Helck

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2023Helck

Helck

★ 3.5 / 5.0アクション冒険コメディドラマファンタジー
放送年2023年
フォーマットTVアニメ
話数24話
原作漫画
制作Satelight

魔界のある国。魔王が勇者に倒され、新しい魔王の座をかけた大会が開催された。大会を統括する帝国四天王ヴェルミリオは、敵のはずの人間の勇者ヘルクが参加していることに激怒する。大会開始前にウルムの城が陥落したという知らせを受け…

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

魔王が勇者に倒され、空席となった魔王の座をかけて大会が開催される。その出場者のなかに、なぜか人間の勇者「ヘルク」の姿があった。魔王になりたいと願う異様な人間に、大会を統括する帝国四天王ヴェルミリオは強い警戒と怒りを抱く。だが行動を共にするうち、ヴェルミリオはヘルクが背負う秘密と、人間界で起きている異変の真相に少しずつ近づいていく。コミカルな表層の裏で進行する、重厚な物語が静かに動き出す。

みどころ・魅力

① ギャグとシリアスの落差で引き込む構成

序盤は「人間なのに魔王を目指す勇者」というコミカルな掴みで進みますが、物語が進むにつれ重く切ない真実が明かされていきます。明るい入口から一気に深いドラマへ落ちる落差が、本作最大の中毒性です。

② 主人公ヘルクの「強さ」と「優しさ」

圧倒的な戦闘力を持ちながら、誰よりも他者を思いやるヘルクの人物像が物語の核。彼がなぜ笑顔を絶やさないのか、その背景が明かされたとき、これまでの言動すべての意味が反転して胸を打ちます。

③ ヴェルミリオとの関係性の変化

敵対から始まった四天王ヴェルミリオとヘルクの距離が、旅と戦いを通じて少しずつ変わっていきます。立場を越えて築かれる信頼関係が、ファンタジーバトルにあたたかい人間ドラマの厚みを加えています。

キャスト・声優一覧

ヴァミリオ
ヴァミリオ
メイン
小松未可子
ヘルク
ヘルク
メイン
小西克幸
ピウイ
ピウイ
メイン
井澤詩織
アリシア
アリシア
サブ
近藤玲奈
ラファエド
ラファエド
サブ
宮内敦士
チュパブラ
チュパブラ
サブ
三浦勝之
クシキ
クシキ
サブ
岩崎諒太
トースマン王
トースマン王
サブ
江頭宏哉
地図屋店主
地図屋店主
サブ
山下タイキ
アウギス
アウギス
サブ
榎木淳弥
エディル
エディル
サブ
七海ひろき
ミカロス
ミカロス
サブ
平川大輔

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スタッフ

キャラクターデザイン出野喜則
美術監督岩瀬栄治
音響監督高松信司
OP七海ひろき「It’s My Soul」
OP愛美「HELP」
EDカノエラナ「スターチス」
EDかのえ rana「ヒカリ」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

最初は「魔王になりたい勇者」という字面だけで見始めた。勇者が魔王を倒す話なんて腐るほどあるのに、この男は自分から魔王の座を取りに来ている。しかも口を開けば「人類を滅ぼす」と、やたら晴れやかな顔で言う。なんなんだこいつは、と思って画面に張り付いた。最初はコメディとして軽く転がっていくのかと構えていたら、序盤からどこか冷たい風が混ざっていて、その温度差にずっと引っかかったまま見続けることになった。正直に言うと途中で生活に追われて止めてしまったのだが、あの引っかかりだけは今も抜けていない。だから書きながら、続きを見なかった自分を少し恨んでいる。

「勇者は善、魔王は悪」という前提が、どれだけ雑だったかの話

この作品を、明るい主人公が魔王トーナメントを勝ち抜くコメディだと思って見ると、たぶん途中で足元をすくわれる。Helckが本当に扱っているのは、私たちがファンタジーに対して無意識に持っている「勇者の側=正しい、魔王の側=倒すべきもの」という色分けが、そもそも誰の都合で塗られたものなのか、という問いだ。人間の勇者であるはずのヘルクが、魔界の大会に笑顔で乗り込んでくる時点で、その色分けはもう怪しくなっている。彼が「人類を滅ぼす」と言うとき、ふざけているのか本気なのか判断がつかない居心地の悪さがあって、その居心地の悪さこそが入り口なんだと思う。

