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2005

ツバサ・クロニクル
★ 3.5 / 5.0冒険ファンタジーラブコメ
| 放送年 | 2005年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 26話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Bee Train |
考古遺跡での発掘中、少年シャオランは幼なじみのサクラ姫が羽を持つ姿で現れるのを目撃する。羽は多くの羽毛に分散し、異なる次元へ消えていく。羽毛が消えるにつれ、サクラの記憶も失われていく。サクラの命を救い記憶を取り戻すため、シャオランは別の世界へ旅に出る。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
考古学者の助手として遺跡発掘に携わる少年シャオランは、幼なじみであるクロウ国の王女サクラと静かに心を通わせていた。ある日、遺跡で目覚めたサクラの背に翼が現れ、その羽根は記憶の結晶となって幾つもの次元へと散り散りに消えていく。羽根を失うごとにサクラの記憶も薄れ、やがて命さえ危うくなっていく。彼女を救うため、シャオランは魔女ユウコの導きで次元を超える旅へと踏み出す。忍びの黒鋼、魔法使いのファイ、そして不思議な生き物モコナとともに、無数の世界をめぐる果てしない冒険が幕を開ける。みどころ・魅力
① CLAMP作品が交差する壮大な世界観
本作は『カードキャプターさくら』をはじめとするCLAMPの人気作のキャラクターが、別の世界の住人として次々に登場するのが大きな魅力。さらに同時期に描かれた『×××HOLIC』と物語が交錯し、二作品を合わせて追うことでより深い世界が立ち上がる、ファン必見の構成になっています。② 次元を旅する個性豊かな仲間たち
旅の仲間は、無口で武骨な忍び・黒鋼、飄々とした笑顔の裏に影を抱える魔法使い・ファイ、そして次元移動を可能にする白い生き物モコナ。立場も性格も異なる彼らが旅を重ねるなかで芽生える絆と、少しずつ明かされる過去が、冒険に深い余韻を与えています。③ 梶浦由記が紡ぐ幻想的な音楽
音楽を手がけるのは『.hack』などで知られる梶浦由記。荘厳なコーラスと幻想的な旋律が、次元を超える旅の高揚感と切なさを一層引き立てます。坂本真綾らが歌う主題歌も作品世界と美しく溶け合い、物語の感動を支える重要な要素となっています。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 真下耕一 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 川瀬敏文 |
| キャラクターデザイン | 芝美奈子 |
| 音楽 | 梶浦由記 |
| 音響監督 | なかのとおる |
| OP | キンヤ「BLAZE」 |
| ED | 坂本真綾「Loop」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
CLAMPの代表作という扱いなのに、なぜかずっと素通りしていた作品だった。サクラとシャオランが異世界を旅する、くらいの知識で止まっていて、見るタイミングを逃し続けていた。重い腰を上げたのは、梶浦由記の音楽が良いという話を何度か耳にしたから。実際、最初の数話は世界観の説明が続いてやや退屈にも感じたのだけど、羽根を一枚拾うたびにサクラの記憶が戻る——その設定の残酷さに気づいた瞬間から、見る目が変わった。2周目に入ると、序盤のなんでもない会話がぜんぶ後の伏線に見えてくる。素通りしていた自分を、ちょっと殴りたくなった。思い出してもらえないと知って、それでも旅を続ける話
冒険ファンタジーの顔をしているけれど、この作品の芯にあるのは「報われないとわかっている献身」だと思っている。サクラの記憶は羽根という形で世界中に散らばり、シャオランはそれを一枚ずつ拾い集める旅に出る。普通の物語なら、記憶を取り戻したヒロインが「ありがとう」と笑って終わる。けれどこの旅には、最初に支払わされた対価がある。サクラの記憶が戻っても、シャオランに関する記憶だけは二度と戻らない。つまり彼は、自分を忘れていく相手のために、自分を消してでも旅を続けている。この構造に気づくと、彼のまっすぐさが急に怖くなる。見返りを期待しない献身は美しいと言われがちだけど、ここで描かれるのはもっと不器用で、ほとんど意地に近いものだ。思い出してもらえなくてもいい、生きていてくれればいい——その理屈は、頭ではわかっても飲み込むのに時間がかかる。
そしてCLAMPらしいのは、この「対価」が世界の法則として徹底されているところ。何かを得るには必ず等価の何かを差し出す。願いはタダでは叶わない世界で、シャオランの旅は、願いの値段を毎話突きつけられる旅でもある。単なる異世界めぐりの冒険譚ではなく、「人は、見返りのない場所までどれだけ歩けるのか」を試す話として見ると、退屈に見えた序盤すら違って見えてくる。
特に刺さったシーン
刺さったのは派手な戦闘より、旅の仲間の温度差が出る何気ない場面だった。黒鋼の不機嫌な低音——稲田徹の声がいい——に、ファイがへらへらと茶々を入れる。浪川大輔が演じるファイは、軽口の裏にずっと何かを隠している感じがあって、笑っているのに目の奥が笑っていない芝居が本当にうまい。2周目で見ると、彼の冗談がぜんぶ予防線に聞こえてくる。故郷クロウ国の回想で、サクラの兄である王を三木眞一郎が演じているのも効いていて、あの落ち着いた声があるだけで「帰る場所」の質感がぐっと出る。
そして、シャオランが羽根を拾い上げてサクラに近づける瞬間。入野自由の、まだ少年の硬さが残る声で「サクラ」と呼ぶたびに、こっちが勝手に苦しくなる。彼女の中の自分が増えないと知っていて、それでも名前を呼ぶ。あの抑えた芝居があるから、梶浦由記の音楽がふっと入ってきたときに持っていかれる。派手な見せ場で泣かせにこないぶん、こういう静かな一拍に弱い人ほど刺さると思う。
読んで見たくなったら——『ツバサ・クロニクル』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 派手な展開より、報われない献身や静かな感情の機微にぐっとくる人
- 梶浦由記の音楽でアニメを浴びるように味わいたい人
- CLAMPの世界観や、対価で願いが叶う設定のひんやりした感触が好きな人
合わない人
- テンポよく話が進んでほしい人(序盤は世界観の説明が続く)
- 明快なハッピーエンドのカタルシスを求めている人
- バトルの爽快感を主目的に見たい人
次に見るなら
同じCLAMP作品で世界が地続きの×××HOLiC。願いには必ず対価が要る、というこの作品の根っこを共有していて、ツバサと行き来する仕掛けもある。対価の概念にゾクっとした人はこっち。サクラとシャオランの「別の顔」を見たいならカードキャプターさくら。同じ二人がまったく違う明るさで動いていて、ツバサの切なさの裏返しとして効く。原点として単純に楽しい。
あの静かな空気と梶浦由記の音楽に持っていかれたなら.hack//SIGN。監督も音楽も同系統で、世界をさまようもの悲しい手触りが近い。雰囲気にただ浸りたい夜に。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ツバサ・クロニクル』は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Disney+の4つのサービスで配信されており、いずれのサービスでも視聴することができます。アニメ配信に強いdアニメストアやU-NEXTはもちろん、Disney+でも楽しめるため、普段お使いのサービスで気軽に視聴を始められます。気になった方はぜひお好みのサービスでチェックしてみてください。



