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真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました
| 放送年 | 2021年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | WolfsBane |
かつて魔王討伐の勇者パーティに属していた赤は、仲間の裏切りを受け、辺境の静かな町で薬局を開くことを決意する。過去を隠しながら新しい人生を送ることが目標だが、それは容易ではない。特に、ある美しい女性の登場により、赤の平穏な日常は揺らぎ始める。
作品概要・あらすじ
あらすじ
かつて勇者パーティの一員として魔王討伐を目指していた赤(レッド)は、仲間から「真の仲間ではない」と告げられ追放される。傷ついた心を抱えながら辺境の町アティナへと向かった彼は、そこで小さな薬局を開き、ひっそりと第二の人生を歩み始める。過去を隠し、平穏な日々を望む赤だったが、幼馴染の少女・リットとの出会いが、彼の閉ざした心を少しずつほぐしていく。勇者の影から離れ、自分らしい生き方を探す物語。みどころ・魅力
① 追放から始まる等身大の再生ドラマ
強大な力を持ちながらも「不要」と切り捨てられた主人公が、怒りや悲しみを抱えたまま前へ進もうとする姿は、見る者の共感を呼ぶ。ざわめく感情と静かな日常のコントラストが、物語全体にじんわりとした温度感を与えている。② 辺境での丁寧な日常描写とスローライフの魅力
薬草の調合、料理、住民との交流など、辺境の町での日々が丁寧に描かれる。ファンタジー世界の「暮らし」にスポットを当てた穏やかな作風は、バトル一辺倒ではない落ち着いたアニメを求める視聴者にとって絶好の一作だ。③ 赤とリットのじっくり育つ恋愛関係
追われるように辺境へやってきた赤と、自ら英雄の座を降りたリット。似た境遇を持つふたりが互いを気遣いながら距離を縮めていく過程は、急かさないラブコメとして心地よい。掛け合いの自然さと柔らかさが視聴後の余韻を長く引き伸ばす。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 星野真 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 清水恵 |
| 原作 | ざっぽん |
| 原案キャラデザ | やすも |
| キャラクターデザイン | 渡辺るりこ |
| 音楽 | 橋本由香利 |
| 美術監督 | 芦野由紀子 |
| 音響監督 | 阿部信行 |
| OP | 西尾 結「息を吸うここで吸う生きて」 |
| ED | ジョーチョ「みんなおなじ」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルが長すぎて、最初はサムネを3回スクロールで通り過ぎた。「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」——どこで息継ぎするんだこれ、という。でも秋クールの消化候補として渋々1話だけ見てみたら、想像していた「追放ざまぁ系」とは少し違うトーンだった。主人公の赤が復讐に燃えるわけでも、颯爽とチートで無双するわけでもなく、ただ静かに薬局を開こうとしている。その拍子抜け感が妙に引っかかって、結局最後まで見ていた。2周目はヤランドララ登場後の赤の表情変化を意識して見直したんだけど、1話の薬草採取シーンですでに伏線が仕込んであることに気づいて、作りはちゃんとしているなと思い直した。
「強さを手放すことでしか、人は休めない」という話
スローライフ系という括りで見ると消費しやすいけれど、この作品の芯にあるのは「強者が強さを手放す選択をするまでの話」だと思う。赤はパーティを追い出されたわけだけど、実際のところ彼の実力はパーティの誰よりも高い。それがわかっているから、辺境でひっそり生きようとする姿に、どこかしら「本気出せばいつでもやり直せる男が、あえてそうしない」という奇妙なゆとりが漂う。
ただ、この作品が面白いのは、その「ゆとり」が実は本物じゃないところだ。ヤランドララが現れることで、赤の平穏が揺らぎ始める——という構図は表面だけ見ると恋愛フラグに見えるけど、本質はたぶん違う。ヤランドララは赤が「忘れようとしていた感情」の象徴として機能している。過去の仲間に裏切られた記憶、それでも人を信じたいという矛盾、そういったものを彼女の存在が掘り返してくる。
雨宮天がヤランドララを演じているんだけど、この役のキャスティングはかなり正解だったと思う。透明感のある声質が「異質な存在が日常に入り込んでくる感覚」を出していて、赤の日常がどれだけ意図的に設計されたものかを逆説的に際立たせている。対して三宅健太演じるダナン・ラボーは、豪快さの奥に赤への複雑な感情が見え隠れするキャラクターで、声の重量感が「過去のしがらみ」という重力そのものになっていた。
スローライフ系というジャンルは往々にして「いかに主人公が快適に生きるか」の描写に終始しがちだけど、この作品はそこに「なぜ快適でなければならないのか」という問いを混ぜてくる。赤が薬局で過ごす穏やかな日々は、彼が能動的に選んだというよりも、それ以外の選択肢から目を背けることで成り立っている。その居心地悪さが、単なる日常系アニメとして見るよりも少し複雑な後味を残す。
特に刺さったシーン
序盤、赤が辺境の町に来てすぐ、子どもたちが薬局に薬を求めてやってくるシーンがある。赤は淡々と調合して渡す。笑顔で礼を言われても、どこかぎこちない。強さを人のために使うことが板についているはずなのに、「普通の親切」にどう応えていいかわからない人間みたいな反応をするんだよね。
あそこで、この主人公が「追放されたこと」より「信頼していた人間に裏切られたこと」に傷ついているんだとわかった。八代拓演じるアレス・スロアが絡む場面では、その傷の輪郭がより鮮明になる。八代の声は中音域に不安定な感情をよく乗せるので、アレスの「強がりの中の後悔」みたいなものが台詞の端々から染み出していた。2周目で聞くと、序盤のアレスの台詞はほとんどが言い訳と自己弁護で構成されていることに気づいて、初見よりだいぶ嫌いになった。それはそれで演技の勝ちだと思う。
読んで見たくなったら——『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「追放ざまぁ」より「追放後の静かな再生」に興味がある人
- 恋愛要素がゆっくり進む作品が好きな人(急展開はほぼない)
- キャラクターの過去と現在が交互に描かれる構成が苦にならない人
- 雨宮天・三宅健太の演技目当てで見られる人
合わない人
- 「追放→即無双→ざまぁ」のテンポを期待している人には完全に肩透かし
- スローライフ要素を純粋に楽しみたい人には、過去回想パートが重く感じるかもしれない
- 1クールで綺麗に完結する話を求めている人には消化不良感が残る。原作はまだ続いている
次に見るなら
無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜
異世界転生でありながら「過去を引きずった人間が本当の意味でやり直す」という骨格が近い。ただしこちらは主人公の内面描写がより踏み込んでいて、スローライフ成分は薄め。真の仲間の「回想と現在の交差」が好きだった人には刺さる。
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…
こちらは同じ「前世の知識で異世界をスローに生きる」系だけど、徹頭徹尾コメディ寄り。真の仲間の湿っぽさが少し重かった、という人が口直しに見るのにちょうどいい。雰囲気の落差で逆に真の仲間の独自性が見えてくる。
この素晴らしい世界に祝福を!
辺境の町でのんびり暮らすというモチーフの比較対象として。こちらはシリアスさゼロで笑い優先。真の仲間の「静けさの中の孤独」が刺さった人が見ると、同じ辺境スローライフでもまったく別の作品だということがよくわかる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ | |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Netflix・Huluの主要5サービスで配信中です。サブスク加入者であれば追加費用なく視聴できる環境が整っており、好きなタイミングで全話まとめて楽しめます。各サービスの無料トライアルを活用すれば、初めての方もお得に視聴をスタートできます。


