正)の使われ方。声優と夜あそびのMCとして知っている人間からすると、あのアニメ的に誇張されたオタクキャラを細谷が演じているギャップが毎回楽しい。小野大輔が燃堂力と燃堂緑の両方を演じているというのも、1周目では気づかずに見ていて、後で知ってから「あの声の使い分け、確かに微妙に違う」と確認しに戻った。キャスティングの遊びが丁寧に埋め込まれている作品だと思う。
読んで見たくなったら——『斉木楠雄のΨ難 Ψ始動編』はDMM TVで視聴できる(14日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TVシリーズを見ていて、終わったのが惜しかった人
- テンポが速すぎるギャグアニメより、少し余白のある笑いが好きな人
- 神谷浩史・小野大輔・茅野愛衣のアンサンブルキャストを楽しみたい人
- 設定の裏にある寂しさみたいなものを読みながら見るのが好きな人
合わない人
- TVシリーズの狂ったテンポを期待して見ると、少し物足りなく感じるかもしれない
- キャラクターの背景を全く知らない状態では入りづらい。続編なので原作かTVシリーズが前提になる
- NetflixかDMM TVに入っていない場合は見る手段がない。他の配信サービスでは現状視聴不可
- 「ギャグが続くだけで話が動かない」と感じるタイプには向かない。この作品に大きな山場を求めるのは筋違いだ
次に見るなら
斉木楠雄のΨ難(TVシリーズ)——当たり前だが、Ψ始動編の前にこちらを見ていないと半分以上の文脈が抜け落ちる。TVシリーズのあの過密なテンポはそれ自体が体験として面白いので、順番通りに見ることをすすめる。
ハイキュー!!——一見ジャンルが遠いが、「集団の中で突出した能力を持つ人間が、他者との関係をどう構築するか」というテーマの重なりがある。こちらはスポーツを通じてより直接的に描く。細谷佳正も出ているので、声で繋がる楽しみもある。
坂本ですが?——「完璧すぎるがゆえに周囲から浮いている高校生の日常コメディ」という構造が斉木とほぼ同じだ。こちらは斉木と違って主人公が感情を持たない方向ではなく、完璧に感情を制御している方向なので、比較しながら見ると面白い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『斉木楠雄のΨ難 Ψ始動編』は、DMM TVおよびNetflixで視聴可能です。どちらのサービスも見放題ラインナップに含まれており、全話まとめて楽しむことができます。すでにいずれかのサービスに加入している方は、すぐに視聴を開始できます。