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映画 ギヴン
| 放送年 | 2020年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Lerche |
バンドのベーシスト・中山陽樹、ドラマー・梶秋彦、そして秋彦のルームメイトで元彼氏の村田烏月の三人の恋愛関係を中心に描いた作品。
映画 ギヴンがどこで見られるか調査しました。主要な動画配信サービスの配信状況・料金・無料トライアルを以下にまとめています。視聴できるサービス:dアニメストア・U-NEXT・DMM TV。
配信状況まとめ
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ | |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
作品概要・あらすじ
あらすじ
バンド「ギヴン」のベーシスト・中山陽樹は、ドラマー・梶秋彦に思いを寄せている。ある日、秋彦の部屋に転がり込んできたのは、かつて秋彦と深い関係にあった村田烏月だった。幼なじみで元恋人という複雑な過去を持つ秋彦と烏月、そして陽樹——3人がバンド活動を通じて近づくほど、それぞれの胸に積み重なった感情は動き出す。音楽と青春が交差する、切なくも温かい三角関係の行方を描いた劇場版アニメ。みどころ・魅力
① 3人の間に漂う緊張感と繊細な心理描写
好意・未練・嫉妬が複雑に絡み合う三角関係を、台詞よりも表情や間で語るのがこの作品の真骨頂。陽樹の不器用な一途さ、烏月が抱える後悔と優しさ、秋彦の揺れる内面が丁寧に積み重ねられ、どのキャラクターにも感情移入できる構成になっている。② 音楽と感情が一体化したライブ・演奏シーン
TVシリーズから引き継いだ圧倒的なバンド演奏描写は劇場版でもさらに磨きがかかっている。ギター・ベース・ドラムの音が感情の昂りと完全にリンクし、言葉にならない想いをそのまま音楽で表現する演出は、ライブ映像を見ているような没入感をもたらす。③ BL×音楽というジャンルを超えた普遍的な青春物語
恋愛対象の性別を問わず、「伝えられなかった気持ち」「すれ違いと再生」というテーマは幅広い視聴者の心に響く。原作・キヅナツキの繊細な世界観を忠実に再現しながら、劇場という尺を活かして恋愛の機微をじっくり描いた、青春ドラマとしての完成度が高い作品。キャスト・声優一覧












スタッフ
| 監督 | 山口ひかる |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 大沢美奈 |
| 音楽 | 未知瑠 |
| 音響監督 | 菊田浩巳 |
| ED | センチミリメンタル「僕らだけの主題歌」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・考察
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
TV版を見て、「ギヴン」というコンテンツ自体が好きになったタイプなので、劇場版の存在は知っていた。ただ正直に言うと、最初は「メインカップルの話じゃないのか」という引っかかりがあった。TV版の二人の話が好きで見ていたわけだから、そこから外れた番外編的なものが刺さるかどうか、少し読めなかった。
実際に見始めたら、その構えは5分で消えた。むしろこっちの話のほうが複雑で、感情的な密度が高い。江口拓也さんが演じる梶秋彦というキャラクターの、言葉でうまく説明できない引力みたいなものが、映像に入った瞬間から滲み出ている。浅沼晋太郎さんの村田雨月も、登場してすぐに「ああ、この人は厄介だ」とわかる種類の演技で、いい意味で早々に飲み込まれた。
好きな人に、好きな人がいる
この映画が描いているのは、恋愛の「タイミング」や「距離感」の話ではない。もっと根本的な、どうにもならない構造の話だ。好きな相手に、別の誰かへの感情がある。それを知りながら、それでも側にいる。この状況を「可哀想」という一言で片付けるのは簡単だけど、この作品はそこをもう少し複雑なところまで掘り下げている。
