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ザ・ファブル
| 放送年 | 2024年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 25話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Tezuka Productions |
伝説の天才殺し屋「フェイブル」として知られる主人公にとって、ほとんどのことは簡単だ。しかし、普通の人間になることだけは別。数年間誰も殺してはいけないという指令を受けた彼にとって、それはこれまでで最も難しい仕事となる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
「フェイブル」という通り名で裏社会に知られる、伝説の天才殺し屋。ターゲットを6秒以内に始末すると恐れられる彼にとって、たいていの仕事は造作もないものだった。しかしボスから下されたのは「1年間、誰も殺さず一般人として生活しろ」という指令。佐藤明と名を変え、相棒のヨウコとともに大阪で暮らし始めた彼は、平凡な日常という最難関のミッションに挑む。だが堅気の世界にも危険なトラブルは潜んでいて――。殺し屋が”普通”を目指す異色の物語が幕を開けます。みどころ・魅力
① 圧倒的な戦闘描写と「6秒の殺し」
最大のみどころは、フェイブルが見せる人間離れした身体能力とプロの仕事ぶり。無駄のない動きと冷徹な判断で一瞬にして状況を制圧する戦闘シーンは、原作ファンも唸る完成度です。緊張感のあるアクションが物語を鮮烈に彩ります。② 殺し屋が挑む「普通の生活」のギャップ
裏社会では無敵の主人公が、コンビニやお笑い、人付き合いといった日常に四苦八苦する姿が最高のコメディに。シリアスとユーモアの落差こそ本作の真骨頂で、思わず笑ってしまう”ズレた天然”な一面に引き込まれます。③ 相棒ヨウコや個性豊かなキャラクター
偽の妹として同居する相棒ヨウコをはじめ、裏社会の住人や堅気の人々まで、濃いキャラクターが勢ぞろい。彼らとの関係性が物語に厚みを与え、ドラマとしての見ごたえも抜群。会話劇の妙にも注目です。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| シリーズ構成 | 高島雄哉 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 大下久馬、長谷川早紀、羽山淳一 |
| OP | 般若「Professionalism」 |
| OP | ALI「スイッチ」 |
| ED | 梅田サイファー「Odd Numbers」 |
| ED | アリ「BEYOND feat. MaRI」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
名前だけは実写映画で先に知っていた。岡田准一が無表情で人を投げ飛ばしているやつ、くらいの雑な認識で、原作もアニメもまったく通っていなかった。配信を漁っていて「ザ・ファブル」のアニメ版が出てきたとき、最初に思ったのは「あれ、アニメもあったんだ」だった。正直、あの身体能力をアニメでやって面白くなるのか、と半分疑いながら再生した。
ところが見始めて十分で、自分が想定していた「殺し屋アクションもの」とはだいぶ毛色が違うことに気づく。確かに主人公はとんでもなく強いのだが、画面の大半は彼が普通の生活に四苦八苦している。2回目に見返したとき、笑っていた場面の多くが、実はけっこう切実な話だったと気づいて見方が変わった。
最強の殺し屋にとって、いちばん難しい仕事は「何者でもない自分」に耐えることだった
この作品は、殺しの腕前を見せつけるためのアクションものではない。むしろ逆で、「その腕をいっさい使わずに、ただの一般人として一年間暮らせ」という、主人公にとって人生で最も厄介な指令を軸に回っている。誰かを倒すよりも、何もしないことのほうが難しい。これが全編を貫くテーマだと思う。
面白いのは、彼が「普通」を演じようとすればするほど、普通からズレていくところだ。会話のテンポ、距離感、世間話の相づち——一般人なら無意識でこなす微調整を、彼は全部マニュアルみたいに一から計算してやろうとする。だから挙動がいちいち律儀で、ズレていて、そしてそのズレが笑いになる。けれど笑いながら、こちらはうっすら気づいてしまう。これは「ずっと殺し屋として生きてきた人間が、自分という人間を持っていない」話なんだと。
強さで定義された人間が、その強さを封じられたとき、後に何が残るのか。名前すら本物ではない彼が、近所付き合いやアルバイトや、しょうもない人間関係の中で、少しずつ「普通の手触り」を覚えていく。それは成長というより、ずっと空白だった部分にゆっくり何かが流れ込んでくる感覚に近い。単なる殺し屋コメディではなく、「自分が何者でもないことに、どう折り合いをつけるか」という話として見ると、急に解像度が上がる作品だった。
そしてこの「普通でいること」の難しさは、彼の周りにいる人間——堅気になれないヤクザや、まっとうに生きようとして空回りする人々——にも反射していて、誰もが自分の役割と本心のあいだで揺れている。だからこの作品の暴力は、痛快というより、いつもどこか物悲しい。
特に刺さったシーン
いちばん効いていたのは、興津和幸が演じる主人公の「声の温度」だった。何が起きてもほぼ一定。怒らない、慌てない、感情の起伏を声に乗せない。そのフラットさが、序盤のとぼけたやり取りでは乾いた笑いになり、終盤の張り詰めた場面では逆に底知れない怖さになる。同じ抑揚のなさが、文脈次第で真逆に転ぶのが見事で、2回目はそこばかり追っていた。
そして沢城みゆきの相方ぶりがとにかく良い。常識担当として隣でツッコミ続ける佐藤洋子の、呆れと諦めと面倒見の良さが全部混ざった声。あの二人の生活感のある掛け合いがあるから、非日常の主人公が地に足のついたキャラとして立っている。海老原を演じる大塚明夫の、笑顔の裏で何を考えているか読めない凄みも、空気を一段締めていた。組織の人間が出てくる場面の、子安武人のねちっこい質感も含めて、声の座組がこの作品の温度を作っていたと思う。
読んで見たくなったら——『ザ・ファブル』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 派手な殺陣より、強い人間が「普通」に手こずる落差で笑いたい人
- コメディの皮をかぶった、静かな喪失感や孤独の話に弱い人
- 声優の抑えた芝居、間の取り方の妙を味わいたい人
- 実写映画から入って、原作寄りの空気をアニメで追いたい人
合わない人
- 常にテンポの速いアクションが続いてほしい人
- 主人公の感情がはっきり言葉になる、わかりやすい熱さを求める人
- 暴力描写そのものが苦手な人
次に見るなら
「規格外の人間が、必死で普通の顔をして暮らす」落差が好きなら、SPY×FAMILY。スパイと殺し屋が偽の家族を演じる話で、非日常のプロが家庭という日常に翻弄される構図はファブルと地続きだ。コメディの底に切実さがある点も近い。
伝説の殺し屋が引退して、まっとうな生活を選んだ——という入り口がそのまま刺さるならSAKAMOTO DAYS。穏やかに暮らしたい元最強と、それを許さない過去という構図が、軽快なアクションで楽しめる。
もっとコメディ側に振りたいなら極主夫道。元極道がエプロン姿で家事に全力を注ぐ話で、「とんでもない技能を日常に持ち込むとこうなる」という笑いの作り方がファブルと同じ周波数で鳴っている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ | |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
TVアニメ『ザ・ファブル』は、U-NEXT、DMM TV、Disney+で配信されており、これらのサービスに加入していれば視聴できます。複数の動画配信サービスで取り扱われているため、すでに利用中のサービスがあればそのまま楽しめます。これから視聴する方は、無料お試し期間のあるサービスを選ぶとお得に視聴を始められます。
