※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

我が家のお稲荷さま。
| 放送年 | 2008年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 24話 |
| 原作 | ライトノベル |
水無月一族は妖怪に狙われてきた。高神兄弟は末裔で、祖母から怪物と戦うための秘密兵器を授かる。それは天狐空玄という、自由に男女の姿に変われる狐の神である。いたずら好きな神と巫女のコが、高神兄弟と共に生活することになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
代々妖怪に狙われてきた水無月一族の末裔・高神兄弟は、祖母から一族を守る「秘密兵器」を授かる。その正体は、自在に男女の姿を使い分けられる天狐の神・空玄だった。いたずら好きで自由奔放な空玄と、一族に仕える巫女のこがね、そして高神兄弟の奇妙な共同生活が幕を開ける。日常に潜む妖怪との戦いと、個性豊かな面々のにぎやかな日々が描かれる。みどころ・魅力
① 自在に姿を変える天狐・空玄のキャラクター
本作最大の魅力は、男女どちらの姿も持つ天狐・空玄の存在感。飄々としていながら一族を守る責任感も持ち合わせており、コミカルな場面からシリアスな戦闘まで幅広い表情を見せる。男性版・女性版どちらも声と演技が異なり、二倍楽しめる設計になっている。② ほのぼのと妖怪バトルが共存する独特のテンポ感
日常系のほんわかした雰囲気とファンタジー色の強い妖怪バトルが一つの作品に共存しているのが特徴。大妖怪との対決シーンは緊張感があり、日常パートとのギャップが心地よいアクセントになっている。シリアスになりすぎない絶妙なバランスが見どころ。③ 賑やかな同居生活が生む家族的な温かさ
高神兄弟、空玄、こがねによる共同生活は、まるで大家族のような温かさに満ちている。それぞれのキャラクターが個性的でボケとツッコミのテンポも小気味よく、日常パートだけでも十分に楽しめる。守る者・守られる者の関係性が少しずつ変化していく様子も丁寧に描かれている。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 岩崎良明 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 吉田玲子 |
| 原案キャラデザ | 放電映像 |
| キャラクターデザイン | 新田靖成 |
| 音楽 | 高梨康治 |
| OP | 吉田仁美「KI-ZU-NA 〜遥かなる者へ」 |
| ED | 早見沙織「風がなにかを言おうとしている」 |
| ED | クゥ「シアワセの言霊」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「お稲荷さんが来る系」という言葉が頭の中に存在していて、2008年当時なんとなくジャンルとして認識していたアニメだ。ファンタジー系のコメディ枠は当時いくらでもあったし、正直そこまで期待して見始めたわけじゃなかった。ところが序盤の数話で思ったより引き込まれた。天狐・空玄が男女自在に変身できるという設定が「ギャグのための道具」にとどまらず、キャラクターとしての厚みにちゃんと機能していたからだと思う。2回目に通しで見たとき気づいたのは、妖怪に狙われ続けてきた一族の話という土台がちゃんとあって、コメディ部分がその重さを逃がすバルブとして機能していたという構造だった。最初の視聴で笑っていたシーンが、2周目では「あ、ここ逃げ場なんだ」と読めるようになる。そういう発見があるアニメは繰り返し見ても飽きない。
「守る」という関係の中にしか生まれない、ある種の家族の話
この作品を「天狐との同居コメディ」として片付けると、たぶん大事なところを見落とす。核心にあるのは「守護」という関係性が、どのタイミングで「家族」に変質するか、という話だ。
空玄は高神兄弟を守るために存在している。それは呪縛に近い。水無月一族を妖怪から守り続けてきた天狐としての役割は、選択の余地なく与えられたものだ。ところが兄弟と生活をともにしていくうちに、その関係の輪郭が変わっていく。守る側と守られる側という非対称な構造の中に、徐々に「ただ一緒にいたい」という感情が混じりこんでくる。
