X−エックス− (TV)

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2001X−エックス− (TV)

X−エックス− (TV)

★ 3.5 / 5.0アクションドラマファンタジーラブコメ
放送年2001年
フォーマットTVアニメ
話数24話
原作漫画
制作MADHOUSE

6年間の離別を経て、強力な超能力者である神威が東京に戻ってきた。幼なじみの風馬と小鳥の幸せを守ることを誓う神威だが、彼らとの関わりを避けようとする。しかし運命は非情で、神威は天竜か地竜かの選択を迫られ、世界の未来を左右する力を握ることになるのだった。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

6年前に母とともに東京を離れた少年・神威が、強大な力を秘めたまま約束の地・東京へと戻ってきた。幼なじみである風馬と小鳥、二人の穏やかな日常を守ることだけを願う神威。しかし彼は、人類の存続を望む「天の龍」と、地球の浄化のために現代文明の終焉を望む「地の龍」——その二つの陣営のいずれかを背負うべき宿命の存在だった。関わりを避けようとする神威だが、運命は容赦なく彼を巻き込んでいく。世界の未来を左右する力を握る神威は、どちらの龍として戦うのかという過酷な選択を迫られていく。

みどころ・魅力

① 世界の終末を懸けた「天の龍」と「地の龍」の対立構造

人類を守る天の龍と、地球のために文明を終わらせようとする地の龍。どちらが正義とも言い切れない二項対立が物語の軸となり、登場人物それぞれの信念や葛藤が重層的に描かれる。スケールの大きな終末思想が見応えを生んでいる。

② CLAMP原作ならではの美しいキャラクターと耽美な作画

原作はCLAMP。繊細で華やかなキャラクターデザインと、緊張感のあるバトル描写が融合している。運命に翻弄される者たちの表情や心理が丁寧に表現され、シリアスな空気感とビジュアルの美しさが両立した一作となっている。

③ 神威に迫られる「選択」と幼なじみとの絆

主人公・神威が抱える、風馬と小鳥という幼なじみへの想いと、世界の命運を握る者としての使命の板挟み。守りたい者がいるからこそ重くのしかかる選択が、物語に切実なドラマ性を与え、視聴者を引き込んでいく。

キャスト・声優一覧

司狼神威
司狼神威
メイン
鈴村健一
桃生封真
桃生封真
メイン
諏訪部順一
皇昴流
皇昴流
サブ
杉田智和
玖月牙暁
玖月牙暁
サブ
うえだゆうじ
有洙川空汰
有洙川空汰
サブ
真殿光昭
皇北都
皇北都
サブ
ゆきのさつき
丁
サブ
久川綾
麒飼遊人
麒飼遊人
サブ
古屋道秋
鬼咒嵐
鬼咒嵐
サブ
柚木涼香
桜塚星史郎
桜塚星史郎
サブ
かわのをとや
蒼軌征一狼
蒼軌征一狼
サブ
森川智之
軌 玳透
軌 玳透
サブ
谷山紀章

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スタッフ

監督川尻善昭
音楽佐藤直紀
美術監督池田祐二
OPミュージ「eX Dream」
ED小泉耕平「Secret Sorrow」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

最初はCLAMP繋がりで軽い気持ちで再生したら、画面の冷たさにいきなり置いていかれた。1999年の東京で、世界を続けるか終わらせるかを十代に選ばせる——という重さを、川尻善昭の演出は容赦なく叩きつけてくる。一度目は正直、誰が誰の味方なのか飲み込めないまま終わった。二度目に見て気づいたのは、神威の無愛想さが拒絶じゃなくて、好きな相手を巻き込みたくない不器用さだったこと。三度目になると、もう序盤の何気ない会話まで全部こわく見えてくる。穏やかなシーンほど、後から効いてくるタイプの作品だ。

