日本沈没2020

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2020日本沈没2020

日本沈没2020

★ 3.2 / 5.0ドラマSF
放送年2020年
フォーマットONA
話数10話
原作その他
制作Science SARU

舞台は1970年代の日本から2020年、東京オリンピック直後に変更されている。物語は武藤家とその兄妹・歩と郷を中心に展開する。武藤家の4人は東京を襲う地震に巻き込まれ、次々と襲いかかる災害から逃れながら、街からの脱出を試みるのだった。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

2020年、東京オリンピック直後の日本。突如として大規模な地震が東京を襲い、武藤家の4人は崩壊していく街の中に取り残される。兄の歩と妹の郷、そして両親は、次々と押し寄せる災害から逃れながら必死に東京脱出を図る。国土そのものが海に沈もうとする未曽有の危機のなか、家族は生き延びるため極限状態の日本列島を駆け抜けていく。

みどころ・魅力

① 現代日本を舞台にしたリアルなディザスター描写

舞台を2020年・東京オリンピック直後に設定することで、現代の日本が沈没するというリアリティが際立つ。インフラ崩壊、群衆の混乱、情報遮断など、「今の東京」が壊れていく様子はひりつくような臨場感をもたらしており、単なるパニック映画を超えた重みがある。

② 家族の絆と選択を問う人間ドラマ

極限状態に置かれた武藤家の4人が、それぞれの判断と感情をさらけ出しながら進んでいく。誰かを助けるか、先へ進むか——災害という舞台装置が、家族の形や人間の本質を浮かび上がらせる。ドラマとしての深みがSFパニックに重なることで、単純な逃走劇に終わらない構成になっている。

③ 湯浅政明監督による圧倒的なアニメーション表現

『夜は短し歩けよ乙女』『映像研には手を出すな!』などで知られる湯浅政明監督が手がけており、独特の流動的なアニメーション表現が随所に炸裂する。崩壊する都市、逃げ惑う群衆、迫りくる水——そのダイナミックな映像は、他では見られない圧倒的なビジュアル体験を提供する。

キャスト・声優一覧

武藤歩
武藤歩
メイン
上田麗奈
武藤航一郎
武藤航一郎
メイン
てらそままさき
武藤マリ
武藤マリ
メイン
佐々木優子
武藤剛
武藤剛
メイン
村中知
大谷三郎
大谷三郎
サブ
武田太一
浅田修
浅田修
サブ
濱野大輝
ダニエル
ダニエル
サブ
室田叶恵
室田叶恵
サブ
塩田朋子
古賀春生
古賀春生
サブ
吉野裕行
だいち
だいち
サブ
カイト
カイト
サブ
小野賢章
疋田国夫
疋田国夫
サブ
佐々木梅治

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スタッフ

監督湯浅政明
シリーズ構成吉高寿男
キャラクターデザイン和田直也
音楽牛尾憲輔
美術監督伊東広道、赤井文尚、吉川洋史
音響監督木村絵理子
OPTaeko Oonuki & Ryuichi Sakamoto「a life」
EDカフ「景色」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「Netflixが日本沈没をやる」と聞いたとき、正直なところ期待半分・不安半分だった。小松左京の原作は読んでいたし、2006年の映画版も知っていたから、”また現代にリメイク”という消費感が先に来た。で、実際に再生ボタンを押したのは公開から少し経ってからで、SNSで賛否が割れているのを横目に見ながら「まあ一応」という程度の温度感で。

ところが1話目の東京壊滅シーンで、その温度は急上昇した。配信オリジナルのフル予算感というか、TV放映では予算的に難しいだろうスケールの絵が連発される。地面が割れ、建物が崩れ、水が来る。2020年という年号と東京オリンピック直後という設定が、どこか「ありえた未来」への嫌な実感を引き連れてくる。

2周目以降に気づいたのは、序盤に差し込まれる家族の日常描写の短さが意図的だということ。あれだけ駆け足でキャラクターを紹介しておくことで、後半の喪失がより急激に感じられる構造になっている。賛否の「否」側が「キャラに感情移入できない」と言いたくなる気持ちはわかる。でもそれ、たぶん設計通りだと思う。

災害の前で「家族」という概念がゆっくり解体されていく話

この作品を「日本が沈む話」として見ると、どこかちぐはぐな感じが残る。沈没プロセスの科学的リアリティとか、社会インフラが崩壊していく描写の精度とか、そういう方向での「ハードSF」としての満足感は、そこまで高くない。むしろ本作が執拗に追いかけているのは、極限状態に置かれた武藤家の4人が、それぞれ別の方向に引っ張られながら「家族」という単位を保てなくなっていく過程だと思う。

てらそままさきが演じる父・航一郎の存在感がそのまま証拠で、序盤のシーンで見せる”頼れる父”としての像が、中盤以降にじわじわと揺らいでいく。家族を守ろうとする判断が、必ずしも家族のためにならない。そのズレが積み重なるにつれて、上田麗奈演じる歩とのすれ違いが深刻さを増す。上田麗奈の演技は、声を荒げる場面より静かに黙っている場面の方が怖い。何かを諦めたような間の作り方が、このキャラクターの内側を雄弁に語っている。