2008年前後の「神様・妖怪との同居」ものは結構あったが、この作品が他と少し違うのは、守護という関係が双方向に作用していくところだと思う。空玄が兄弟を守っているのと同時に、兄弟も空玄の「居場所」を守っている。その逆転が静かに進む。
男女両方の姿を持つ空玄という設定は、見た目の面白さだけじゃなく、「役割を演じる存在」としてのメタファーとして機能していると読める。神として振る舞うときの顔と、高神兄弟の家で素に近くなっていく顔と。釘宮理恵さんが月読とシロの二役を担当しているが、同じ声なのに声のテンションの重心がキャラクターによって微妙に違っていて、それを聞き比べるだけで面白い。空玄側の演技もそこに絡まっていくので、2回目以降は音だけ追うのもひとつの見方になる。
「家族になる」って、別に血縁でも婚姻でもなく、「この人がいる空間を守りたいと思ったとき」に発生するものだという話を、この作品はわりとちゃんとやっている。コメディの皮をかぶせているから気づきにくいだけで。
特に刺さったシーン
終盤、高神兄弟が危機に陥る展開で空玄が本気を出すくだりがある。それまでコメディのテンポで動いていたキャラクターが、突然「神」としての重力を取り戻す瞬間で、正直最初の視聴では「え、こんな作品だったの」と座り直した。
釘宮理恵さんの演技がここで効いてくる。普段のいたずら好きな声のトーンから、低く落ち着いた別の声域に切り替わる。同じ声優さんが同じキャラクターを演じているのに、芝居の重心がまるで違う。その落差が「普段わちゃわちゃしている空間で育まれたものの重さ」を後から確認させる仕組みになっていた。
早見沙織さん演じるコウが、日常のシーンで高神兄弟の空気を整える役割を担っていて、その自然な立ち振る舞いがほっとする。コウが画面にいるだけで話のテンションが整う感じがあって、脇を固める演技の重要性をあらためて実感したのもこの作品だった。小野大輔さんの恵比寿も、出てくるたびになんか場がざわつく独特の存在感があった。
読んで見たくなったら——『我が家のお稲荷さま。』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 神様・妖怪との同居ものが好きで、でもシリアス一辺倒じゃなくコメディが混ざっている方が好きな人
- 釘宮理恵さんのファン。同一声優の二役を聞き比べられる作品なので、それだけで見る価値がある
- 2000年代後半の日常系ファンタジーの空気感が好きな人。作画の時代感も含めて「あの頃のアニメ」として愛せる人
- 守護者と守られる側の関係性が徐々に変容していくのをじっくり見るのが好きな人
- dアニメ・U-NEXT・DMM TV加入者(三つのうちどれかに入っていれば見られる)
合わない人
- ラブコメとして見ようとするとずれる。恋愛要素は薄め。そこに期待すると肩透かし
- 1話完結のテンポを求めると消化不良になることがある。序盤は世界観の説明的なエピソードが続く
- 作画クオリティに現代の基準を求めると厳しい。2008年のTV規模の作画なので
- 妖怪・神様要素をガチのホラーや重厚なシリアスで見たい人には軽すぎる
次に見るなら
神様・妖怪との共存を温かみのある筆致で描いた作品が好きなら、夏目友人帳は外せない。妖怪と交わりながら「居場所を探す」という軸はこちらの方がより丁寧に掘り下げられていて、お稲荷さまの守護関係を気に入った人は間違いなく刺さる。全6期あるので時間は覚悟して。
「神様が日常に紛れ込んでくる」コメディ路線ならかみさまはじめましたも近い。主人公が突然神様の立場になるという逆転構造だが、神域と人間界が交差していく感覚は共通している。少女漫画原作なのでロマンスが前面に出てくる分、そっちが欲しかった人にも向いている。
釘宮理恵さん目当てで見たなら灼眼のシャナも並行で見てほしい。こちらは同時期の作品でシリアス寄りだが、強い存在が人間の日常に降り立つという構造は近く、声優さんの演技の幅を比較する面白さがある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『我が家のお稲荷さま。』はdアニメストア、U-NEXT、DMM TVで視聴できます。いずれも月額サービスで配信されており、ラインナップに合わせて使いやすいサービスを選べます。なつかしの2008年作品をこの機会にぜひ楽しんでみてください。
