※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

こみっくがーるず
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Nexus |
15歳の漫画家・萌田薫子(ペンネーム:カオス)は読者アンケートで最下位になり、編集者に女性漫画家専用寮への入寮を勧められる。少女漫画家の小友恋月、少年漫画家の伊吹色川、少年漫画家の翼火らが同じ寮の住人となり、彼女たちと共に漫画制作に励む。
作品概要・あらすじ
あらすじ
15歳の漫画家・萌田薫子(ペンネーム:カオス)は、読者アンケートで最下位を記録し、担当編集者から女性漫画家専用の寮への入寮を勧められる。少女漫画を描く小友恋月、個性派の少年漫画家・伊吹色川、明るく前向きな翼火らと共同生活を始めた薫子は、締め切りに追われながらも仲間たちと笑い、悩み、成長していく。漫画家を目指す少女たちのドタバタな寮生活と、創作への情熱を描いた青春コメディ。
みどころ・魅力
① 個性豊かなキャラクターたちの掛け合い
内気でポンコツ気味な主人公カオスと、個性の強い寮仲間たちのやりとりが本作最大の魅力。少女漫画・少年漫画と描くジャンルも性格もバラバラな4人が共同生活を送る中で生まれる、笑いと温かさが詰まったやりとりは見ていて飽きない。
② リアルな漫画家あるあると創作の苦悩
締め切り前の修羅場、ネームが通らない絶望、アンケート順位への一喜一憂など、漫画家ならではのリアルな苦労が丁寧に描かれている。夢を追う者の葛藤と成長が、コメディタッチの中にしっかりと息づいており、共感を呼ぶ。
③ ほっこりとした日常系の空気感
寮での食事・お風呂・お出かけなど、日常のささやかなシーンが丁寧に描写されており、観ているだけで癒される空気感が漂う。キャラクターたちの関係性がじんわり深まっていく過程も、日常系ファンにはたまらないポイント。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 徳本善信 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 高橋ナツコ |
| 音楽 | 末廣健一郎 |
| 美術監督 | 田尻健一 |
| 音響監督 | 明田川仁 |
| OP | 赤尾ひかる「Memories」 |
| ED | 赤尾ひかる「涙はみせない」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「漫画家志望の女の子たちが寮で共同生活」という説明を聞いて、最初は「ながら見用だな」と思いながら再生した。夕飯の支度しながら音だけ拾えれば十分だろう、と。
ところが1話の中盤、主人公カオスが担当編集から「アンケート最下位です」と告げられる場面で、手が止まった。能登麻美子さんが演じるお母さんの声がほんの一瞬差し込まれるだけで、カオスがそれまでどれだけ必死に描いてきたかが一気に伝わってくる。あの短いカットのために、炒め物を火から下ろした。
2周目に気づいたのは、序盤のカオスの挙動不審な感じが、かなり丁寧に設計されているということ。びくびくしているだけじゃなくて、観察眼だけは妙に鋭い。「この子には漫画の才がある」と視聴者が納得できる瞬間が、さりげなく置いてある。ながら見のつもりが、気づいたら1話から見直していた。
才能の話ではなく、「それでも続ける」という話
この作品を単純な「ほのぼの日常系」と見ると、少しもったいない。確かに絵柄はやわらかくて、寮のごはんシーンが繰り返されて、全体的にふわっとしている。でも芯のところに置かれているのは、「才能があっても報われない人間の話」だ。
カオスこと萌田薫子は、アンケートで最下位を取り続ける。寮には高橋李依さんが声を当てる勝木翼がいて、彼女の原稿は安定していて読者にも支持されている。実力の差は描写としてちゃんとある。カオスは才能が劣るわけではないが、読者に「届く」形で出力できていない。この差異が、作品全体を貫くテーマになっている。
面白いのは、この作品がその問題を「解決」しないことだ。カオスは最終的に大ブレイクするわけじゃない。でも、描き続ける。寮の同居人たちと締め切り前夜を過ごして、互いの原稿を読んで、ごはんを食べて、また次の話を描く。その繰り返しの中に、「続けること自体が答え」という視点がある。
