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劇場版 トリニティセブン -悠久図書館と錬金術少女-
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Seven Arcs |
アラタが誤ってリリスの魔導書「ヘルメス・アポクリファ」に触れると、白い光に包まれ、少女リリムが現れる。リリムはアラタとリリスを親と呼ぶ。同時に世界が変化し、禁断の永遠図書館が目覚める。図書館には究極の存在が封印されており、やがて世界は危機に直面することになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
魔王候補の少年・笠間アラタがリリスの魔導書「ヘルメス・アポクリファ」に誤って触れた瞬間、白い光とともに謎の少女リリムが出現する。リリムはアラタとリリスを「パパ」「ママ」と呼び、2人を驚かせる。その直後、世界そのものが変容を始め、伝説の禁断の書庫「悠久図書館」が目覚めを告げる。図書館の奥深くには究極の力を持つ存在が封印されており、やがてその解放がアラタたちの世界を揺るがす大事件へと発展していく。みどころ・魅力
① 謎の少女リリムをめぐるドラマと感情の揺れ
突然「娘」として現れるリリムの存在が物語の軸となる。アラタとリリスが「親」として彼女と向き合う場面は、普段のギャグ・バトル主体の本編とは一線を画した温かさと切なさを持つ。笑いあり涙ありの感情の起伏が劇場版ならではのボリュームで描かれる。② 豪華な作画と迫力のバトルシーン
TVアニメ版より大幅にリソースを投入した劇場版ならではの高品質な映像が見もの。トリニティセブンそれぞれの魔法と、アラタの魔王因子が解放される戦闘シーンは迫力満点。ファンタジー世界の壮大なスケールが美麗な作画で表現されている。③ ラブコメ・サービスシーンと7人のヒロインの魅力
トリニティセブンの醍醐味であるヒロインたちとのラブコメ展開はもちろん健在。劇場版ならではの尺を活かしたキャラクターごとの見せ場が用意されており、推しヒロインがいるファンには嬉しい内容。コメディとシリアスのバランスが心地よくまとめられている。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 錦織博 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 晃徳奈央 |
| キャラクターデザイン | 友岡新平 |
| 音楽 | TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND |
| 美術監督 | 大久保錦一、地蔵本拓嗣 |
| 音響監督 | 蝦名恭範 |
| OP | ザック「Last Proof」 |
| ED | ザック「Last Proof」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言う。TV版トリニティセブンの記憶がほぼない。魔王候補の少年がハーレムを形成しながら世界を救う、というざっくりした輪郭だけ残っていて、あとは霧の中だ。それでも劇場版を見ようと思ったのは、キャスト表を見たからに他ならない。釘宮理恵、日笠陽子、佐倉綾音、松岡禎丞、東山奈央——このメンツが一本の映画に収まっているなら、内容の記憶がどうであれ席に座る理由は十分ある。
見始めてすぐ気づいたのは、TV版を忘れていてもそれほど困らない作りになっているということ。世界観の補足説明がさりげなく入っているし、キャラクターたちの関係性も序盤の空気感から大体読める。「あ、こういう連中か」と思い出しながら進める感覚。2回目に見たとき、その「思い出し」のタイミングがキャラクターごとに違うのが面白くて、誰が画面に出てくるかで自分のTV版への記憶の深さが可視化されていった。
「偶発的に生まれた娘」が、ごまかし続けてきた関係を一瞬だけ可視化する
トリニティセブンという作品の核心は、主人公・春日アラタが「誰も選ばない」ことで成立している。七人のヒロインを均等に大切にして、誰かに決定的なダメージを与えない。ハーレム作品の王道的な文法で、それ自体を批判する気はまったくない。ただ、この映画が面白いのは、その「選ばない均衡」をリリムという存在が一瞬だけ崩しにかかるところだ。
