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うさぎちゃんで CUE!!
| 放送年 | 2001年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 3話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Chaos Project |
水見稲葉は学校の屋上で他校の人物と戦っていた。戦闘中、友人のハルが現れた。気を取られた水見に男が突進し、二人はウサギのケージを壊して屋上から落下した。落下中、水見は必死でウサギをつかんだ。突然、ピンク色の光が閃いた。水見はウサギと融合し、別の人格を得た。
作品概要・あらすじ
あらすじ
水見稲葉はある日、学校の屋上で他校の不良と戦っていた。そこへ友人のハルが現れ、気を取られた瞬間、男に突進されてウサギのケージを巻き込みながら屋上から転落。落下中、水見は必死でウサギをつかんだ。するとピンク色の光が閃き、水見はウサギと融合してしまう。以来、水見はもうひとつの人格――無邪気で天真爛漫な「ウサギちゃん」モードを宿した、ちょっと変な二重人格ライフを送ることになる。
みどころ・魅力
① 二重人格×アクションのカオスなテンポ感
クールに戦う水見が突然ふわふわな「ウサギちゃん」に豹変するギャップが最大の見どころ。シリアスな戦闘シーンとコメディ描写が交互に切り替わるテンポの良さは、90年代〜00年代初頭のOVAらしい勢いとノリがあり、独特のアツさと笑いが同居している。
② 当時ならではのセクシー&ラブコメ演出
2001年制作のOVAとして、ラブコメ・セクシー要素がストレートに盛り込まれている。露骨すぎない程よいエロコメ描写と、ヒロインたちとの掛け合いが当時の雰囲気をそのまま楽しめる。懐かしさを求めるファンにとっては、時代の空気感も含めて味わえる一作だ。
③ 短編OVAならではのテンポよく完結する構成
長編シリーズと違い、OVA作品として要点を絞って展開するため、サクッと視聴できるのが魅力。「人間とウサギが融合する」という荒唐無稽な設定を深く掘り下げず、ノリと勢いで突き進むスタイルは気軽に楽しめる手軽さがある。
キャスト・声優一覧












スタッフ
| 監督 | 吉田徹 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 木村貴宏 |
| OP | 五條真由美「もう一度エナジー」 |
| ED | 茂呂田かおる「想いをあなたに」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルが気になって手を出した。「うさぎちゃんで」で終わってるのが、どうにも引っかかる。うさぎちゃんで、なに? 続きを言いかけたまま止まってるような、あの中途半端さ。そういう作品は大抵、タイトルにちゃんと意味が込められている。
2001年のOVAなので、当時の文法に慣れていないと最初の10分はちょっと戸惑う。戦闘シーンから始まって、ウサギのケージを壊して屋上から落下して——展開が速い。「これはそういうテンポなんだ」と飲み込んだあたりから急に面白くなってくる。2回目に見たとき気づいたのは、冒頭のドタバタが全部、あの「融合」のための仕込みだったということ。初見では情報量に押されて見落としがちな部分が、実は丁寧に設計されている。
「もうひとりの自分」を抱えたまま戦うしかない、という話
変身ものとして分類されがちだけど、これは変身じゃなくて「融合」だ。主人公の水見稲葉は、ウサギと一体化することで別の人格を得る。魔法少女的な意匠を借りているようで、実は描いているのはもっと不安定なもの——自分の中に自分じゃない何かが宿ってしまった、という感覚の話だと思う。
2001年という時代、この手のOVAは「変身ヒロインが強くなる」カタルシスを主軸に置くものが多かった。その文脈で見ると、本作の居心地の悪さがよくわかる。水見稲葉は強くなるというより、コントロールできない何かを抱えることを強いられる。ウサギの人格が出てきたとき、本人の意志はどこにあるのか。戻ってきたとき、その間の自分は「自分」だったのか。そういう問いを、ギャグとラブコメの皮で包んで出してくる。
的木ハル(鈴村健一)との関係性がこのテーマを補強している。鈴村さんのハルは、声のトーンが終始ちょっと拍子抜けするくらい軽い。でもその軽さが意図的で、「ウサギの水見でも、元の水見でも、俺はおまえと話してる」という態度を声でやっている。どちらの人格に対しても同じテンションで接するその感じが、作品全体の空気を救っている。
川澄綾子さんが演じる観月深紅は、この「二重性」と対照的な位置に置かれたキャラクターだと読んでいる。川澄さんの芝居は感情の境界線をコントロールするのが上手くて、深紅の「整っている」感じがそのまま水見との対比として機能している。根谷美智子さんの猫井コーシュカは、また別の軸——コメディ側の引力として場を引き締めていて、中尾隆聖さんの弁天の丁は一声で空気の密度が変わる。このキャスティング、2001年にしては相当なメンツを揃えている。
特に刺さったシーン
屋上からの落下シーン——あそこが全部だと思っている。男と激突して、ウサギのケージを巻き込んで、ふたりで落ちていく。その瞬間、水見が必死でウサギを抱きかかえる。命がかかってる状況でウサギを놓さない、というその反射が、キャラクターの芯を一発で見せる演出になっている。ピンク色の光が閃く直前、一瞬だけ川澄綾子さんの声が変質する。「あ、ここから別の人格が始まるんだ」と体で理解できる、あの数秒。
2回目に見たとき、落下前の戦闘中に的木ハルが現れる場面をよく見ていたら、鈴村さんの芝居がすでにハルの「全部わかってて来た」感を匂わせていた。なんでそのタイミングで来るんだ、という理由が後からじわっと来る構造で、初見でスルーしたことを少し後悔した。
読んで見たくなったら——『うさぎちゃんで CUE!!』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 2000年代初頭のOVA文化を知っていて、そのテンポと空気感を懐かしめる人
- 変身ヒロインより「融合・二重人格」系の設定が好きな人
- 川澄綾子・鈴村健一・根谷美智子の名前でピンと来る人
- ラブコメとアクションが同居した短尺作品を「ちょうどいい濃さ」と感じられる人
- 「タイトルの意味が最後にわかる」系の仕掛けが好きな人
合わない人
- OVA特有のスロースタートではなく最初から物語の全体像が見えていないと落ち着かない人
- 2001年当時の「セクシー」演出の文法が生理的に合わない人
- キャラクターの掘り下げより世界観の精密さを求める人
- TVシリーズの続きとして見る作品を期待している人(本作は独立した読み切り形式)
次に見るなら
今、そこにいる僕——二重性と「どちらが本当の自分か」という問いを、まったく違うトーンで描いた作品。本作で「融合後の人格はどこにいくのか」が気になった人は、こちらの喪失の重さと対比させながら見ると両方の輪郭が鮮明になる。
手天童子——同じく「自分の中に別の存在を宿す」設定を持つ1977年の永井豪原作OVA。本作の2001年的な軽さとの落差が面白い。「融合もの」の系譜として遡るならここ。
スクールランブル——的木ハルとのラブコメ要素が気に入った人向け。主人公の恋愛的な不器用さと学園アクションが共存するテンション感が近い。鈴村健一ファンはキャスト面でも楽しめる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『うさぎちゃんでCUE!!』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで視聴できます。複数のプラットフォームで配信されているため、すでに利用中のサービスからすぐにアクセスできます。2001年制作のOVA作品をお手軽に楽しめる環境が整っています。
