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球詠
| 放送年 | 2020年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | studio A-CAT |
中学時代、ピッチャーの武田与美は、クロススクール野球大会で思うような成績を残せませんでした。チームのキャッチャーが自分のレベルに追いつかず、得意技の「魔法投げ」が使えず、後悔していました。中学卒業後、野球をやめることを決め、野球部のない新越谷高校に進学しました。
作品概要・あらすじ
あらすじ
中学時代、エースピッチャーの武田与美は独自の変化球「魔法投げ」を持ちながらも、それを受け止められるキャッチャーがおらず実力を発揮できないまま野球を引退。野球部のない新越谷高校へ進学するが、そこで幼なじみの鈴木鈴と再会する。鈴の情熱に引き込まれるように、ふたりは個性豊かな仲間たちを集めて女子野球部を創部。甲子園を目指して奮闘する青春スポーツストーリー。みどころ・魅力
① 息の合ったバッテリーが生む「魔法投げ」の覚醒
与美が封印していた「魔法投げ」が、最高のバッテリーパートナーと出会うことで再び解き放たれる瞬間は圧巻。ピッチャーとキャッチャーの信頼関係がいかに大切かを、丁寧な描写で伝える本作最大の見どころのひとつです。② 個性派ぞろいのキャラクターたちの成長
運動経験ゼロの子から元スポーツ選手まで、バラバラなメンバーが女子野球部に集結。それぞれの得意・不得意を活かしながら一丸となっていく過程が丁寧に描かれており、キャラクター一人ひとりへの愛着が深まります。③ 女子高校野球を正面から描くスポーツアニメ
普段あまりスポットが当たらない女子高校野球を題材に、試合のリアルな駆け引きや選手の心理描写を丁寧に盛り込んだ本格スポーツアニメ。野球ファンはもちろん、スポーツアニメ初心者にも楽しめる仕上がりです。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 福島利規 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 待田堂子 |
| キャラクターデザイン | 菊田幸一 |
| 美術監督 | 岩瀬栄治 |
| 音響監督 | 森下広人 |
| OP | ナホ「Never Let You Go!」 |
| ED | 新越谷高校女子野球部「プラスマイナスゼロの法則」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「球詠」というタイトルを初めて見たとき、正直読めなかった。たまよみ、と読むらしい。球を詠む。詠むって詩を詠むやつじゃないのか。女子高生が野球しながら俳句でも詠むのかと思ったら、全然そんなことはなかった。
2020年春、なんとなく配信で流し始めたのが最初で、そのときの印象は「まあ普通の女子スポーツアニメだな」だった。きらら系の空気感に野球を乗せた感じ。ところが2回目に見直したとき、序盤の「この子のボールを受けられるキャッチャーがいない」という設定が、思った以上にひりついた話だったことに気づく。能力があっても対になる存在がいなければ意味がない、という構造が、最初の視聴より重く刺さってきた。
受け取ってもらえないと、投げられない
主人公の武田詠深は中学時代から「魔法投げ」と呼ばれる特殊な変化球を持っている。ただ、このボールがあまりに変化しすぎて、普通のキャッチャーには捕球できない。試合でそれが使えない悔しさを引きずったまま、彼女は野球から離れることを選ぶ。そして進んだ高校に、偶然、幼なじみのキャッチャーがいた。
この作品が単なる「女子が野球をがんばる話」ではないのは、核心にあるのが「能力の受け手探し」だからだ。どれほど優れた何かを持っていても、それを受け取れる相手がいなければ、持っていないのと実質的に同じになる。詠深の投げるボールは、川口息吹という特定のキャッチャーに出会うことでようやく成立する。そこには技術論を超えた、相性という理不尽な話が込められている。
女子野球という題材の選択も、この構造と無関係ではないと思う。男子野球に比べてマイナーで、理解される機会が少ない。そういう場所でも「ちゃんと受け取ってくれる人間がいる」という話を、このアニメはゆっくりやっている。スポーツの勝ち負けより、そっちの方が長く残る。
富田美憂が声を当てた川口息吹は、その「受け取る側」として作中でかなりの比重を担っている。セリフ量よりも、受け止めた瞬間の息遣いや間の取り方で感情が伝わる演技で、詠深との関係性がただのバッテリー描写を越えてくる。
特に刺さったシーン
序盤、息吹が初めて詠深の変化球を受け止めるシーンがある。「捕れた」という事実だけで成立するシーンで、大げさな演出は何もない。だからこそ、ここで思わず一時停止してしまった。2回目の視聴でわかったのは、その前に詠深が何度かためらっていること。全力で投げる前の、あの微妙な身体の引きが、1回目はぼんやり見ていてほぼ気づかなかった。
内田真礼が演じた浅井花代子は、ムードメーカーポジションながら要所でチームを引き締める役割を持つキャラクターで、235本の出演歴を感じさせる安定感がある。チームの空気が沈んだ場面でのひとこと、あの温度感のコントロールは他の人がやると違うと思う。
大西沙織の吉川和美も、内向きに溜め込むタイプのキャラクターをよく処理していて、爆発させるシーンより日常の静かなシーンの方が印象に残った。
読んで見たくなったら——『球詠』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- きらら系の日常描写が好きで、そこにスポーツの熱量が少し混ざるバランスが心地よい人
- バッテリーもの・二人一組の関係性に弱い人
- 女子スポーツアニメを掘り尽くしていて次を探している人
- 富田美憂・内田真礼のファンで出演作を追いたい人
合わない人
- 野球の戦術描写や試合の緊張感を求めている人(そういう作りではない)
- 作画品質の安定性を重視する人(2020年アニメとして正直に言うと波がある)
- スポーツアニメに激しいカタルシスや逆転劇を期待している人
次に見るなら
女子スポーツ×日常系という軸で次を探すなら、ハナヤマタが近い。スポーツではなく伝統芸能だが「できる子がいて、それを受け取る子がいて、チームになる」という構造がよく似ている。球詠の空気感を気に入ったなら迷わず。
バッテリーものとして続けて見たいなら、バッテリー(2016年)も選択肢に入る。こちらは男子野球でかなり内向きな話だが、「投げる側と受ける側の非対称な関係」というテーマがほぼ同じ場所を掘っている。球詠との温度差は大きいが、同じ問いを別のアプローチで見たいときに。
作品の雰囲気よりキャスト基準で選ぶなら、富田美憂が主演したヴァイオレット・エヴァーガーデンは外せない。役柄はまったく違うが、感情を受け取る側のキャラクターを演じさせたときの彼女の強さが、また別の角度で見られる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『球詠』はdアニメストア、U-NEXT、DMM TVで視聴できます。いずれも見逃し配信に対応しており、自分のペースでまとめて楽しめます。女子野球の熱い青春を描いた本作をぜひお好みのサービスでチェックしてみてください。
