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スター・ウォーズ:ビジョンズ
| 放送年 | 2021年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 9話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Kinema Citrus |
世界中の一流アニメクリエイターたちがスター・ウォーズを独自の視点で描いたアニメーション短編集。決闘、タトゥーイン・ラプソディ、双子、村娘、第九ジェダイ、T0-B1の6編で構成。各作品は異なるスタジオによる個性的な映像表現でスター・ウォーズの世界を新たに解釈している。
作品概要・あらすじ
あらすじ
世界各国――とりわけ日本を代表する一流アニメスタジオが集結し、「スター・ウォーズ」の世界をそれぞれの感性で自由に描き出した短編アンソロジー。サムライ然としたジェダイの「決闘」、バンド活動に青春を懸ける若者たちの「タトゥーイン・ラプソディ」、ライトセーバーを継ぐ少女の「第九ジェダイ」など全6編を収録。フォースやライトセーバーといったお馴染みのモチーフを、各スタジオならではの映像表現で大胆に再解釈した意欲作です。みどころ・魅力
① 6スタジオが競演する圧巻のアニメーション
最大の魅力は、参加スタジオごとにまったく異なる映像スタイルが楽しめること。手描きの迫力ある殺陣、滑らかなCG、独特の色彩設計まで、1作ごとに作風がガラリと変わります。アニメ表現の幅広さをそのまま体感できる、まさに見本市のような一本です。② 「らしさ」に縛られない自由な世界観
本編の正史(カノン)とは切り離された企画だからこそ実現した、のびのびとした発想が光ります。サムライやロックバンドといった既存のイメージを覆すモチーフが次々と登場し、見慣れたフォースやライトセーバーが新鮮な輝きを取り戻します。③ 1話完結で気軽に楽しめる構成
全編が独立した短編として作られているため、好きな話から視聴できるのも嬉しいポイント。スター・ウォーズに詳しくない人でも入りやすく、ファンであれば各監督の遊び心や小ネタを探す楽しみも味わえます。キャスト・声優一覧
























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▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は、名前を借りただけの企画ものだろうと半分疑いながら再生ボタンを押した。日本のスタジオが束になってスター・ウォーズをやる、というそれだけで、義理みたいな気持ちで見始めたところはある。それが冒頭の数分でひっくり返った。墨絵みたいな質感のライトセーバーが一閃した瞬間に、ああこれは借り物じゃないなと背筋が伸びた。一周目は単純に映像に殴られて終わる。二周目で気づいたのは、6本がてんでバラバラな見た目をしているのに、どの監督も「自分の知っているスター・ウォーズ」を一度も疑っていないことだった。寄せ集めの短編集だと侮っていた自分が、この中でいちばん古い感覚の人間だった。
「好きにやれ」と言われた作家たちが、揃って描いたのは“受け継ぐこと”だった
このアンソロジーの面白いところは、正史から完全に切り離されている点にある。つまり、どの一編も「本編のこの後の話」でも「あの戦いの裏側」でもない。設定の整合性を守る義務から解放された6人が、それぞれ好きなようにフォースを掴んでいい——そういう前提で作られている。普通こういう自由を渡されると、作家はまず派手な方へ走る。もっと強い敵、もっと大きい爆発、もっと過剰な決闘。実際、映像のテンションはどれも振り切れている。
ところが、テーマの中身を見ていくと妙な一致がある。双子の血の話、村に伝わるものの話、師から弟子へ渡されていくものの話。バラバラな作家が、申し合わせたわけでもないのに「受け継ぐこと」へ寄っていく。スター・ウォーズという物語が本来そういう構造——親から子へ、師から弟子へ、ライトセーバーごと何かが手渡されていく話——でできているからだと思う。設定を捨てていいよと言われた瞬間、作家たちは枝葉を全部落として、いちばん硬い幹だけを握った。だからこの作品は、単なるファンアートの詰め合わせではなく、「スター・ウォーズって結局なんの話だったのか」を6通りで答え合わせしている短編集として見える。一周目で映像に殴られ、二周目でこの幹に気づく。その二段構えが効いている。
特に刺さったシーン
声で持っていかれた一編がある。中村悠一のダン、吉野裕行のジェイ、瀬戸麻沙美のエフ、榎木淳弥のカレ、白石涼子のアム——主要どころが揃った回で、終盤の決闘に入った瞬間に空気の重さが変わる。とくに中村悠一が低く落とした一言で、それまで軽く流していた関係性の伏線が全部こちらに刺さってくる。声優の芝居でシーンの意味が後から書き換わる、あの感覚だ。瀬戸麻沙美の張りつめた呼吸も、榎木淳弥の若さの残る声も、ライトセーバーの光と完全に同じ温度で鳴っている。最初に見たときは作画のキレに気を取られて聞き流していたのが、二周目でようやく芝居の細部に追いついた。映像が強いと音は埋もれがちなのに、この回は声が映像を一歩前に引っ張っている。配信オリジナルでここまで芝居を作り込んでくるのか、と素直に唸った。
読んで見たくなったら——『スター・ウォーズ:ビジョンズ』はDisney+で視聴できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- スター・ウォーズは好きだが、正史の積み重ねの重さに少し疲れている人
- 一本ごとに監督の作画・演出の個性を見比べるのが楽しい人
- 短編アンソロジーで「同じ題材をどう料理するか」を味わいたい人
合わない人
- ひと続きの長い物語を腰を据えて追いたい人
- 設定や時系列の整合性、正史との接続を何より重視する人
- 一本ごとにトーンも絵柄も変わる落差が苦手な人
次に見るなら
アニマトリックスが好きなら、こちらはほぼ間違いなく刺さる。西洋発の巨大IPを日本のアニメスタジオがそれぞれの解釈で作り直すという構造が、まるごと同じだからだ。短編集としての完成度を比べる楽しみもある。
西洋のキャラクターが日本のアニメの文法に放り込まれる快感をもっと味わいたいならニンジャバットマン。こちらは短編ではなく一本筋の劇場作だが、絵作りの過剰さと「やりたい放題やった」熱量がビジョンズと地続きだ。
そして単純に続きが見たくなったらスター・ウォーズ:ビジョンズ Season 2へ。今度は世界各国のスタジオが参加していて、同じ「好きにやれ」の前提が国ごとにどう化けるかを観察できる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『スター・ウォーズ:ビジョンズ』は、Disney+(ディズニープラス)で配信中です。Disney+に加入すれば全6編をすべて視聴できます。アニメファンにもスター・ウォーズファンにもおすすめできる、見応えのある短編集です。


