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逮捕しちゃうぞ フルスロットル Special
| 放送年 | 2008年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Studio DEEN |
シーズン3の完結編で、なつみと美由紀は木戸駅での人生を振り返る。シーズン3で出会った人々の話を聞きながら、彼らとの思い出を回想する。同時に、木戸駅の新人警察官・高野香織と藤枝桜が登場。二人は美由紀となつみに引率され、現場研修に出かけることで、警察官の仕事の現実を知ることになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
シーズン3の完結編となるスペシャル作品。木戸駅交通課に勤務するなつみと美由紀は、これまでの警察官人生を振り返りながら、シーズン3で出会った人々の思い出を語り合う。そこへ新人警察官の高野香織と藤枝桜が配属され、二人に引率されて現場研修へ。街を舞台に繰り広げられる実地訓練を通じて、新人たちは警察官という仕事のリアルを肌で感じていく。みどころ・魅力
① シリーズ3作の集大成となる感慨深い回想シーン
なつみと美由紀が木戸駅での日々を振り返る回想パートは、長年のファンにとって感情移入必至の内容。シリーズを通じて描かれてきた人間関係や成長がひとつに収束する、シーズン3の締めくくりにふさわしい構成になっています。② 新人警察官たちが体当たりで学ぶ現場研修のドタバタ劇
高野香織と藤枝桜という新キャラクターが加わることで、シリーズに新鮮な風が吹き込まれます。ベテランのなつみ・美由紀コンビとの対比がコメディとしても楽しく、警察官の仕事の奥深さを笑いとともに描いています。③ アクション・コメディ・人情が一本に凝縮されたスペシャルの贅沢感
TVシリーズのエッセンスをギュッと詰め込んだスペシャル版ならではの豪華な作り。アクションシーンのテンポ感はそのままに、笑いと温かみのある人間ドラマが両立しており、初見の視聴者にも入りやすい一本です。キャスト・声優一覧








スタッフ
| OP | アーチーノ「マイティー・バディ」 |
|---|---|
| ED | 石川智晶「1/2」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「フルスロットルは見てたような気がする」という状態で再生ボタンを押した。リアルタイムで追っていたはずなのに、最終章だけ記憶がすっぽり抜けているタイプの作品がある。これがまさにそれだった。改めて見直したら「あ、ちゃんと見てなかったわ」と気づく羽目になった。シーズン3の完結編という重みがあるわりに、出だしはのんびりしていて、最初は「スペシャルってこんなものか」と半分流して見ていた。2回目に通して見たとき、なつみと美幸が木戸駅での日々を振り返るパートの密度に気づいて、少し姿勢を正した。
新人を連れ出すことで、自分たちが何者かを確認する話
表面上は「ベテランが新人に現場を教える」構図なんだけど、何度か見ていると逆に見えてくる。指導しているようで、なつみと美幸自身が木戸駅での自分たちのキャリアを確かめているんだ、と。
「現場研修」というフレームは便利で、先輩側が「自分はなぜここにいるのか」を言語化する装置として機能する。警察の仕事というのは日常の地続きにある細かい積み重ねで、劇的な事件ばかりじゃない。玉川砂記子さん演じるなつみが、あのガサツそうに見えて実は細かいところを拾っていく芝居をシリーズを通じてやってきたわけで、このスペシャルでもそのトーンは崩れない。軽口を叩きながら本質だけ伝える、という動きが自然に出てくるのは積み重ねがあるからだ。
平松晶子さんの美幸は、このシリーズを通じて「完璧に見えて実は不器用」な部分を丁寧に育ててきたキャラクターで、スペシャルの中でもそのバランスが崩れない。回想シーンで出てくる過去エピソードへの言及は、TVシリーズを全部見ている前提で作られているから、既視感と新鮮さが同時にくる変な感触がある。それが悪い意味じゃなくて、コアファン向けに作るということの誠実さだと思う。
このスペシャルが単なる「懐かしの再会編」でないのは、新人の高野香織と藤枝桜が受け取るものが技術や知識だけじゃないところにある。マニュアルには載らない「この仕事に向き合う空気感」みたいなものを、言葉ではなく現場の動きの中で渡していく。それをアニメとして映像化できるかどうかが、シリーズ完結編の本質的な仕事だったと思っていて、このスペシャルはそこをちゃんとやっている。
特に刺さったシーン
終盤の回想パートで、なつみと美幸がふたり並んでいる場面がある。派手なことは何も起きないんだけど、玉川砂記子さんと平松晶子さんの間合いが長年の相棒感を体で出していて、ここで思わず止めた。声のテンポ、間の置き方、相手の台詞への乗り方——長期シリーズの終盤でしか出ない種類の呼吸がある。このふたりの声が一緒に画面に存在しているというだけで、もう情報量が違う。
それと、研修序盤に新人ふたりが「思ってたのと違う」と戸惑う場面。花澤香菜さんと戸松遥さんが演じるキャラクターの、混乱から少しずつ「わかってきた」に変わっていく芝居の繊細さがよかった。花澤さんはこういう感情の遷移を小さい声量でやるのが巧くて、戸松さんはそこに少し前のめりな熱量を足してくる。ふたりの対比がちゃんと機能していた。
読んで見たくなったら——『逮捕しちゃうぞ フルスロットル Special』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 逮捕しちゃうぞシリーズをTVシリーズから追ってきたコアファン
- なつみ・美幸コンビの関係性に感情移入してきた人
- 派手な事件解決より、日常の積み重ねと先輩後輩の空気感に感情が動くタイプ
- 玉川砂記子さん・平松晶子さんの演技を長年追ってきた人
- 90年代〜2000年代のアニメ的な空気感に郷愁がある人
合わない人
- シリーズ未視聴で単体から入ろうとしている人(前提知識が多すぎる)
- スペシャルに強いカタルシスや事件解決を期待している人
- 現代的なテンポのコメディに慣れていて、このくらいの温度感が物足りない人
次に見るなら
ARIA The ANIMATION。「先輩が新人を育てる」構造と、仕事の現実を日常の解像度で丁寧に描くアプローチが共通している。ゆっくりとした時間の流れと懐かしさへの向き合い方が近いので、このスペシャルのトーンが好きなら確実に合う。
夏目友人帳。「日常と非日常の境界で、長い時間をかけた人間関係を描く」という軸が近い。なつみ・美幸コンビの積み重ねに動かされた人は、夏目と周囲の人々の時間感覚にも同じものを感じると思う。
トップをねらえ!。方向性は違うが、「長いシリーズの完結編として過去を振り返りながら前進する」という感情の構造がかなり近い。感傷と前進が同時にくる終わり方が刺さった人に。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『逮捕しちゃうぞ フルスロットル Special』は、dアニメストアで視聴できます。シリーズのファンはもちろん、スペシャルという形で完結する本作を通じてシーズン3の余韻をじっくり楽しめます。dアニメストアに加入しているなら、すぐに視聴可能です。