※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

メイドインアビス 放浪する黄昏
| 放送年 | 2019年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Kinema Citrus |
リコが自身の出生の真実を知るにつれ、母親の死の謎が深まる。アビスの底を目指すという決意をより強くしたリコとレグは、オーゼンの探掘者キャンプを離れ、危険な第三層以降へと進んでいく。
作品概要・あらすじ
あらすじ
探掘者キャンプを後にしたリコとレグは、アビスの底を目指してさらに深い階層へと歩みを進めます。母ライザが遺した想いを胸に、リコの決意は揺らぎません。けれど第三層「大断層」から先には、これまで以上に過酷な世界が待ち受けていました。深く潜るほど人体を蝕む上昇負荷、そして未知の原生生物の脅威。傷つき追い詰められた二人の前に現れたのは、白い毛に覆われた謎の存在・ナナチでした——。可憐な少女と少年の冒険は、いつしか命を懸けた旅へとその姿を変えていきます。
みどころ・魅力
① 美しさと残酷さが同居するアビスの世界
かわいらしいキャラクターデザインとは裏腹に、アビスの深層は容赦のない過酷さを見せます。幻想的で壮大な景観の美しさと、そこに潜む死の危険。この振れ幅こそが「メイドインアビス」最大の魅力であり、本作ではそのコントラストがより鮮烈に描かれます。美と残酷が表裏一体となった唯一無二の世界観に引き込まれる一作です。
② 上昇負荷(のろい)が生む極限のサバイバル
深く潜るほど人体を蝕む「上昇負荷(のろい)」は、本作の緊張感を支える核心要素です。階層が深まるごとに影響は深刻さを増し、リコたちの旅路に重くのしかかります。安全な冒険などどこにもなく、一歩進むごとに命を削るような描写が、観る者の胸を締めつける極限のサバイバル劇を生み出しています。
③ シリーズ屈指の人気キャラ・ナナチとの出会い
物語後半で登場するナナチは、シリーズでも屈指の人気を誇るキャラクターです。アビスの深層で生き延びてきた知恵と、その背に秘めた切ない過去が、冒険譚に新たな深みを与えます。リコとレグ、そしてナナチ——三者の出会いが、この旅の意味を大きく変えていきます。その邂逅の瞬間は必見です。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 小島正幸 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 倉田英之 |
| キャラクターデザイン | 黄瀬和哉 |
| 音楽 | Kevin Penkin |
| 美術監督 | 増山修 |
| ED | 斎藤隆「reBirth」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
総集編、と聞いてちょっと身構えた。テレビ版を一度通った人間からすると、編集版は「あの長尺をどう切り詰めたか」を品定めする目で見てしまう。最初はそういう意地の悪い気分で座っていた。ところが暗転した瞬間、密度が違うことに気づく。アビスの底へ落ちていく縦の感覚が、スクリーンの大きさと低音でまるで別物になっていた。テレビの画面で見たときは「綺麗で残酷な絵だな」くらいだったものが、ここでは逃げ場がない。途中からは品定めの目が剥がれて、ただ呑まれていた。総集編だからと油断して入って、出てくる頃にはしばらく席を立てなかった——というのが正直なところだ。何度か触れてきた話のはずなのに、まとめて浴びると重さの種類が変わる。
生かし続けることと、終わらせてやること——どちらが優しいのかという話
メイドインアビスを「かわいい絵柄なのに容赦ない冒険もの」と紹介するのは、半分しか当たっていない。この『放浪する黄昏』が後半でつきつけてくるのは、もっと厄介な問いだ。誰かを愛しているとき、その相手を生かし続けることと、終わらせてやることの、どちらがその相手のためなのか。
