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ささみさん@がんばらない
| 放送年 | 2013年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | Shaft |
佐々美月読は、引きこもりのため高校1年生の進級に苦労している。引きこもりとは、数週間から数ヶ月間家を出ない、社会から完全に引きこもった人々を指す。幸い、佐々美は兄の上御オミと同居しており、兄は彼女が通う高校の教師である。
作品概要・あらすじ
あらすじ
月読ささみは、極度の引きこもり生活を送る高校1年生。学校へは通わず、自宅の部屋から「お兄ちゃん監視ツール」を使って外の世界を覗き見る毎日を送っている。そんな彼女の世話を焼くのは、同じ高校で教師を務める兄・カミオミ。ある日、ささみの身に思いがけない異変が起こり、世界そのものを巻き込む不思議な出来事が次々と巻き起こっていく。そこへ個性豊かな八神三姉妹も加わり、ゆるい日常コメディと神話的な超常現象が入り混じる、予測不能な物語が展開していく。みどころ・魅力
① シャフト×新房昭之による独特な映像美
原作はあきらの同名ライトノベル。制作は『化物語』などで知られるシャフトが手がけ、大胆な色彩やカット割り、文字演出といった独特のビジュアルが全編を彩ります。神話的なモチーフを描く場面の幻想的な映像表現は必見で、唯一無二の世界観へ一気に引き込まれます。② 引きこもり少女ささみと八神三姉妹
主人公・ささみは部屋から出られない引きこもりですが、その内面はとても豊か。彼女を取り巻くのが、見た目も性格もバラバラな八神タマ・カガミ・つるぎの三姉妹です。クセの強いキャラクター同士のテンポの良い掛け合いが、本作の大きな魅力になっています。③ 神話と日常が交錯する予測不能な展開
日本神話をベースにした超常的な設定と、ゆるい日常描写が同居しているのが本作の個性。穏やかな日常かと思えば、世界を揺るがすスケールの大きな出来事へと一転します。シリアスとギャグの落差や、毎話異なる切り口で進む構成が、最後まで飽きさせません。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 新房昭之 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 高山カツヒコ |
| 原案キャラデザ | 左 |
| キャラクターデザイン | 原田大基 |
| 音楽 | 橋本由香利 |
| 美術監督 | 内藤健 |
| OP | 「Alteration」 |
| ED | 月読 沙々美「浸透圧シンフォニー」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
シャフトの2013年の作品、と聞いて正直に告白すると、一度通して見たはずなのに中身がほとんど残っていなかった。タイトルの「@がんばらない」の脱力感だけ妙に覚えていて、肝心の内容は色と動きの記憶しかない。最初に見たときは、たぶん半分流し見していたんだと思う。画面がずっと忙しくて、話を追うより目で遊んでいた。
で、これはちゃんと見ていないな、と引っかかって2回目を回した。そうしたら、引きこもりの女の子が世界をどう見ているか、という芯みたいなものがちゃんと通っていて、1回目に取りこぼしていたことに気づく。派手な見た目に流されると本筋がすり抜ける——この作品、わりとそういう作りになっている。記憶に残らなかったのは、こっちの見方の問題でもあった。
「がんばらない」を肯定するために、神話を一本まるごと使った話
ささみさん@がんばらないは、表向きはシャフトらしい超自然コメディの顔をしている。神様、邪神、世界がいきなり作り変えられる——あらすじだけ並べると、勢いで押し切るタイプの話に見える。でも2回目に見て引っかかったのは、この作品がずっと「がんばらないこと」を弁護し続けている点だった。
主人公の月読鎖々美は引きこもりだ。部屋から出ない、世界と直接つながらない。普通のドラマなら、ここから「成長して外に出る」話になる。でもこの作品はそうしない。彼女が世界とどう関わるかが、そのまま世界の形を決めてしまう——という大きな仕掛けをわざわざ用意してまで、「無理に前を向かなくていい」という結論のほうを守ろうとする。神話の道具立てを持ち出してきたのは、たぶんそのためだ。
ここがこの作品の妙なところで、引きこもりを矯正すべき欠陥としては描かない。世界の側が彼女に合わせて歪む。兄との閉じた関係も、外から見れば相当に不健全なのに、作品はそれを断罪しない。「がんばらない」を甘えとして処理せず、ひとつの選択として静かに置いておく。
派手な画面で目くらましをしながら、言っていることはかなり地味だ。前に進めない人間を、進ませないまま肯定する。単なる脱力系コメディではなく、脱力していい理由を本気で組み立てた話だと思う。中身が記憶に残りにくいのも、たぶんこの「ずっと部屋にいる」感覚そのものを画面でやっているからだ。
特に刺さったシーン
刺さったのは、序盤の、世界がまるごと別のものに覆われていく展開。理屈で言えば完全な異常事態なのに、画面の温度が妙に低くて、当事者たちもそこまで慌てない。この温度差こそがこの作品の持ち味だと、見ているうちにじわじわわかってくる。
声の話をすると、阿澄佳奈の鎖々美がいい。引きこもりの気だるさと、ふとした瞬間の子どもっぽさを、声の張り方ひとつで往復する。前に出たくないけど構ってほしい、という面倒な感情が、説明ぜりふなしで伝わってくる。もう一方のかがみとつるぎもよくて、花澤香菜のかがみは飄々とした余裕、斎藤千和のつるぎはぶっきらぼうな勢い、と方向がきれいに違う。三人並ぶと会話のテンポが急に立ってくる。
終盤の、感情が一段重くなる場面で、阿澄佳奈の声がふっと低くなるところがあって、そこで初めて「ああ、この子はずっと我慢していたのか」と腑に落ちた。最初に見たときは、完全に流していた場面だった。
読んで見たくなったら——『ささみさん@がんばらない』はDMM TVで視聴できる(14日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- シャフト・新房監督の、画面がずっと喋っているような作りが好きな人
- 「成長して前を向く」話に少しだけ疲れている人
- 引きこもりや、閉じた関係性の機微を描いた話に惹かれる人
合わない人
- ストーリーを一本道でわかりやすく追いたい人(情報量と省略がかなり多い)
- 派手な演出より、中身をきちんと言葉で説明してほしい人
- キャラ同士の関係の閉じ具合が、どうしても気になってしまう人
次に見るなら
化物語——シャフトの画面づくりがそのまま好きになったなら、これが地続きで楽しめる。会話劇の密度と、文字や色で感情を見せる演出が同じ血筋で、声の並びにも見覚えがあるはず。
魔法少女まどか☆マギカ——かわいい見た目の下に重いものを仕込む、という構造が近い。脱力した表面と、その奥にある覚悟とのギャップを味わいたいなら、こちらのほうが振り幅は大きい。
ノラガミ——神様がやたら人間くさく、世界の裏側がゆるくつながっている感じが好きなら。こちらはもう少し王道のアクション寄りで、ささみさんより素直に入りやすい。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ささみさん@がんばらない』は、現在DMM TVで配信されており、見放題で視聴することができます。シャフト制作ならではの個性的な映像演出を、高画質でじっくり楽しめます。気になった方は、DMM TVで配信状況をチェックしてみてください。
