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Engage Kiss
| 放送年 | 2022年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | その他 |
| 制作 | A-1 Pictures |
バイロン・シティは太平洋上に設立された独立した人工島都市で、新エネルギー資源「オルゴニウム」の採掘により、悪魔による「D災害」が頻発している。民間軍事会社(PMC)がこれらの事件対応を担当する。主人公シューは
作品概要・あらすじ
あらすじ
太平洋上に建設された独立都市「バイロン・シティ」。新エネルギー資源「オルゴニウム」の採掘により悪魔が引き寄せられ、特殊災害「D災害」が日常的に発生するこの街で、民間軍事会社(PMC)を営む青年・シュウは、悪魔の少女キサラとの契約によってD災害に立ち向かっている。契約の対価はシュウの「記憶」。愛情深いキサラ、元カノのアヤノ、凄腕退魔師のシャロンと絡み合いながら、シュウが12年前に失った家族の真実へと物語は収束していく。
みどころ・魅力
① 記憶を代償にした悪魔との契約という斬新な設定
悪魔・キサラとの契約は「キスで記憶を対価に力を得る」という独特のルール。戦えば戦うほどシュウの大切な記憶が失われていく構造が緊張感を生み出し、ラブコメの甘さと切なさが同時に押し寄せてくる。記憶が消える前後の描写にも注目したい。
② ラブコメとダークアクションの絶妙なバランス
シュウをめぐるキサラ・アヤノ・シャロンの三角関係はコメディタッチで描かれる一方、家族の喪失や悪魔との闘争はシリアスな緊張感に満ちている。軽めのノリで見始めると、中盤以降の急転直下の展開に引き込まれる作りになっている。
③ 爽快なアクションと丁寧に積み上げられた伏線回収
A-1 Picturesが手がける戦闘シーンはスピード感があり見ごたえ十分。一見ギャグ調に見えるエピソードが後半の伏線として機能しており、全話通して視聴すると「そういうことだったのか」と腑に落ちる構成が心地よい。
キャスト・声優一覧






















スタッフ
| シリーズ構成 | 丸戸史明 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | つなこ |
| キャラクターデザイン | 滝山真哲 |
| 美術監督 | 小木曽宣久 |
| OP | ハルカ「誰彼スクランブル」 |
| ED | ななもり。あかり「恋愛脳」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「オリジナルアニメ、A-1 Pictures、2022年夏」という情報だけで一定の信頼を置いて録画予約した記憶がある。太平洋上の人工島都市に悪魔が出没して、民間軍事会社が対処する——この設定の組み合わせ、ちゃんと料理すれば面白くなるやつだと思った。実際、第1話を見たときの印象は悪くなかった。斉藤壮馬が演じる主人公シューの、どうにも締まらないダメ男ぶりと、その横でやけに有能な悪魔の女の子キサラが同居している構図が、思ったより笑えた。
ただ正直に言うと、2回目に見るまでかなり細部を忘れていた。「あの島のやつ」「契約悪魔と戦うやつ」くらいの解像度で記憶の棚に刺さっていた。2周目に入って初めて、この作品が意外とちゃんと「記憶」というテーマを背骨に使っていたことに気づいた。見ているあいだはコメディとアクションに引っ張られて見えにくいのだが、構造はそれなりに真面目だった。
大切な人の記憶を食べながら、それでも隣に立ち続けることの話
Engage Kissの核心は、ラブコメでも悪魔バトルでもなく、「忘れることと愛すること」の関係にある。主人公シューは悪魔キサラと戦闘用の契約を結んでいる。契約の代償はシューの記憶——キサラと過ごした日々、ふたりで積み上げてきたはずの時間が、戦うたびに少しずつ削られていく。
これをギャグとして消費するのは簡単だ。記憶を失うことでシューが間抜けになる、そのズレが笑いを生む。実際そういう演出は序盤に多い。でも2周目で気づくのは、キサラ側の視点から見るとこれがほとんどホラーだということだ。彼女はシューに覚えていてほしい。覚えていてもらうために傍にいる。なのに覚えてもらい続けるためには、自分が戦い続けるしかない——その構造は、倒錯していて、切ない。
