SHIROBAKO

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2014SHIROBAKO

SHIROBAKO

★ 4.0 / 5.0コメディドラマ日常系
放送年2014年
フォーマットTVアニメ
話数24話
原作オリジナル
制作P.A.WORKS

かつて5人の少女がアニメーション映画を制作し、楽しさに満ちていたため、将来再び一緒に映画を作るためアニメーション業界で働くことを誓った。2年後、葵、静香、江麻、美咲、緑は業界の現実を学ぶ。それは常に楽しいわけではなく、決して簡単ではなく、才能だけでは道を開くには十分ではないということだ。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

高校時代、アニメ制作の喜びを共に体験した5人の少女たちは、いつかまた一緒にアニメを作ろうと誓いを立てた。卒業から2年後、主人公の木下あおいをはじめ、5人はそれぞれアニメ業界へと飛び込む。しかし現実は夢とは程遠く、締め切りに追われる日々、思うようにいかないクリエイターとしての壁、複雑な人間関係——。それでも仲間と支え合いながら、理想のアニメ作りを目指して奮闘する青春群像劇。

みどころ・魅力

① アニメ業界の舞台裏をリアルに描いた圧倒的なディテール

制作進行・作画・声優・脚本・音響など、アニメ制作に関わるあらゆる職種が丁寧に描かれている。業界経験者が「あるある」と唸るほどのリアリティがあり、アニメを見る目が根本から変わる。フィクションでありながら、本物のドキュメンタリーを見ているような臨場感が味わえる。

② キャラクターたちの成長と挫折が共鳴する人間ドラマ

才能と努力の狭間で悩む若者たちの姿は、アニメ業界に限らず社会に出たすべての人に刺さる。うまくいかない時期の描き方が誠実で、「自分も頑張ろう」という気持ちを自然に引き出してくれる。登場人物一人ひとりに確かな人生があり、群像劇としての完成度も高い。

③ 笑いと涙が共存するテンポの良いストーリー展開

シリアスな局面もコメディタッチで和らげるバランス感覚が絶妙で、重くなりすぎず軽くなりすぎない独特の空気感がクセになる。劇中劇として登場するアニメ作品の完成に向けて物語が収束していく構成は、最終話に向けて感動が積み重なる設計になっている。

キャスト・声優一覧

宮森あおい
宮森あおい
メイン
木村珠莉
安原絵麻
安原絵麻
メイン
佳村はるか
坂木しずか
坂木しずか
メイン
千菅春香
藤堂美沙
藤堂美沙
メイン
髙野麻美
今井 みどり
今井 みどり
メイン
大和田仁美
木下 誠一
木下 誠一
サブ
檜山修之
内田茜
内田茜
サブ
高橋李依
丸川正人
丸川正人
サブ
高木渉
菅野光明
菅野光明
サブ
樫井笙人
渥美裕治
渥美裕治
サブ
濱野大輝
北野三郎
北野三郎
サブ
野中秀哲
中春鳴
中春鳴
サブ
中原麻衣

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スタッフ

監督水島努
シリーズ構成横手美智子
原案キャラデザぽんかん⑧
キャラクターデザイン関口可奈味
美術監督垣堺司
音響監督水島努
OPトレイシー「あいむそーりーEXODUS」
OP石田 燿子「COLORFUL BOX」
OP奥井雅美「宝箱-TREASURE BOX-」
ED石田 燿子「COLORFUL BOX」
ED宮森葵「Animetic Love Letter」
EDDoughnut◎Quintet「プラチナジェット」
ED國武美雪「山はりねずみアンデスチャッキー」

関連作品

アニメ

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

SHIROBAKOを見始めたのは、深夜に仲間内のチャットで「アニメ制作の話なんだけど、妙にリアルで怖い」という一言を見かけたのがきっかけだった。業界批評的なやつかと思って身構えて見始めたら、1話から普通に面白くて、構えていた自分が少し恥ずかしかった。

宮森あおいがドーナツを車で届け回りながら現場をつないでいくあの光景、最初は「健気でいいな」くらいの印象だったのが、2周目からは「これ全部実際の現場で起きてることだよな」という重さに変わっていた。P.A.Worksが自分たちの話を描いているという読み方をすると、笑えるシーンでもじわじわ来るものがある。

中原麻衣が演じる中春鳴は、出演作207本のキャリアが自然にキャラクターに滲んでいる。落ち着き方が本物で、1話から画面の信頼感がある。

「あのときの楽しさ」は燃料じゃない——夢と現場の摩耗をSHIROBAKOはどう描いたか

SHIROBAKOは表面だけ見ると「夢に向かって頑張る若者の話」に分類されてしまうが、実際に最後まで見ると、そういう話じゃないことに気づく。この作品が本当に描いているのは、「高校のときの熱量」と「今日の疲弊」のあいだで、人がどうやって折り合いをつけながら生き延びるか、だと思っている。

かつて文化祭でアニメを作って楽しかった。だから業界に入った。でも現実の制作現場は、楽しさを積み上げる場所ではなかった。スケジュールの崩壊、クオリティと納期のトレードオフ、人間関係の軋轢、理不尽な修正依頼。5人はそれぞれの部署で、それぞれの「現実」にぶつかっていく。

