マインド・ゲーム

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2004マインド・ゲーム

マインド・ゲーム

★ 3.8 / 5.0冒険コメディサイコロジカルラブコメ
放送年2004年
フォーマット劇場版
話数1話
原作漫画
制作Studio 4°C

弱虫のニシが暴力団に捕まった幼なじみを救えず、サッカーをする精神異常者に尻を撃たれて死ぬ。死後の世界で神は光に向かって歩くよう告げるが、ニシはそれに逆らい地獄へ向かって走り去る。やがてニシは現世に戻ってくる。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

漫画家を夢見るさえない青年・ニシは、初恋の相手みょんと再会する。しかし彼女に迫る暴力団から守ることができず、あっけなく命を落としてしまう。死後の世界で神に「光へ向かえ」と告げられるが、ニシはそれを拒んで逆方向へ全力疾走し、再び現世へと舞い戻る。生き返ったニシはみょん、その姉・ヤンとともに逃走の果てにクジラの腹の中へ。型破りな出会いと逃避行を通して、「自分の人生を全力で生きる」とは何かを問いかける、唯一無二のアニメーション・ロードムービー。

みどころ・魅力

① 湯浅政明、衝撃の長編監督デビュー作

後に『四畳半神話大系』『DEVILMAN crybaby』で世界的評価を得る湯浅政明が、初めて長編を手がけた記念碑的作品。Studio 4°Cならではの自由奔放な映像設計が、デビュー作とは思えない密度で凝縮されています。

② 目まぐるしく変貌する映像表現

手描き作画、実写の顔のコラージュ、CG、ロトスコープなどあらゆる技法が混在し、シーンごとに絵柄もテンポも激変。観る者の予測を裏切り続ける刺激的なビジュアルは、一度観たら忘れられないインパクトを残します。

③ 「死んでたまるか」という生命賛歌

神に逆らって生き返るという展開が象徴するように、本作の核にあるのは「今この瞬間を全力で生きろ」という熱いメッセージ。混沌としたカオスの先に、まっすぐな前向きさが突き抜けてくる構成が魅力です。

キャスト・声優一覧

西
西
メイン
今田耕司
みょん
みょん
メイン
前田沙耶香
ヤン
ヤン
サブ
たくませいこ
ボス
ボス
サブ
島木譲二
じーさん
じーさん
サブ
藤井隆
りょう
りょう
サブ
山口智充
アツ
アツ
サブ
中條健一
やくざ
やくざ
サブ
西凜太朗
父
サブ
坂田利夫

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スタッフ

監督湯浅政明
キャラクターデザイン末吉裕一郎
音楽山本精一
美術監督菱山徹
EDフェイレイ「最初で最後の恋」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

湯浅政明の名前は何年も前から耳に入っていて、「いつか見なきゃ」のフォルダにずっと放り込んだまま放置していた一本。やっと腰を上げて再生ボタンを押したら、冒頭の数分でこっちの心構えを完全に見透かされた気分になった。実写を取り込んだような顔のアップが矢継ぎ早に流れていって、台詞も画面も整理される気配がない。最初は「うわ、選ぶ作品間違えたかも」と身構えて見ていたのに、十分も経つと、その整理されなさそのものが気持ちよくなってくる。きれいに並べる気がそもそもない映画なんだと腑に落ちた瞬間、肩の力が抜けた。落ち着いて鑑賞する作品ではなく、こっちの平常心を引き剥がしにくる作品だった。

人生はいつでも引き返せる——「まだ何も終わってない」と叫ぶための映画

弱虫のニシは、幼なじみを助けられず、情けない格好のまま撃たれて死ぬ。普通の物語ならここで終わるか、せいぜい回想で美化されるところだ。ところがこの映画はそこから始まる。死後の世界で「光に向かって歩け」と言われたニシは、それを蹴って逆方向へ全力で走り出す。この一点に、作品の核心が全部詰まっていると思う。 これは単なる勢いだけのアニメではなくて、「決められた結末を自分の足で書き換えにいく話」だ。神様が指し示すルートが正解だと誰が決めた、というニシの理屈にならない反抗が、そのまま生き方の宣言になっている。一度死んだ人間が現世に戻ってくるという展開を、奇跡やご都合主義として処理しないのが偉い。戻ってきたところで彼は相変わらず弱虫だし、状況が魔法のように好転するわけでもない。変わったのは「もう一回やる」と決めた事実だけ。その一点だけで人間はここまで動けるのか、というのをひたすら見せてくる。 途中、巨大な何かの内側に閉じ込められて、何もない時間をただ過ごす長い中盤がある。普通なら停滞に見えるこの時間が、実は一番この映画の主張を支えていて、「終わったように見える場所でも、人は勝手に生き直しを始める」ということを淡々と描く。逃げ出すか諦めるか、それ自体がもう人生の決断なんだと突きつけられる。説教くさい言葉は一切ないのに、見終わると「自分は今どっちに向かって歩いてるんだっけ」と背筋を正される。だからこの作品は、元気な時より、ちょっと人生を諦めかけている時に効く。