上田麗奈さんが演じる怖浦すずのキャラクターが、この作品のバランスを取る役割を担っている。序盤は謎めいた印象があるが、中盤以降に見えてくる彼女の背景が、「なぜ描くのか」という問いにもう一つの角度を加える。一見にぎやかな日常アニメに見えて、実はクリエイターが抱える不安と、それを誰かと分かち合うことの意味を、ちゃんと描いている。
遠藤綾さんが演じる花園莉々香(寮母)の存在感も効いている。厳しいようで温かい、あの距離感があるから、寮という空間が単なる「女子がわいわいする場所」ではなく、「創作者が鍛えられる場所」として機能している。2周目だと、莉々香の視線がずっとカオスを見守っているのが分かって、また違う見え方になる。
特に刺さったシーン
終盤、カオスが自分の原稿を初めて「これでいい」と思えた瞬間の描写が刺さった。具体的に何が変わったのかは画面を見ればわかる程度の変化なのに、そこまでの積み重ねがあるから、妙に重くなる。
高橋李依さんの翼が、カオスに対して珍しくストレートな言葉をかけるシーンが中盤にある。翼というキャラクターはどちらかというと不器用で口数が少ないのに、あの場面だけ声のトーンが変わる。高橋さんの演技のさじ加減が絶妙で、「励ましている」感を出しすぎないのが良い。お互い職業漫画家として対等に話している、という空気がある。
川澄綾子さん演じる翼の母が登場する場面も、印象に残っている。セリフの量は多くないが、翼がなぜああいう性格になったか、というのがさらっと見えてくる。日常系アニメとしては珍しく、親子関係をさらっと掘り下げていて、2周目はそこが気になって仕方なかった。
読んで見たくなったら——『こみっくがーるず』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「ながら見」で癒されたいが、たまに不意打ちで感情を揺さぶられてもいい人
- クリエイターとしての挫折・スランプに心当たりがある人(漫画に限らず)
- 能登麻美子・高橋李依・上田麗奈のファン。それぞれ違う質感の演技が楽しめる
- 制作現場の「締め切り前の空気」「没になる恐怖」を可愛い絵柄のまま感じたい人
合わない人
- 明確なストーリーの起伏・カタルシスを求める人。基本的に日常が続く
- 「女の子がわいわいするだけ」の構造に乗れない人(それ自体がこの作品の形式なので)
- 主人公の不器用さや失敗に対してイライラしやすい人。カオスはかなり長い間もがく
次に見るなら
クリエイター仕事の現場と、そこに関わる人間関係を描いたSHIROBAKOは、雰囲気は全然違うが「なぜ作るのか」という問いが共鳴する。アニメ業界が舞台なのでより生々しく、こみっくがーるずで物足りなかった人にちょうどいい。
ゲーム会社を舞台に女性クリエイターたちの成長を描くNEW GAME!は、構造がかなり近い。「職業として続けること」の重さが、日常系のフォーマットの中にさりげなく置いてある。作画も安定していて、こみっくがーるずと同じ感覚で見られる。
漫画家を目指す主人公の話という意味では月刊少女野崎くんも外せない。こちらはコメディ寄りで締め切りや編集の描写が笑いに転換されているが、「漫画を描くこと」への愛情の持ち方が似ている。全体的に軽く見られるので、こみっくがーるずの後のデトックスにもなる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『こみっくがーるず』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで視聴可能です。サブスクを利用していればすぐに全話視聴できる環境が整っており、気軽に楽しめます。お気に入りのサービスからぜひチェックしてみてください。
よくある質問
まとめ
『こみっくがーるず』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで視聴可能です。サブスクを利用していればすぐに全話視聴できる環境が整っており、気軽に楽しめます。お気に入りのサービスからぜひチェックしてみてください。



