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柚木さんちの四兄弟。
| 放送年 | 2023年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Shuka |
結月家は四人兄弟の家族で、長男のハヤト、ミコト、ミナト、ガクトで構成されている。長男ハヤトは毎日を充実して幸せに暮らしている。家庭、学校、近所での涙、笑顔、興奮に満ちた日々が展開される。
作品概要・あらすじ
あらすじ
柚木家は、高校生の長男ハヤトを筆頭に、ミコト、ミナト、そして幼いガクトの四人兄弟。両親のいない家で、ハヤトが家事や弟たちの世話を引き受けながら、四人は身を寄せ合うように毎日を過ごしています。学校での出来事や近所の人々とのふれあい、兄弟げんかに小さな事件——涙あり、笑顔あり、ときめきありの賑やかな日常が、ひとつ屋根の下で繰り広げられます。完璧ではないけれど確かに温かい、四兄弟の暮らしを丁寧に描いたホームドラマです。みどころ・魅力
① 年齢も性格もバラバラな四兄弟の掛け合い
しっかり者の長男ハヤトから甘えん坊の末っ子ガクトまで、年の差のある四人が織りなす会話がとにかく賑やか。誰かが空回りすれば誰かが支え、ぶつかってもすぐに笑い合う——そんな兄弟ならではの距離感が、観ているこちらまで家族の一員のような気持ちにさせてくれます。② クスッと笑えてホロリと泣ける日常エピソード
特別な大事件が起きるわけではなく、宿題や夕飯、ちょっとしたケンカといった等身大の出来事が物語の中心。何気ない一日のなかにふと胸が熱くなる瞬間が差し込まれ、コメディとドラマの絶妙なバランスで日常系ならではの心地よさを味わえます。③ 不器用でも前を向く、家族の温かさ
弟たちのために奮闘する長男の姿や、互いを思いやる小さな気遣いの積み重ねが胸を打ちます。完璧ではないからこそリアルで、「家族っていいな」と素直に思わせてくれる優しい余韻。日々の暮らしを大切にしたくなる、そんな作品です。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 本郷みつる |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 田中織枝 |
| 音楽 | 周防義和 |
| OP | flumpool「泣いていいんだ」 |
| ED | 久保あおい「ささくれ」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルとキービジュアルを見た瞬間、「少女漫画原作っぽいな」と決めつけて、しばらく再生リストの底に沈めていた。きれいな顔の兄弟が並んでいる絵面って、だいたい雰囲気で押し切ってくるやつだと相場が決まっている。見るかどうかはその日の気分次第で、結局ある夜、他に手を出す気力もなくて惰性で1話を流した。それが、いい意味での誤算だった。最初の数分で、予想していた糖度とはちょっと違う、生活のにおいがする画面だと気づく。洗濯物とか、夕飯の支度とか、そういう地味なものがちゃんと映っている。2回目に見返したとき思ったのは、自分が「雰囲気で見るやつ」と切り捨てかけた部分こそ、一番効いている芯だったということだ。
親を失った長男が、兄のまま親をやろうとして軋む話
この作品を、可愛い兄弟たちのほのぼの日常として畳んでしまうのは、たぶん惜しい。芯にあるのは、子どもを卒業し切る前に親をやらされた青年の話だ。長男は家計を背負い、弟たちの学校の連絡帳に判を押し、夕飯を作る。その立ち振る舞いが板についているほど、彼が「息子として悲しむ時間」をどこかに置き忘れているのが見えてくる。一番安定していなければならない人間は、自分の喪失を後回しにするしかない。そこがこの作品の冷たくて優しい部分だと思う。
面白いのは、日常系のフォーマットそのものがテーマと噛み合っているところだ。牛乳を切らした、宿題を見てやれなかった、そういう取るに足らない出来事の積み重ねが、実は「普通の毎日を維持する」という一番しんどい仕事の正体になっている。かつてその普通を当たり前に保証してくれた人がいなくなった家で、普通を続けることは静かな労働だ。派手な事件は起きない。けれど、誰かが当たり前に夕飯の席についている、その絵が成立していること自体が、この家族の達成になっている。
弟たちが喪失をそれぞれ違う速度で処理しているのもいい。すがる子、わざと明るく振る舞う子、口数が減る子。誰一人として「泣いて乗り越える」みたいな分かりやすい山を用意されない。悲しみは、だいたいの場合、誰かがふと黙る数秒として現れる。この作品はその数秒を律儀に拾う。単なる癒やしではなく、癒やしの形をした再建の記録として見ると、急に背骨が通って見えてくる。
特に刺さったシーン
序盤の、長男が一人で台所か洗濯物に向き合う夜のシーン。弟たちが寝静まったあと、誰にも見せない顔で手を動かすところで、思わず姿勢を正してしまった。長男を演じる小西克幸の芝居が、ここで一段ギアを落とす。普段は弟たちの前で張っている声を、ふっと低く、ほどく。その「演技を抜いた演技」が効いている。320本を積んだ人の引き算だ。
もう一つは、亡くなった母を中原麻衣の声で回想として置いてくる使い方。柔らかいのに、現在の食卓と地続きで聞こえるから、不在がかえって濃くなる。近所の霧島虎次郎を立木文彦がやっていて、この無骨な声が出てくると画面の空気が一段ぶっきらぼうに、でも安心する方へ傾くのも好きだ。弟の一人を戸谷菊之介が瑞々しく当てていて、年長組と年少組で声の重心がきちんと分かれている。終盤の食卓で末っ子が親のことを口にする展開では、誰も大声を出さないぶん、皿の音だけがやけに大きく聞こえた。
読んで見たくなったら——『柚木さんちの四兄弟。』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 事件より生活の手触りで物語を感じたい人
- 擬似家族・喪失を抱えた日常ものに弱い人
- 声優の引き算の芝居をじっくり聴きたい人
- 派手な泣かせより、静かな数秒の沈黙に泣ける人
合わない人
- 毎話はっきりした起承転結と山場が欲しい人
- テンポよく話が動かないと退屈してしまう人
- キャラの可愛さだけを摂取したくて重さは要らない人
次に見るなら
家族をゼロから組み直す手触りが好きならうさぎドロップ。突然引き取った子どもとの生活を、生活の細部で描くところがこの作品と地続きだ。父と子が食卓で家族をやり直していく話が見たいなら甘々と稲妻。料理の湯気の向こうにある不在の描き方が近い。喪失を抱えた人間が他人の家庭の温度で少しずつ救われていく構造に惹かれたなら3月のライオン。静かな数秒に泣けるタイプの人ほど刺さると思う。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『柚木さんちの四兄弟。』は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluの4つのサービスで配信されており、いずれでも視聴できます。アニメ作品に強いdアニメストアはもちろん、見放題ラインナップが豊富なU-NEXTやHuluでも配信されているため、すでに加入しているサービスがあればそのまま楽しめます。自分の利用環境に合わせて配信先を選べるのは嬉しいポイントです。