中盤、コミュニティに関わる展開でこの構造がさらに露骨になる。血縁の「家族」より、災害下で偶然つながった「擬似家族」の方が機能し始める。これは別に新しいテーマではないんだけど、2020年という時代背景——コロナ禍の直前、あるいは同時期に制作されていることを考えると、「本当に必要な繋がりとは何か」という問いが、製作側の意識的なメッセージとして読める。

吉野裕行が声を当てる古賀春生の役割も、その文脈で機能している。武藤家の外から来た存在として、家族の輪郭を映す鏡のように置かれている。出演作193本のキャリアが培った「場の空気を変えない自然さ」が、このキャラクターの立ち位置にはちょうどいい。

この作品の本質は、日本沈没というスペクタクルを借りた、現代の家族解体劇だ。「日本が沈む」ことと「家族が壊れる」ことが、ほぼ同じ速度で同時進行する。どちらも止められない、という無力感が、見終わった後にじわりと残る。

特に刺さったシーン

序盤、家族が東京から脱出する過程のある夜のシーン。台詞がほぼなく、足音と環境音だけで進む数分間がある。こういう「しゃべらせない」判断ができる演出家がいると、全体への信頼感が上がる。

小野賢章演じるカイトの使われ方も印象に残った。「声優と夜あそび」のMCとして知っている人間からすると、普段の軽快な喋りとはまったく違うトーンで出てくるから、最初のシーンで一瞬誰かわからなかった。2周目で確認すると、声の密度のコントロールがかなり繊細で、感情を抑えているのか出しているのか判断させない芝居をしている。出演作170本の蓄積が、こういう場面で静かに効いてくる。

終盤の選択を迫られる展開では、上田麗奈の「沈黙からの一声」が刺さった。長いモノローグより、一言の方が重い。そういう台本の書き方とキャストの組み合わせが成立している場面で、この作品が「単なるスペクタクルアニメ」ではないことを確認した気分になった。

読んで見たくなったら——『日本沈没2020』はNetflixで視聴できる。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 「家族」というテーマが絡む作品に弱い人
  • ディザスター映画をキャラクター劇として見る癖がある人
  • Netflixオリジナルアニメの映像クオリティを確認したい人
  • 小松左京リメイクとして批評的に見たい人(違いを楽しめるなら)
  • 上田麗奈小野賢章の演技を声質から追っているリスナー

合わない人

  • 原作・旧作映画への愛着が強く、改変に敏感な人
  • キャラクターへの感情移入を軸に見る人(テンポが速く、尺が足りていない)
  • ハードSFとしての「沈没メカニズム」描写に期待している人
  • 全8話という尺で「完結した物語」を求める人(消化不良感がある)
  • 湯浅政明監督の過去作(「夜は短し歩けよ乙女」「四畳半神話大系」)と同じものを期待している人——作家性は出ているが、全然違う種類の映像体験

次に見るなら

東京マグニチュード8.0
同じ「東京が壊れる」「家族が引き裂かれる」構造で、こちらはTV放映作品としての丁寧な感情設計がある。日本沈没2020のテンポに乗れた人なら、より深く刺さる可能性が高い。

サバイバル
少年が文明崩壊後の日本をひとりで生き延びる話。小松左京の原作漫画に近い「人間が剥き出しになる」描写が好きなら、こちらも手に取る価値がある。

彼方のアストラ
宇宙を舞台にした「擬似家族の生存劇」。血縁のない人間たちが極限状態でどう繋がるか、という日本沈没2020の裏テーマを、よりエンターテインメントとして精緻に構築した作品。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『日本沈没2020』はNetflixにて全話配信中で、いつでも視聴可能です。全8話と比較的コンパクトな構成のため、一気見にも向いています。Netflixへの登録があればすぐに視聴をはじめられます。

よくある質問

Q. 日本沈没2020はどこで見られますか?
A. Netflixで全話配信中です。Netflixの会員であればいつでも視聴できます。全8話構成のため、週末の一気見にもちょうどよい分量です。
Q. 原作小説や実写映画との違いは?
A. 小松左京の原作小説・実写映画は1970年代が舞台ですが、本作は2020年・東京オリンピック直後に大きくアレンジされています。主人公も政治家や科学者ではなく、一般家族の視点で描かれる点が大きな違いです。
Q. 何話構成ですか?一気見できますか?
A. 全8話構成(各話約24〜27分)です。トータル視聴時間は約3〜4時間程度で、1日で一気に見やすいボリュームです。続きが気になる展開が続くため、一気見向きの作品と言えます。
Q. グロ・残酷描写はありますか?
A. 災害によって人が死亡するシーンや遺体の描写が含まれます。ホラー的な演出ではありませんが、かなりシリアスな内容のため、そういった描写が苦手な方は注意が必要です。

まとめ

『日本沈没2020』はNetflixにて全話配信中で、いつでも視聴可能です。全8話と比較的コンパクトな構成のため、一気見にも向いています。Netflixへの登録があればすぐに視聴をはじめられます。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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