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惑星のさみだれ
| 放送年 | 2022年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 24話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | NAZ |
平凡な大学生・天宮勇飛は、喋るトカゲから地球危機の救助を依頼される。拒否する暇もなくビーストナイトへ変身させられ、念動力「ドメインコントロール」を与えられた指輪を装備。すぐに敵の攻撃を受けるが、隣の女の子・サミダレに救われる。しかし彼女には秘密があった。
作品概要・あらすじ
あらすじ
平凡な大学生・天宮勇飛は、ある日突然あらわれた喋るトカゲ・ノイから「地球の危機を救ってほしい」と依頼される。断る間もなくビーストナイトの一人へと変身させられ、念動力「ドメインコントロール」を宿す指輪を授けられてしまう。早々に謎の敵の襲撃を受ける勇飛だが、間一髪で隣に住む少女・夕日サミダレに救われる。世界を破壊する「惑星のさみだれ」と、それを守ろうとする騎士たち――対立する力の渦中で、勇飛はサミダレが抱える重大な秘密を知ることになる。やがて彼自身の生き方をも揺るがす戦いが幕を開ける。みどころ・魅力
① 「死にたがり」が世界を守る、ねじれたヒーロー像
受け身で生に執着の薄い主人公・勇飛が、世界を救う騎士になる――王道とは真逆の起点から始まる物語が魅力。守る理由を持たない青年が、戦いを通じて少しずつ「生きること」へ向き合っていく心理の変化が丁寧に描かれます。② 念動力バトル「ドメインコントロール」の駆け引き
騎士たちが操る念動力ドメインは、それぞれ能力や間合いが異なり、力押しではなく頭脳戦が光ります。敵である人形遣いとの一騎打ちは、能力の相性と読み合いがスリリング。アクションと戦略性が両立した戦闘描写が見どころです。③ 水上悟志の原作が放つ独特の空気感
コメディとシリアス、青春と絶望が同居する原作のトーンが、アニメでも色濃く表現されています。軽妙な掛け合いの裏に潜む重いテーマ、登場人物それぞれの抱える事情が交差し、サイコロジカルな余韻を残す群像劇として楽しめます。キャスト・声優一覧























スタッフ
| シリーズ構成 | 水上悟志、百瀬祐一郎 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 畠山元 |
| 音楽 | 若林タカツグ |
| 美術監督 | 大河内稔 |
| 音響監督 | 今泉雄一 |
| OP | 「暁光」 |
| OP | ラオン「BE the HERO」 |
| ED | the pillows「Reflexion」 |
| ED | SpendyMily「ZERO」 |
| ED | ザ・ピロウズ「バビロン天使の詩」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は、原作ファンだけが妙に静かに熱いやつ、くらいの認識だった。漫画の評判はいいのに、アニメのほうは公開時にほとんど話題を見かけなくて、逆にそれが気になって配信を開いた。一話の入りは、喋るトカゲが大学生に「地球を救ってくれ」と相談してくる——字面だけ並べると、わりと人を選ぶ。実際、最初に見たときは「この脱力した空気で世界の命運を背負えるのか」と半信半疑のまま流していた。ところが終盤まで来てから序盤に巻き戻すと、とぼけた会話の一つひとつが後でちゃんと効いてくる作りになっていて、印象が変わった。2回目は、笑える場面の裏で実はずっと重たい話をしていたことに気づいて、見え方がだいぶ違った。話題にならなかったのが惜しいタイプだ。
世界を救う理由が、義務じゃなくて一人の女の子だった話
この作品は、よくある「巻き込まれた主人公が世界を救う」話の顔をして始まる。でも中身は少し違う。隣の女の子・朝日奈さみだれは、敵に壊される前に自分の手で地球を壊したい、という願いを抱えている。守りたいわけじゃない。先に壊したい。その彼女に夕日は救われて、彼女の騎士になることを選ぶ。つまりこの物語の構造は、世界を守る騎士が、世界を壊したい姫に仕える、という捻れた形をしている。
面白いのは、義務として世界を救うことと、たった一人のために動いた結果として世界が守られることが、外から見ると同じに見えるのに、中身がまるで別物として描かれているところだ。夕日が動く理由は最後まで「人類のため」ではない。さみだれという一人の人間のために手を伸ばす。その私的で身勝手とも言える動機が、巡り巡って一番大きなものを守ることになる。きれいごとで世界を背負うより、よほど信用できる。
そして全編を貫いているのは、生きる意志の話だ。戦う騎士たちはそれぞれ死と向き合っていて、何のために生き延びるのか、何を守れば自分が生きていていいのかを、各々のやり方で確かめていく。単なる地球防衛モノではなく、「滅びたい気持ち」と「それでも生きる理由」のあいだで揺れる人間を、コメディの皮をかぶせて描いた作品だと思う。緩い会話で油断させておいて、その隙に一番痛いところを刺してくる。そういう構造の意地悪さが、自分はかなり好きだった。
特に刺さったシーン
津田健次郎が演じるノイ・クレザントが、地味に効いている。序盤は軽口を叩くトカゲでしかないのに、ここぞという局面で声に急に重さが乗る瞬間があって、そのギャップで一気に空気が締まる。あのとぼけた喋りと、覚悟を語るときの低さを同じ口から出されると、こっちの背筋も伸びる。大空直美の朝日奈さみだれも見事で、無邪気な笑顔の裏に物騒な願いが透けて聞こえる二面性を、声の温度だけで出してくる。可愛い台詞ほど怖い、という芝居だ。
榎木淳弥の夕日が、終盤のある場面で迷いを振り切って踏み込むところでは、思わず止めて巻き戻した。ずっと頼りなかった声が、覚悟を決めた瞬間に芯が通る。洲崎綾の白道八宵、岩田光央のリー・ソレイユといった脇の騎士たちも、それぞれ短い出番でちゃんと「この人にも生きる理由がある」と納得させてくる。群像劇として、声の説得力で持っていく作品だった。
読んで見たくなったら——『惑星のさみだれ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 緩いコメディと、ふいに刺してくる重さの落差が好きな人
- 「生きる意味」「死とどう向き合うか」をテーマに据えた話が読みたい人
- 原作付きで、伏線を後から拾う作りを楽しめる人
- 声優の芝居の温度差で物語を味わうタイプの人
合わない人
- 序盤のとぼけた空気で切ってしまいがちな人
- テンポの緩急より、終始ハイテンションな勢いを求める人
- 派手で物量のあるバトル作画を一番の目当てにしている人
次に見るなら
とぼけた導入から一気に重いテーマへ落とす構造が好きなら魔法少女まどか☆マギカ。願いと引き換えに世界の運命を背負わされる話で、可愛い絵柄の裏に潜む痛さの設計がさみだれと響き合う。
世界を救うことと自分が生きることを天秤にかける感覚に惹かれたならぼくらの。地球を守る代償として一人ずつ死と向き合っていく群像劇で、生きる意志を問う重さは近い。
一人の女の子のために少年が世界と向き合っていくボーイミーツガールが見たいなら交響詩篇エウレカセブン。誰かを好きになることが、そのまま大きなものを背負う話に化けていく流れが地続きだ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『惑星のさみだれ』は、dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TV、Huluで視聴できます。複数の主要サービスで配信されているため、すでに加入中のサービスがあればそのまま楽しめます。アニメ作品の取り扱いが豊富なdアニメストアやU-NEXTなら、関連作品とあわせてまとめて視聴できるのでおすすめです。