「記憶を消すから愛される価値がない」ではなく、「記憶を消してでも隣にいたい」という感情の重さ。この作品は単なるデレ悪魔ヒロインものではなく、片方だけが全部を覚えている関係の非対称性を、かなり意地悪な角度から描いている。大西沙織が演じる凛花が序盤にコメディリリーフ的な立ち位置に見えながら、中盤以降で別の重さを帯びてくるのも、この非対称さのバリエーションとして読める。
鬼頭明里が演じるカンナのポジションも、2周目で印象がかなり変わった。最初は「元カノポジションのめんどくさいキャラ」としか見えなかったのが、彼女の執着がシューへの感情ではなく「自分だけが覚えている」という孤独に由来していたとわかると、急に輪郭がはっきりする。記憶を持っている側のしんどさを、あのキャラは一手に引き受けていた。
特に刺さったシーン
終盤、シューとキサラの関係がある種の臨界点を迎える場面で、逢坂良太演じるミハイルが割り込んでくる構図が好きだった。ミハイルというキャラはずっと「飄々とした強キャラ」として描かれているのに、あの場面だけ声のトーンが変わる。逢坂良太の芝居は普段から抑制が効いているぶん、わずかな揺れが目立つ。2回目に見てようやく「この人ずっとここに向かって走ってたんだ」と気づいた。
あと、渡辺明乃が演じるアキノのシーン全般。主要メンバーの中でいちばん「人間側の常識」を担っているキャラなのだが、その常識がじわじわと侵食されていく芝居の変化が細かい。序盤と終盤でセリフの密度が変わっていて、それが意図的な演出なのか役者の判断なのか、確認する手段もないまま2周目でも結論が出なかった。そういう「わからなさ」が残るアニメは、悪くない。
読んで見たくなったら——『Engage Kiss』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「記憶」や「時間の非対称性」がテーマの作品が好きな人
- コメディと重い展開が混在する構成に慣れている人(両方の温度差が気にならないタイプ)
- 斉藤壮馬のダメ男ボイスが聴けるだけで一定の満足を得られる人
- 1クールオリジナルアニメの「ちょうどいいまとまり感」を求めている人
合わない人
- ラブコメの三角関係展開が苦手な人(かなり正面からやる)
- 世界観設定をきっちり掘り下げてほしい人(オルゴニウムとかD災害の設定は途中から背景になる)
- 主人公のダメさに付き合えないタイプ(シューは相当長くダメなまま)
次に見るなら
デート・ア・ライブ(シリーズ)——異能を持つ女の子と契約して戦う構図、コメディとシリアスの往復、ハーレム的な賑やかさのなかに意外と刺さる感情がある作品が好きなら相性がいい。こちらは設定の規模が大きくなりすぎるが、それも含めてオリジナル系の雰囲気に近い。
冴えない彼女の育てかた——「記憶よりも今の感情」という軸で恋愛を描く作品が好きなら。こちらはバトルなしだが、複数のヒロインが「自分だけが見えているものの重さ」を抱えている構造がEngageKissと重なる部分がある。
Charlotte——1クールオリジナル、異能、記憶と喪失を扱う後半の展開。Key×P.A.Worksなので作風はかなり違うが、「限られた時間のなかで何を残すか」を問う感触が似ている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
「Engage Kiss」は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで配信中です。各種サブスクを利用していれば追加料金なしで全話視聴できるため、気軽に試してみやすい作品です。契約しているサービスでそのまま視聴できる方が多いでしょう。
よくある質問
まとめ
「Engage Kiss」は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで配信中です。各種サブスクを利用していれば追加料金なしで全話視聴できるため、気軽に試してみやすい作品です。契約しているサービスでそのまま視聴できる方が多いでしょう。