アビスには上昇負荷という呪いがある。深く潜るほど、戻ろうとすると体に祟りが返ってくる。下りるのは自由でも、上がるのには代償がいる。この世界の残酷さは派手な戦闘ではなく、この一方通行の構造そのものに宿っている。進めば進むほど、人間でいられる範囲が削れていく。終盤に登場するある存在は、その削られきった先の姿だ。言葉を奪われ、痛みだけが無限に残る。かわいい線で描かれているからこそ、その状態の地獄が直視できないほど効いてくる。
そこで問われるのが、さっきの問いだ。苦しみ続ける相手をそばに置いておきたいのは、結局のところ残す側のエゴなのかもしれない。終わらせる決断は、突き放しではなく、いちばん深い愛の形として描かれる。単なるダークファンタジーの悪趣味なショックではなく、「愛しているからこそ手をかけられるか」という、答えの出ない領域に踏み込んでくる。だからこの作品を見たあと、なんとも言えない気持ちで黙り込むことになる。重すぎて感想がうまく言葉にならない。その言葉にならなさ自体が、たぶんこの映画の核心だ。
特に刺さったシーン
終盤の、ある別れをめぐる選択の場面。ここは何を語ってもネタバレになるので踏み込まないが、刺さったのは演技の方向だ。喜多村英梨が演じるミーティは、まともな言葉をほとんど持たない。意味を成さない声、痛みだけの叫び。普通なら台詞で泣かせにくる場面を、台詞にならない声だけで持っていく。映画館の音響でそれを正面から浴びたとき、思わず奥歯を噛んでいた。
対照的に効いていたのが、その手前で通り過ぎてきた大原さやかのオーゼンだ。あの低く据わった声があるからこそ、この世界には「強さ」という救いも一応あるんだと一瞬信じられる。だからこそ後半の落差がきつい。豊崎愛生のマルルクの、何も知らない無邪気な明るさも、いま思い返すと刃みたいに刺さってくる。坂本真綾が声をあてるライザの不在が、リコの推進力として全編を貫いているのも、まとめて見ると輪郭がはっきりした。
読んで見たくなったら——『メイドインアビス 放浪する黄昏』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- かわいい絵柄と容赦のなさのギャップに耐えられる、というより、そこにこそ価値を感じる人
- 世界の構造そのものが残酷な設定を、設定資料ごと味わいたい人
- 答えの出ない問いを抱えたまま黙り込む時間を、いい鑑賞だと思える人
- 音響と画面の大きさで世界の深さを浴びたい人
合わない人
- 絵柄通りの、ほのぼのした冒険を期待している人
- 生理的にこたえる描写を、物語のためでも受け付けない人
- すっきり前を向ける結末で気持ちよく終わりたい人
- 総集編より、まず腰を据えてテレビ版を通したい人(その場合は素直にそちらを勧める)
次に見るなら
そのまま続きが見たくなったら、迷わずメイドインアビス 深き魂の黎明へ。この映画の先で待っている森川智之のボンドルドが、また別種の「歪んだ愛」を突きつけてくる。重さの方向が変わるので覚悟はいる。
かわいい子どもたちと残酷な世界の組み合わせに惹かれたなら約束のネバーランド。守られていたはずの場所の正体を知る感触が、アビスの一方通行の怖さと通じている。
廃墟と冒険、無垢さと不穏が同居する画が好きなら天国大魔境もいい。優しい絵柄の裏に「この世界は何かおかしい」が常に流れている肌触りが近い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
劇場版「メイドインアビス 放浪する黄昏」は、dアニメストアとHuluで視聴することができます。どちらのサービスでも配信されているため、ご自身が利用しやすい方を選んで鑑賞できます。アビスの深層を描いた本作を、ぜひ快適な環境でお楽しみください。
よくある質問
まとめ
劇場版「メイドインアビス 放浪する黄昏」は、dアニメストアとHuluで視聴することができます。どちらのサービスでも配信されているため、ご自身が利用しやすい方を選んで鑑賞できます。アビスの深層を描いた本作を、ぜひ快適な環境でお楽しみください。