守りたい者を守るために、いちばん近い人と斬り合う話

この作品を、超能力者同士のバトルものとして見ると、たぶん本筋を取り落とす。Xが描いているのは「誰かを守る」という行為が、必ず別の誰かを切り捨てることとイコールになってしまう世界だ。神威は天の龍として人々の暮らす結界を守るか、地の龍として汚れた世界を一度終わらせるか、その二択を背負わされる。けれどこの二択は、本当は善悪じゃない。守ることも壊すことも、どちらも「この世界を本気で想っている」から出てくる答えで、だから神威と封真——双子星と呼ばれる二人は、いちばん深く理解し合っているからこそ、最後に向かい合わなければならない。諏訪部順一が演じる封真の、優しさと残酷さが地続きになっていく声の変化を聴いていると、敵というより合わせ鏡なんだと思い知らされる。夢見の少女たちが視る未来も一つに定まらず、誰の選択次第でいくらでも形を変える。つまりこの物語の運命は、最初から決まっているようでいて、ずっと個人の意思に握られている。原作のXがいまも未完のまま止まっているのを知っていると、この問いの宙吊り感は作品の外にまで漏れ出していて、続きは出るのか?と毎回思いながら、結局この「選ばされる重さ」だけは何度見ても古びない。

特に刺さったシーン

序盤、神威が幼なじみと再会する何気ないシーンが、二度目以降はぜんぶ伏線に見えてくる。鈴村健一の神威は、ぶっきらぼうな語尾の裏に常に怯えがあって、強がるほど守りたい相手から距離を取ろうとするのが声だけで伝わる。個人的にいちばん刺さるのは終盤の対決にいたる流れで、ここで封真の声色がふっと変わる瞬間、思わず息が止まった。さっきまでの優しい幼なじみと同じ人間が喋っているのに、温度だけが抜け落ちている。杉田智和が演じる皇昴流の、過去をひきずった静けさもこの作品の冷たい空気をぐっと締めていて、東京BABYLONを通った人ほど効くはずだ。作画も川尻演出らしく、血の色と街の灰色のコントラストが画面の不穏さを底上げしている。バトルの派手さより、決断の直前の沈黙のほうが怖い、という珍しいアニメだ。

読んで見たくなったら——『X−エックス− (TV)』はAmazonプライムビデオで視聴できる(30日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 終末や運命を背負わされる物語を、答えの出ない重さごと味わいたい人
  • CLAMP作品の、美しい絵と容赦ない展開のギャップにやられたい人
  • バトルの勝敗より、戦う理由のほうに興味がある人

合わない人

  • すっきり完結して、伏線が全部回収される話を求めている人
  • 登場人物が多く、関係性を整理しながら見るのが苦手な人
  • 明るく前向きな読後感がほしい人

次に見るなら

東京BABYLONがまず筆頭。Xに出てくる皇昴流の過去を描いた作品で、彼の静けさの理由を知ってから本編に戻ると、刺さり方がまるで変わる。

終末を前にした十代が世界の選択を押しつけられる構図が好きなら新世紀エヴァンゲリオン。守ることと壊すことの境界で揺れる感覚は、Xとよく似た居心地の悪さがある。

滅びへ向かう旅の、静かな絶望と美しさを浴びたいならWOLF’S RAIN。世界が終わっていく空気の中で、それでも何かを目指す登場人物の姿は、Xの読後感と地続きだ。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

「X−エックス−」は、AmazonプライムビデオとHuluで視聴できます。終末を懸けた壮大なバトルと、CLAMPらしい耽美な世界観を楽しみたい方は、ぜひこの2つの配信サービスでチェックしてみてください。どちらも見放題で配信されているため、第1話からじっくり追いかけられます。

よくある質問

Q. 「X−エックス−」はどこで配信されていますか?
A. AmazonプライムビデオとHuluで配信されています。いずれも見放題対象として配信されており、TVシリーズを最初から視聴することができます。
Q. 原作はどんな作品ですか?
A. 人気クリエイター集団CLAMPによる漫画が原作です。世界の終末を巡る壮大なテーマと、美しいキャラクター描写で知られる代表作のひとつです。
Q. どんなジャンルのアニメですか?
A. アクション、ドラマ、ファンタジー、そしてラブコメ要素を併せ持つ作品です。世界の命運を懸けた戦いと、登場人物たちの人間ドラマが軸になっています。
Q. どんな人におすすめですか?
A. 終末をテーマにしたシリアスな群像劇や、運命に翻弄されるキャラクターのドラマが好きな方におすすめです。耽美な作画とスケールの大きな世界観を味わいたい方にも向いています。

まとめ

「X−エックス−」は、AmazonプライムビデオとHuluで視聴できます。終末を懸けた壮大なバトルと、CLAMPらしい耽美な世界観を楽しみたい方は、ぜひこの2つの配信サービスでチェックしてみてください。どちらも見放題で配信されているため、第1話からじっくり追いかけられます。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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