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DARKER THAN BLACK -流星の双子-
| 放送年 | 2009年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | bones |
ヘイとインは前シーズンでシンジケートを裏切ったため、逃亡中である。日本を離れたヘイは、13歳のユーラシア系の少女スオウ・パヴリチェンコと出会う。スオウは様々な派閥と契約者たちの権力争いと政治に巻き込まれていく。一方、東京のヘルズゲートは依然として存在し、ヘイがサターンリング対ゲート粒子を阻止する努力とは関わらず立ち続けている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
前シーズンで組織・シンジケートを裏切ったヘイとインは、追われる身となり逃亡を続けていた。ヘイはロシアへと流れ着き、そこでユーラシア系の少女・パヴリチェンコ・スオウと出会う。13歳のスオウは、契約者をめぐる各国の思惑と権力争いに否応なく巻き込まれていく。東京のヘルズゲートは依然として存在し続け、ゲートをめぐる謀略は新たな局面を迎えていた。
みどころ・魅力
① スオウを主軸に据えた新鮮な視点
前作の主人公ヘイを「見る側」に置き、少女スオウの目線から物語が展開する構成が新鮮。無力だった少女が契約者として覚醒するまでの変化と葛藤が丁寧に描かれており、前作ファンだけでなく初見でも感情移入しやすい。
② 変貌したヘイと前作との対比
前作でクールに任務をこなしていたヘイが、別人のように荒廃した姿で登場する。その理由が少しずつ明かされる構成がサスペンスとして機能しており、前作を知っているほど衝撃が大きい。新旧キャラの再登場も含め、前作視聴者への報酬感がある。
③ 謎を重ねる重層的な世界観
ゲート・契約者・各国の諜報機関が絡み合うSFスパイアクションとしての完成度が高い。アクションシーンのテンポもよく、ミステリー的な伏線が随所に張られているため、展開を追いながら考察する楽しさもある。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 岡村天斎 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 岩原裕二 |
| 音楽 | 石井妥師 |
| OP | STEREOPONY「月明かりの道標」 |
| ED | アビングドンボーイズスクール「From Dusk Till Dawn」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
1期のDARKER THAN BLACKは好きだった。ヘイのあの無表情で世界が動いている感じ、情報の出し方の意地悪さ、それでいてキャラクターの体温がちゃんとあること。「2期は違う」という話は方々から聞いていたので、しばらく積んでいた。
実際に手をつけたのはずいぶん後になってから。見始めてすぐわかったのは、確かにこれは1期ではないということだ。スオウという13歳の少女が主軸に置かれて、ヘイは半ば別の人間になっていて、物語の重心がまるで違う場所にある。「違う」のは本当だった。ただ、悪いかどうかはまた別の話で——そこを判断するのに、2周が必要だった。
「感情を失う」ことと、感情を持ちながら壊れていくことの、どちらが残酷か
DARKER THAN BLACKという作品の根っこにあるのは、契約者という存在の悲哀だ。感情を失った代わりに能力を得る。1期はその設定を外側から眺めながら、ヘイというひとりの男の奇妙さを描いていた。2期はそれを内側から引き裂きにくる。
スオウ・パブリチェンコが契約者になっていく過程を見ていると、ここで描かれているのは「感情の喪失」だけではないと気づく。むしろ逆だ。スオウはなかなか感情を失わない。失えないまま、戦場に引きずり込まれていく。花澤香菜の声がここで効いていて、スオウの戸惑いや怒りや、何かを守ろうとする意地のようなものが、セリフの端々ににじんでいる。感情があるまま人を傷つける、というのは、感情を失った契約者とは別の意味で壊れた状態だ。
一方でヘイは1期とはまったく別の崩れ方をしている。シンジケートを裏切り、インを失い、逃亡中のヘイには目的も整合性もない。水樹奈々が演じる霧原未咲というキャラクターを通じて、ヘイの輪郭が少しずつ浮かび上がる構成になっているのだが、2周目でようやく気づいたのは、ヘイ自身もまた「失ったものを取り戻そうとしているのか、それとも単に動いているだけなのか」が本人にもわかっていないということだ。感情を持ち続けた人間が内側から腐っていく話と、感情を失った契約者の話が同じ画面に同居している。
2期が「違う」と言われる理由のひとつは、この重心の不安定さだと思う。スオウの話なのかヘイの話なのか、どちらとして見ても焦点が定まりきらない。ただそれを、作り手が意図していなかったとは言い切れない。記憶と感情と自己同一性が全員にとってバラバラになっている世界で、物語の軸がひとつに定まらないのは、ある意味で誠実な選択でもある。そう思って見ると、2周目の印象は最初とだいぶ変わった。
特に刺さったシーン
スオウが初めて自分の対価を払う場面。契約者になった実感がスオウ自身にもまだなく、それでも体が反応してしまう、あの静かな混乱のくだり。花澤香菜の声が、叫ぶわけでも泣くわけでもなく、ただ微妙に平坦になるところが怖い。「感情が薄れていくのかもしれない」という恐怖を、声だけで表現している。
三宅健太が演じる鎮目弦馬の登場シーンも、1期とは異なるトーンのアクションを引き締めている。低く安定した声が、ああいう役には妙に合っていて、画面の緊張感が一段上がる感触がある。音楽も含めて、中盤の追走シーンあたりの演出密度はかなり高い。
2回目に見て改めて気になったのは、霧原未咲が何かを察してヘイを見る瞬間の水樹奈々の間の取り方だ。セリフではない、無言のリアクションのところ。これは最初に見たときは完全に流していた。情報として届いていなかった。
読んで見たくなったら——『DARKER THAN BLACK -流星の双子-』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 1期が好きで、それでもヘイというキャラクターをもう少し別の角度から見たい人
- 主人公が目的を見失ったまま進む話が平気な人
- 花澤香菜の演技の繊細さを追いたい人(スオウはかなりいい仕事をしている)
- SF・超能力ものの設定よりも、キャラクターが壊れていく過程に引っかかれる人
合わない人
- 1期のヘイを期待していくと、序盤でかなりつらい
- 物語の収束を求める人——2期の終わり方は、解決より余韻を優先している
- スオウという少女キャラクターを主軸に据えた話が苦手な人
- 全4巻のOVA「流星の双子 外伝」を含めて見ないと、文脈が欠ける部分がある点も注意
次に見るなら
DARKER THAN BLACK -黒の契約者-(1期)は言うまでもなく前提だが、もし未見で2期から入った人がいたら、1期に戻ることを強くすすめる。スオウとヘイの関係の意味が、まるで変わって見える。
SF・心理・アクションの組み合わせが好きなら、PSYCHO-PASSが近い。社会システムと個人の意志がぶつかる構造、暗部を持ったキャラクターの描き方、どちらもDTBと同じ空気を持っている。2期・3期と続いているが、1期単体でも完結感があるので入りやすい。
記憶・アイデンティティの喪失というテーマで引っかかったなら、東のエデンも選択肢に入る。2009年の同時期の作品で、記憶を消された主人公が自分が何者かを探る話。こちらはより現代劇寄りで、DTBほど殺伐としていないが、「何かを失ったまま動き続ける人間」を描く温度感は似ている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『DARKER THAN BLACK -流星の双子-』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中です。どのサービスも月額サブスクで視聴でき、前作『DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』と合わせて一気見するのがおすすめです。
よくある質問
まとめ
『DARKER THAN BLACK -流星の双子-』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中です。どのサービスも月額サブスクで視聴でき、前作『DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』と合わせて一気見するのがおすすめです。