アラタがリリスの魔導書に触れることで生まれたリリムは、二人を「おとうさん」「おかあさん」と呼ぶ。これはアクシデントで、アラタもリリスも明確に選択した結果ではない。にもかかわらず、そこには「アラタとリリスから生まれた存在」という事実がある。他のヒロインたちはそれをどう受け取るのか——映画の本筋は禁断の図書館と究極の存在との戦いだが、並走するようにこの関係の問いが静かに流れている。
松岡禎丞の演じるアラタは、この映画でも基本的にいつものアラタだ。軽口が止まらないし、美少女を前にした反応も変わらない。でも、リリムが「おとうさん」と呼ぶ場面での声の質がほんの少しだけ変わる。いつものリアクションではなく、何かを受け取った人間の間がある。あの一瞬に、この映画の言いたいことが詰まっている気がした。
永遠図書館は「封印された究極の存在」を抱えた場所として描かれる。永遠に動かない、決定されない、ずっとそのままの場所。アラタたちの「誰も選ばない」関係と、永遠に封印された図書館は、構造として鏡合わせになっている。映画が最終的にその封印を解くことで世界の危機が生まれるように、アラタが誰かを選ぶ瞬間もまた、今の均衡を壊す危機になりうる——そういう読み方をすると、この70分ちょっとのアクション映画が少し違う顔を見せてくる。
特に刺さったシーン
リリムが初めてアラタとリリスを「おとうさん」「おかあさん」と呼ぶ場面。松岡禎丞の芝居がいつもの「やれやれだぜ」モードから一拍ずらした瞬間に、思わず少し前のめりになった。リリムという存在の不思議さと、アラタのそれを受け取る人間としての反応が、台詞より先に声で伝わってくる。
釘宮理恵演じるソラの、場を切り取るような一言も忘れがたい。あの声で言われると、どんなに騒がしいシーンでも空気が引き締まる。長年鍛えられた「ひとこと刺す」技術が、劇場のスクリーンでより鋭く感じられた。音響の話をするなら、声優陣の声質の違いが大きなスクリーンとサラウンドで立体的に分離して聞こえて、TV版より「誰がしゃべっているか」が瞬時にわかる快感があった。
佐倉綾音のレヴィは、戦闘シーンでの身軽さと軽口のテンポが完全に一致していて気持ちいい。大スクリーンで見るアクションシーンは、TV版の1話分の尺に収まらないスケールで描かれていて、ここだけでも劇場で見る価値があると感じた部分だ。
読んで見たくなったら——『劇場版 トリニティセブン -悠久図書館と錬金術少女-』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TV版トリニティセブンを見て、続きが気になったまま放置していた人
- ハーレムファンタジー×魔法バトルの組み合わせを素直に楽しめる人
- 釘宮理恵・日笠陽子・佐倉綾音・東山奈央の声を一本でまとめて浴びたい人
- 重たいドラマより「明るく賑やかに世界を救う」映画が見たい人
合わない人
- TV版を見ていない状態でキャラクターの背景まで理解したい人(説明は最低限)
- ハーレム系の関係性の曖昧さが気になるタイプ(この映画でも解消されない)
- 70分という尺でしっかりした起承転結を期待する人(テンポ優先で展開が速い)
次に見るなら
ハーレム×魔法バトルの雰囲気が気に入ったなら、IS〈インフィニット・ストラトス〉も合うはず。一人の少年を囲む複数ヒロインの関係が丁寧に描かれていて、トリニティセブンの「誰も傷つけない距離感」に似た空気がある。
劇場版の「いつものキャラが大きなスクリーンで動く快感」を求めるなら、劇場版 ハイスクールD×D的な作品群も選択肢に入る。TVシリーズのファンサービスと映画スケールのアクションをパッケージした作り方が近い。
リリムが生み出す「偶発的な家族」という構図に引っかかりを感じたなら、デート・ア・ライブシリーズが次の候補になる。精霊を封印するために「好きにさせる」というメタ的な設定で、ハーレムの構造そのものを少し斜めから眺めている作品だ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『劇場版 トリニティセブン -悠久図書館と錬金術少女-』は、dアニメストアおよびU-NEXTで現在視聴可能です。いずれも月額サブスクリプションで手軽に楽しめるため、TVシリーズと合わせて一気に視聴するのがおすすめです。



