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つぐもも
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Zero-G |
普通の少年・鏡一也がある日、着物姿の美しい少女・桐葉と出会う。彼女は九十九神で、実は一也が亡き母の思い出として持つ帯の精だった。二人を巡って奇想天外な出来事が次々と起こる、超常現象アクションコメディ。
作品概要・あらすじ
あらすじ
普通の中学生・鏡一也は、ある朝突然、着物姿の美しい少女・桐葉に出会う。彼女の正体は、亡き母が大切にしていた帯に宿った九十九神(つくもがみ)だった。母の形見とともに現れた桐葉と行動をともにするうち、一也の周囲では次々と奇妙な超常現象が巻き起こる。個性豊かな九十九神たちとの戦いを通じて、一也と桐葉の絆が深まっていくアクションコメディ。みどころ・魅力
① 個性豊かな九十九神たちとの迫力バトル
付喪神である桐葉が帯を武器として繰り出す戦闘シーンは、スピード感と演出のテンポが抜群。次々と登場する個性的な九十九神たちとのバトルは、コメディ要素を交えながらも手に汗握る展開が続き、飽きさせない構成になっている。② 笑いとシリアスが絶妙に混在するストーリー展開
日常パートでのドタバタコメディと、亡き母にまつわるシリアスな謎が交互に描かれる。ギャグシーンの勢いそのままに感情を揺さぶる展開へと移行する構成が巧みで、笑いながらもキャラクターへの愛着が自然と深まっていく。③ 亡き母と九十九神をめぐる感情的な核
単なるバトルアニメにとどまらず、一也の母への想いと桐葉の存在意義が物語の縦軸として機能している。成長する一也と、人間のそばで生きることの意味を問い続ける桐葉の関係性に、ジャンルを超えた深みがある。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 倉谷涼一 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 倉谷涼一 |
| 音楽 | 高梨康治 |
| 音響監督 | 郷文裕貴 |
| OP | バンドじゃないもん!マックス・ナカヨシ「METAMORISER」 |
| ED | 當山美智子「I4U」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
たしか深夜にニコニコ動画で流れてきたサムネを踏んだのが最初だった。「亡き母の帯の精が美少女に」という設定、これは普通に面白そうだと思って再生した。九十九神というモチーフは日本らしいし、バトルものとしてのフォーマットも整っている。2017年当時、こういう「オカルト×少年×美少女バトル」の枠はそれなりに消費されていたけど、桐葉のキャラデザインと、三瓶由布子の一也の演技——少年声でありながらどこかふわっとした頼りなさを出してくるあの感じ——で最初の数話は普通に乗れた。
ただ2話か3話あたりで「あ、そういうことか」となる。この作品がどこに本気を出しているかが見えてくる。見てはいるんだけど、「最近何か面白いアニメ見てる?」と聞かれたときに出せないやつ。懐に入れておく系。2回目に通したとき、バトルの組み立て自体はきちんとしてるし、竹達彩奈と三石琴乃の掛け合いも悪くないと思ったが、そういう評価を声に出す機会がそもそもない。そういう作品。
「母の形見」という免罪符と、それを使い倒す作品の正直さ
つぐもも、あるいはこういう類の作品を語るとき、たいていの人は「エロコメ」「サービス過多」で終わらせる。それはそうなんだけど、個人的にはこの作品が序盤に据えた設定——桐葉が一也の亡き母・奏歌の形見の帯であること——の使い方に、奇妙に真摯なものを感じていた。
母親を失った少年が、その記憶を「物」として保存し続ける。その物が人格を持ち、ともに戦う。これだけ聞けば感動系の素材で、実際序盤のトーンはそこに乗っかっている。三石琴乃が演じる奏歌のフラッシュバックには、短い出番でも過去の温度がある。三石の声は「母親」という役にある種の普遍性を持たせるのがうまいと思っていて、つぐもものそれも例外ではない。記憶の中の母親として画面に出てくるとき、一也(三瓶由布子)の声の変化との対比が、作品の情緒的な核になっている。
ただこの作品が面白いのは、その感動的な設定を「免罪符」として使いながら、同時にそれをあっけらかんと裏切っていくところにある。亡き母の形見がエロく動き、霞(竹達彩奈)が暴走し、虎鉄(大久保瑠美)が煩い。竹達彩奈のコメディ演技は過剰なくらい元気で、それが作品のブレーキを壊す役割を担っている。感動系の素材にコメディとサービスを混ぜた作品は山ほどあるが、つぐもももその一つで、決してこれが上品な混ぜ方ではない。
それでも、一也と桐葉の関係の芯には「母への執着と、そこから離れていく成長」という構造が通っていて、それをちゃんと最後まで忘れずにいる。問題のある見た目をしているが、骨格は案外まともだ。だからこそ見終えたとき「良くなかった」と言い切れない、妙な後味が残る。これが一番正直なこの作品の説明だと思う。
特に刺さったシーン
バトルが本格化してくる中盤以降、一也と桐葉が互いに「使役する者と道具」の関係から踏み出していく過程に、地味に引っかかるものがあった。桐葉が一也を怒鳴りつけながら、それでも傍から離れない、あの不器用さ。声に出さない感情を動きと声で出してくる場面で、桐葉の演技(キャスト表記はないが)の重心の置き方が、ここぞというとき変わるのを感じた。
あと個人的には、皇すなお(大地葉)が登場して一也に絡んでくる流れが、作品の中で一番テンポが良かった。大地葉の演技は溜めの作り方が独特で、笑いに持っていく寸前の間の使い方に癖がある。それが序盤の一也の「何が起きてるか分かっていない」テンションと噛み合っていた。2回目に見たとき、そこだけ何度か巻き戻した。
読んで見たくなったら——『つぐもも』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- バトルとコメディとサービスが全部ないと物足りない、という人。ジャンル要求が多い人ほど向いている
- 九十九神・付喪神・民俗的なモチーフが好きで、その設定を下地に使っている作品なら見られる人
- 三瓶由布子の少年声が好きな人。彼女の演技のレンジが割と問われる役なので、ファンなら見る価値はある
- 「人には言いにくいけど自分は楽しんでいる」系のアニメをコレクションしている人
合わない人
- エロコメ要素が一切受け付けない人。これは避けてください、というしかない
- 設定の真面目な部分だけを期待して見始めると、中盤以降に裏切られたと感じる
- 視聴中に誰かに見られると困る環境の人(本当に困る場面がある)
次に見るなら
異世界はスマートフォンとともに。ではなく——同じ「バトル×コメディ×サービス」の文法で作られた作品として、「はたらく魔王さま!」は設定の真面目さとコメディの比率が近い。こちらはサービス要素が薄い分、人に勧めやすいが、日常に落ちてきた非日常存在との関係性という軸はつぐもも視聴者に引っかかるはず。
付喪神・妖怪などの和風オカルト設定が刺さった人には「ぬらりひょんの孫」。バトルの組み立てがより骨太で、「家系・血筋・守るべきもの」という主題の密度が高い。こちらはサービス要素がほぼないので、設定面でつぐももを評価した層に向いている。
声優の演技を軸に見たい場合、三瓶由布子の別の少年主人公ものとして「ベン・トー」もある。こちらはスーパーの弁当争奪戦という頭のおかしい設定のアクションコメディで、真面目にやっているのに何かがズレているトーンが似ている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『つぐもも』はdアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TVで視聴可能です。主要な定額配信サービスで広くラインナップされているため、すでに加入しているサービスからすぐに視聴を始められます。まずは各サービスの無料トライアルを活用してチェックしてみてください。