特に刺さったシーン

やっぱり序盤、ニシが死後の世界で神に背を向けて走り出すあの瞬間だ。ここで画面がうねるみたいに変形して、ニシの形そのものが定まらなくなる。「死を受け入れろ」という流れに対して、理屈ではなく身体ごと抵抗していく感じが、作画の歪みと完全に一致していて、思わず前のめりになった。きれいなアニメーションではないからこそ、生き汚さみたいなものがそのまま伝わってくる。 あと地味に効いたのが主役の声。コメディアンとして知られる人がニシを演じているんだけど、芝居が上手いというより「素人くささ」が残っていて、それがこの情けない主人公にやたら合っている。最初に見たときは違和感の方が勝ったのに、終盤の必死に走る場面まで来ると、あの上ずった声じゃないとダメだったと完全に納得していた。整った美声で泣かれるより、こっちの方がよっぽど胸ぐらを掴まれる。

読んで見たくなったら——『マインド・ゲーム』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 整った作画より「動きそのものの面白さ」に興奮できる人
  • 説明されるより、勢いと感覚で殴られたい人
  • 人生をちょっと諦めかけていて、背中を蹴り出してほしい人
  • 実験的なアニメーション表現の振り幅を浴びたい人

合わない人

  • 筋道立った起承転結と、丁寧な説明を求める人
  • 絵柄やテンションの統一感がないと落ち着かない人
  • 下品さ・露骨さに耐性がなく、上品にまとまった作品が好きな人
  • 静かに浸るタイプの感動を期待している人

次に見るなら

同じ湯浅政明の空気をもっと浴びたいなら夜は短し歩けよ乙女。一晩の出来事をひたすら膨らませて加速させていく感覚が近くて、勢いに身を任せる楽しさを味わえる。 理屈より身体の躍動で語る作風が好きならピンポン。こちらも独特の絵で、卓球を通して「自分の生き方を選び直す」話をやっていて、テーマの根っこが地続きだと感じるはず。 現実と妄想の境目がぐにゃぐにゃに溶けていく感覚にハマったならパプリカ。整理されない映像で殴ってくるタイプの一本として、見終わった後の余韻がよく似ている。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『マインド・ゲーム』は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3サービスで配信されており、いずれでも視聴できます。アニメ専門のdアニメストアに加え、見放題作品の幅が広いU-NEXTやDMM TVでも揃っているため、普段お使いのサービスに合わせて選べます。湯浅政明監督の原点をぜひこの機会にチェックしてみてください。

よくある質問

Q. マインド・ゲームはどこで配信されていますか?
A. dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3つのサービスで配信されています。いずれも見放題で視聴できるため、契約中のサービスに合わせて選ぶのがおすすめです。
Q. 監督や制作スタジオはどこですか?
A. 監督は湯浅政明、制作はStudio 4°Cです。本作は湯浅監督にとって初の長編監督作品にあたり、その後の作風の原点といえる一本です。
Q. 原作はありますか?
A. ロビン西による同名漫画が原作です。原作の持つ勢いとカオスを、アニメーションならではの大胆な映像表現で再構築した作品になっています。
Q. どんなジャンルの作品ですか?
A. 冒険、コメディ、サイコロジカル、ラブコメの要素が混ざり合った劇場版アニメです。2004年公開で、ジャンルの枠に収まらない実験的な作風が特徴となっています。

まとめ

『マインド・ゲーム』は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3サービスで配信されており、いずれでも視聴できます。アニメ専門のdアニメストアに加え、見放題作品の幅が広いU-NEXTやDMM TVでも揃っているため、普段お使いのサービスに合わせて選べます。湯浅政明監督の原点をぜひこの機会にチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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