個人的に惹かれたのは、敵側であるはずの魔界の住人たちのほうが、よっぽど律儀で情があるように描かれているところだ。立場が逆なら、悪役にされていたのはどっちだったのか。正義というのは強い側が後から書いた説明書きにすぎない——そういう身も蓋もない視点が、コメディの皮の下にずっと敷かれている。単なる「設定が逆転していて面白い」で終わる話ではなく、自分がこれまで何の疑問も持たずに「倒される側」として消費してきたものへの、静かな問い直しになっている。そこに気づいた瞬間、笑っていた自分が少し恥ずかしくなった。

特に刺さったシーン

やっぱりヘルクという男そのものが刺さる。小西克幸の声が、この役で異様にハマっている。明るくて屈託のない声色で、とんでもなく物騒なことをさらっと言う。その声と言葉の中身のズレが、ヘルクという存在の不気味さと哀しさを同時に立ち上げていて、ただのギャグキャラに落ちない。序盤、彼の正体や思惑が見えないまま大会の場に立つくだりは、何度か見返した。

そして小松未可子が演じるヴァミリオがいい。敵であるはずの人間がのうのうと大会に参加していることに本気で腹を立てている、あの真っ当な怒り方が好きだ。叫ぶ芝居の振り幅が大きいぶん、ヘルクに対して抱く感情がだんだん変わっていく機微がきれいに乗ってくる。怒鳴っているときの彼女と、ふと黙り込むときの彼女の落差で、こっちの心臓を掴んでくる声優だと思う。

読んで見たくなったら——『Helck』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 「勇者と魔王」という構図を一度ひっくり返してみたい人
  • コメディの顔で始まって、途中から温度が変わる作品に弱い人
  • 声と言葉の中身のズレで成立するキャラクターが好きな人
  • 正義や善悪を、誰が決めたのかという目線で見たい人

合わない人

  • 序盤の明るいノリがずっと続くと思って見たい人
  • 主人公の思惑がすぐ説明されないと落ち着かない人
  • ファンタジーの善悪はシンプルなままでいい、と思っている人

次に見るなら

勇者と魔王の前提そのものをいじる話が好きなら、まおゆう魔王勇者。敵同士のはずの二人が手を組んで世界の仕組みごと変えにいく話で、Helckの「立場って後付けでは」という問いと地続きに楽しめる。

「正しい側」のラベルを剥がされる痛みを見たいなら、盾の勇者の成り上がり。冤罪と偏見から始まる物語で、誰が悪役にされるかは力関係で決まる、という身も蓋もなさが響く。

ファンタジーの皮をかぶった重さに弱い人には、葬送のフリーレン。勇者の旅の「その後」を静かに描く作品で、英雄譚が誰のために語られるのかを、別の角度から考えさせてくる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
TVアニメ「Helck」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluで視聴できます。アニメ作品に強い定番サービスでしっかり配信されているため、視聴環境に困ることはほぼないでしょう。すでにいずれかへ加入している方は、追加負担なくそのまま楽しめます。

よくある質問

Q. Helckはどこで配信されていますか?
A. dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluの4サービスで視聴できます。いずれもアニメ配信に強い定番サービスなので、加入済みの方はそのまま楽しめます。
Q. Helckはどんなジャンルの作品ですか?
A. アクション・冒険・コメディ・ドラマ・ファンタジーを併せ持つ作品です。明るいギャグから一転して重厚なドラマへ展開する落差が大きな魅力になっています。
Q. アニメから観ても話は分かりますか?
A. 原作を未読でも、アニメから視聴して問題なく楽しめます。勇者ヘルクと四天王ヴェルミリオの出会いから物語が始まるため、前提知識なしで世界観に入っていけます。
Q. コメディ作品として気軽に観られますか?
A. 序盤はコミカルで気軽に楽しめますが、物語が進むとシリアスで切ない展開も増えていきます。笑いと感動の両方を味わいたい方におすすめです。

まとめ

TVアニメ「Helck」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluで視聴できます。アニメ作品に強い定番サービスでしっかり配信されているため、視聴環境に困ることはほぼないでしょう。すでにいずれかへ加入している方は、追加負担なくそのまま楽しめます。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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