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2009

ひぐらしのなく頃に礼
★ 3.5 / 5.0コメディミステリーサイコロジカル超自然スリラー
| 放送年 | 2009年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 5話 |
| 原作 | ビジュアルノベル |
| 制作 | Studio DEEN |
リカは殺人の無限ループから脱出し、友人たちと普通の生活を送ることができるようになった。しかし交通事故に遭い、目覚めた世界は全く異なっていた。そこは誰もが過去の罪を犯していない世界だった。リカはこの世界の真実と、それが本当に完璧な世界かどうかを明かす必要がある。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
惨劇の連鎖をついに乗り越えた古手梨花たちは、穏やかな日常を取り戻していた。仲間とのにぎやかな毎日が続くなか、ある日梨花は交通事故に遭ってしまう。目を覚ますとそこは、誰もが過去の罪を犯していない、争いも悲劇も存在しない“完璧”な世界だった。だが慣れ親しんだ雛見沢とは、何かが決定的に違う。この世界は本当に理想郷なのか——梨花は違和感の正体を探りながら、自分が本当に望む居場所と向き合っていく。ほのぼのとした日常コメディと、核心に迫るシリアスが同居する、ファンへのご褒美のような番外編。みどころ・魅力
① 緊張から解き放たれた日常コメディ
惨劇を乗り越えた後だからこそ描ける、肩の力が抜けたお祭り回が魅力。水着回や麻雀回など、本編では味わえない部活メンバーのはしゃぐ姿が満載で、シリーズを追ってきたファンほどニヤリとできる構成になっている。② 核心に迫るシリアス「賽殺し編」
コメディ一辺倒ではなく、梨花が“もう一つの世界”で究極の選択を迫られる重厚なエピソードを収録。理想郷に見える世界の真実を巡る心理描写が深く、シリーズのテーマである「絆」と「居場所」を改めて問い直す内容になっている。③ おなじみのキャラクターの新たな一面
本編とは異なる立場や関係性で描かれるキャラクターたちの姿も見どころ。緊迫した展開から解放された彼らの素顔や、別世界ならではの意外な一面が楽しめ、登場人物への愛着がさらに深まる一作となっている。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 川瀬敏文 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 川瀬敏文 |
| キャラクターデザイン | 黒田和也 |
| 音楽 | 川井憲次 |
| OP | 島みやえい子「Super Scription of Data」 |
| ED | アナベル 「Manazashi」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言うと、本編でお腹がいっぱいだった。鬼隠し編から始まってあの長い夏を何周もして、祭囃し編でようやく梨花たちが笑えるようになって、こっちもどっと疲れて——「礼」はずっと積んでいた。いつか見る、と言いながら数年寝かせた。重い話をくぐり抜けた直後だと、続きにまた手を出す気力がなかなか湧かない。 で、ある晩なんとなく再生したら、これが拍子抜けするほど軽い。水着で騒いで、惚れ薬で大騒ぎして、雛見沢の連中がただバカやってる。最初は「こんなノリだったか?」と戸惑ったけど、2周目で腑に落ちた。これは本編を生き延びた人間へのご褒美なんだ、と。そう思って見ると、ふざけた回ほど沁みてくる。完璧な世界より、傷だらけの「あの夏」を選ぶ話