この作品が面白いのは、その現実を「乗り越えるべき壁」として描いていない点だ。終盤になっても現場はしんどいし、理不尽はなくならない。それでも完成品を見た瞬間に「やってよかった」と思える、あの感触だけは本物だ。SHIROBAKOが描くのは「夢が叶う話」ではなく、「夢と仕事のあいだで人がどう変形していくか」だと思う。

高橋李依が演じる内田茜のパートが、この構造をいちばんはっきり示している。茜は声優志望として登場し、理想と現実のギャップをまともに食らっていく役どころだ。出演作203本を持つ高橋李依が、まだ何者でもないキャラクターを演じるというアイロニーが、作品全体に奇妙な厚みを与えている。茜の葛藤が説得力を持つのは、演じている側の蓄積が透けているからだと2周目に気づいた。

檜山修之が演じる木下誠一監督も見逃せない。163本のキャリアを持つ声優が、アニメの現場を束ねる監督を演じる。「つくる側」の重さを知っている人間の声という説得力が、シリアスな場面を余計な力みなしに成立させている。

特に刺さったシーン

中盤、作品の制作が行き詰まって現場がギリギリのところまで追い詰められる一連の流れがある。スケジュールが崩れ、スタッフが限界を超え、それでも完成させなきゃいけないという重圧の中で、宮森があちこち走り回って一個ずつ問題を潰していく。

「仕事してる」以外の言葉が出てこない。

アニメの制作進行という職種がどういうものかを、数話かけてじっくり見せてくる。最初に見たときは「大変だな」という感想で終わっていたのが、2回目以降は各スタッフの表情の細かさや言葉の選び方に引っかかるようになった。セリフじゃなくて顔が演技している場面が多い。

高木渉が演じる丸川正人のシーンは、ベテランの演技という感触がある。166本のキャリアからくるのか、場面の重さを上げすぎないコントロールが絶妙で、シリアスに振り切らない作品全体のトーンを静かに支えている。感情的に追い詰められそうな場面でも変なところで笑いが入ってくるバランス、これがなければ全26話を見続けられなかったと思う。

読んで見たくなったら——『SHIROBAKO』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 仕事の「現場感」が好きな人。お仕事系アニメの中でも、泥臭い部分への解像度が異様に高い
  • 何かを作ることに携わっている人。職種を問わず、締め切りや品質管理の話として読めてしまう
  • アニメを複数回見る習慣がある人。見るたびに違うキャラクターのパートが気になり始める作りになっている
  • P.A.Worksの作品が好きな人。作風のルーツが詰まっている

合わない人

  • 「夢に向かって突き進む」カタルシスが見たい人。そういう展開への裏切り方が意図的にある
  • 登場人物が多いのが苦手な人。それぞれに見せ場のあるキャラが10人以上いる
  • 仕事の話を仕事時間以外で見たくない人。リアル職場の記憶を想起させる密度がある

次に見るなら

SHIROBAKOの「夢より先に今日の仕事を片付ける」感触が好きだったなら、同じP.A.WorksのSAKURA QUESTをおすすめする。地方の観光局に派遣された主人公が、理想と現場のズレを抱えながら働く話で、仕事の達成感と消耗感のバランスがSHIROBAKOに近い。キャラクターの成長より、日常業務の積み重なりを見せる方が得意な作品。

声優・アイドル業界の裏側に興味があるならGIRLISH NUMBERも刺さると思う。主人公が「自分には才能がある」と思い込んでいる新人声優で、業界のシビアな部分を嫌味なく見せてくる。SHIROBAKOより毒が強めで笑えるし、少し痛い。

SHIROBAKOそのものをもう少し追うならSHIROBAKO 劇場版を。TVシリーズから数年後の物語で、あのキャラクターたちがどうなったか気になっていた人向け。TV版を2周してから見ると、細かい変化の拾い方が楽しくなる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『SHIROBAKO』はdアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluで配信中のため、主要なVODサービスのいずれかを利用していればすぐに視聴できる環境が整っている。全24話を一気に見られる環境が揃っているので、週末にまとめて見始めるのがおすすめだ。気になるサービスを使って、ぜひアニメ業界の熱い舞台裏を体感してほしい。

よくある質問

Q. SHIROBAKOはどこで視聴できますか?
A. dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluで配信中です。それぞれ月額料金や無料トライアルの条件が異なるため、すでに契約しているサービスから視聴するのがおすすめです。
Q. SHIROBAKOは何話構成ですか?
A. 全24話構成のTVアニメです。2014年10月から2015年3月にかけて放送されました。また2020年には劇場版も公開されており、TVシリーズを見終わった後に続けて楽しめます。
Q. アニメに詳しくなくても楽しめますか?
A. はい、楽しめます。アニメ好きなら業界の裏側を知れる面白さがありますが、社会人ドラマとしての完成度も高く、仕事や夢について考えさせられる作品として幅広い層に支持されています。
Q. 劇場版はTVシリーズを見てから観るべきですか?
A. TVシリーズを先に視聴することを強くおすすめします。劇場版はキャラクターの背景や関係性を知っていることが前提の内容になっており、TVシリーズを見てからの方が感動が格段に深まります。

まとめ

『SHIROBAKO』はdアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluで配信中のため、主要なVODサービスのいずれかを利用していればすぐに視聴できる環境が整っている。全24話を一気に見られる環境が揃っているので、週末にまとめて見始めるのがおすすめだ。気になるサービスを使って、ぜひアニメ業界の熱い舞台裏を体感してほしい。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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