中山陽樹というベーシストが、梶秋彦に向ける感情は、一方的な恋愛として描かれながらも、どこかに「見ていてあげている」という能動性がある。秋彦が雨月との関係に引きずられているのを知っていて、それでも彼のそばにいることを選んでいる。これは献身とも違う、もう少し屈折した感情の形で、作品はその屈折を美化しない。
一方の秋彦は、雨月への感情を「過去のもの」として処理しきれていない。江口拓也さんの芝居がここで効いていて、感情を外に出さないキャラクターの内側にある揺れを、台詞の少ないシーンでもちゃんと見えるようにしている。「好きだった」と「好きだ」の間にある曖昧さを、演技で表現できる声優はそう多くない。
浅沼晋太郎さんが演じる雨月は、いわゆる「元カレ」の役どころだが、このキャラクターが単純な障害として機能していない点がこの映画の誠実なところだと思う。雨月自身も何かを抱えていて、秋彦を引き留めているのか、それとも自分が離れられないのか、その境界が意図的にぼかされている。「悪役がいない三角関係」というのは言葉にすると陳腐に聞こえるが、この作品はそれを説得力のある形で見せている。
音楽の使い方も、テーマと連動している。ライブのシーンで、感情の整理がついていないキャラクターが演奏するとき、音楽が「言えなかったこと」を代わりに出力する装置として機能する。これはTV版から一貫したギヴンの語り口で、劇場版でもそこは揺るいでいない。
特に刺さったシーン
雨月がヴァイオリンを弾くシーンが、この映画でいちばん記憶に残っている。浅沼晋太郎さんの声が、あの場面では極限まで抑制されていて、それがかえって感情の圧を高くしている。「うまい」とか「下手」という話ではなく、この人がこのキャラクターを演じるとこういう声になる、という一致の話で、見ながら「ああ、このキャスティングで正解だった」と思った。
もうひとつ挙げるなら、秋彦と陽樹が直接ぶつかる終盤の場面。江口拓也さんが、普段のおおらかなキャラクター像を全部外して芝居をしているのがわかる瞬間があって、そこがいちばん映画館の空気が変わった感じがした。劇場の音響で聴くと、声の細かいニュアンスが全部届くので、配信で見るのとは少し違う体験になると思う。内田雄馬さん演じる立夏がそこに絡む場面も、短いながらよく効いていた。
読んで見たくなったら——『映画 ギヴン』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さると思う人:
- TV版「ギヴン」が好きで、あのバンドのメンバー全員に愛着がある人
- BLという括りより「感情の複雑さを丁寧に描いた作品」が好きな人
- 声優の細かい芝居の違いを聞き取るのが好きな人(この映画はそれに応える密度がある)
- 三角関係もので「誰も完全な悪役にしない」構造を好む人
- 音楽と感情が連動する演出が好きな人
合わないかもしれない人:
- TV版未視聴でいきなり見ようとしている人(キャラクターへの前提知識がないと薄く感じる可能性がある)
- はっきりとした結末や感情の決着を求める人(この映画は余韻で終わる)
- BLというジャンル自体に抵抗がある人
- 展開が速くてカタルシスが明確な恋愛ものを求めている人
次に見るなら
「ギヴン」の、音楽と感情が重なる演出が好きだったなら、ユーリ!!! on ICEは見てほしい。スポーツアニメの形式を取りながら、二人の男性の関係性の変化を丁寧に積み上げていく作品で、「何が起きているか」より「どう感じているか」を優先して描くスタイルが近い。演技・音楽・作画の連携が高水準で、刺さるポイントが似ていると思う。
複雑な三角関係と感情の機微を静かに描く作品なら、同級生(劇場アニメ版)も挙げておきたい。尺が短い分、密度が高くて、見終わったあとに何かが残る類の映画だ。男性同士の恋愛を普通の温度で描いていて、ギヴンと似た誠実さがある。
音楽×青春×感情の複雑さという軸なら、四月は君の嘘もある。こちらは異性愛の話だが、「音楽で言えなかったことを伝える」という構造がギヴンと共鳴する部分が多い。感情の重さと音楽の使い方が好きだったなら試してみる価値はある。
よくある質問
まとめ
『映画 ギヴン』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで配信中のため、多くのサブスクユーザーが追加料金なしで視聴できる環境が整っている。TVアニメ版を配信サービスで見終えた流れでそのまま劇場版へと進めるのも嬉しいポイントだ。