「礼」の核は、ふざけた回の谷間にある賽殺し編だ。事故で目を覚ました梨花が放り込まれるのは、誰も罪を犯していない世界。母は生きていて、村に流れていた血の気配もない。穏やかで、優しくて、欠けたものがひとつもない世界。本編であれだけ無限の地獄を這いずり回った子が、ようやく報われる——と思いきや、梨花はそこに馴染めない。 ここがこの作品のいちばん意地悪で、いちばん誠実なところだと思う。完璧な世界は、彼女が戦って勝ち取った世界じゃない。レナが振り上げた刃も、圭一の叫びも、仲間が命がけで掴んだあの結末も、ぜんぶなかったことになっている。痛みごと消された幸福は、果たして自分の幸福と呼べるのか。賽殺し編はその一点をひたすら問い詰めてくる。 単なるご都合主義のループものじゃないのが効いてくる。普通なら「やり直せる」ことは救いとして描かれる。でもここでは、やり直された世界の完璧さそのものが恐怖になる。傷がないということは、あの夏を生きた証もないということだ。梨花が最後に下す選択は、幸せを捨てる選択に見えて、実のところ「自分の人生はこっちだ」と言い切る選択になっている。 本編を全部見た後だと、この問いの重さが段違いに刺さる。何周もの絶望を知っているからこそ、与えられた楽園を蹴る彼女の背中が分かる。礼はおまけのOVAだけど、賽殺し編に限っては本編の最終回より残酷で、本編より優しい。特に刺さったシーン
賽殺し編で、梨花が完璧な世界の「母」を前にして揺れる場面。ここの田村ゆかりがすごい。本編の梨花は、幼い少女の声と何百年も繰り返してきた古老の口調を一人で行き来する難役だけど、礼ではそこに「ただの子どもに戻ってしまいたい誘惑」が混ざる。澄ました「にぱー」でも達観した予言者でもない、揺れて掠れる地声の梨花が出てくる瞬間があって、そこで思わず姿勢を正した。声だけで、この子が今どれだけ無防備かが伝わってくる。 対照的に、惚れ薬で村中が大混乱する回の中原麻衣も最高だ。竜宮レナのあの可愛い声は、本編では恐怖の演出に使われていたわけで、それが全力でコメディに振り切れている解放感がある。同じ声が刃物にも笑いにもなる——その振れ幅を浴びて、ああこのキャストでよかったと素直に思った。要所で姿を見せる羽入役の堀江由衣の、空気のような寄り添い方も効いている。赤坂衛役の小野大輔、北条悟史役の小林ゆうと、本編でおなじみの声が並ぶだけで、雛見沢に帰ってきたと安心してしまうのだ。読んで見たくなったら——『ひぐらしのなく頃に礼』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 本編(無印・解・祭囃し編まで)を見終えて、あの夏にまだ未練がある人
- ループものや「やり直しの倫理」に弱い人
- シリアスとギャグの落差を一作で浴びたい人
- キャラの後日談を、ただ眺めているだけで満たされるタイプの人
合わない人
- 礼から見始めようとしている人(本編未見だと半分も届かない)
- 最初から最後まで一貫したトーンの物語を求める人
- きれいに完結した後の、おまけ的な寄り道が苦手な人
次に見るなら
ひぐらしの後味でもう一度ぐらぐらしたいなら、同じ竜騎士07原作のうみねこのなく頃に。閉じた館で繰り返される惨劇を「推理」で殴り合う構造で、ひぐらしの“疑え、でも信じろ”の精神がそのまま受け継がれている。理屈と情のぶつかり合いが好きならハマる。 「やり直せる世界で何を選ぶか」に痺れたならSTEINS;GATE。何度も時間を巻き戻して最善を探す主人公が、最後に突きつけられるのは賽殺し編とよく似た問いだ。完璧な分岐を捨ててでも掴みたいものの話として地続きに感じられる。 世界の形そのものを誰かのために書き換える、という梨花の祈りに近いものを見たいなら魔法少女まどか☆マギカ。可愛い絵面の奥で、たった一人の願いが世界の理を塗り替えていく。痛みと祈りの距離感が、ひぐらしと同じ温度で響くはずだ。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「ひぐらしのなく頃に礼」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluの4つの配信サービスで視聴できます。アニメ作品に強いdアニメストアをはじめ、複数のサービスに対応しているため、ご自身が普段使っている環境で気軽に楽しめます。配信状況は変わる場合もありますので、視聴前に各サービスの最新情報をご確認ください。






