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2007

ぼくらの
★ 3.6 / 5.0ドラマメカサイコロジカルSF
| 放送年 | 2007年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 24話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | GONZO |
夏のキャンプ中、15人の子どもたちが海の洞窟を発見する。奥深くには稼働中のコンピュータと電子機器があり、そこにはココペリという男がいた。彼はプログラマーで、地球を宇宙人の侵略から守る大型ロボットのゲームを開発していると主張する。ココペリは子どもたちにゲームのテストと契約書への署名を勧める。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
夏のキャンプ中、15人の少年少女が海辺の洞窟で奇妙な施設を発見する。そこには稼働中のコンピュータ機器と、ココペリと名乗る一人の男がいた。彼は自らをプログラマーだと語り、地球を侵略から守る巨大ロボットを操縦するゲームを開発していると説明する。ゲームのテスターを募るココペリに promptされ、子どもたちは軽い気持ちで契約書にサインしていく。だが、それは現実とゲームの境界が崩れていく出来事の始まりだった。子どもたちは「ジアース」と呼ばれる巨大ロボットのパイロットとして、次々と未知の敵と対峙していくことになる。みどころ・魅力
① 一話ごとに主役が変わる重厚な群像劇
15人それぞれの家庭環境や葛藤に深く踏み込み、エピソードごとに異なる子どもへ焦点を当てる構成が特徴です。一人ひとりの背景が丁寧に描かれることで、単なるロボットアニメに留まらない人間ドラマとしての厚みが生まれています。② 「戦う意味」を問い続けるシビアなテーマ性
巨大ロボットに乗り敵と戦うという王道の設定に、命の重さや選択の代償といった重いテーマが絡み合います。子どもたちが背負う現実は決して甘くなく、視聴者に深い問いを投げかける作風が大きな魅力です。③ 心に残る主題歌と独特の演出
石川智晶が歌うオープニング「アンインストール」は作品の世界観を象徴する名曲として高く評価されています。淡々とした語り口と緊張感のある演出が、物語のシリアスな空気感を一層引き立てています。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 森田宏幸 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 小西賢一 |
| 音楽 | 野見祐二 |
| 美術監督 | 池田繁美 |
| 音響監督 | 明田川仁 |
| OP | 石川智晶「アンインストール」 |
| ED | 石川智晶「Little Bird」 |
| ED | 石川智晶「Vermillion」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ロボットアニメだと聞いて、軽い気持ちで再生ボタンを押した。夏のキャンプ、海辺の洞窟、巨大ロボのゲーム。なんだ普通の少年ものか、と。そう思っていられたのはオープニングが流れるまでだった。石川智晶の「アンインストール」が始まった瞬間、画面の温度が変わる。あの歌は「これは戦って勝つ話じゃない」と最初から全部バラしてしまっている。1回目は展開の重さに殴られて呆然としていただけだったけれど、2回目に見ると、子どもたちの表情の一つひとつがもう違って見える。誰がいつ消えるかを知ってしまった目で、彼らの夏をもう一度なぞることになる。覚悟が要る、というのは本当だった。ただし覚悟したところで効かない種類のやつだ。勝っても負けても、順番に死ぬ。それでも残りの時間に何をするか
ぼくらのは、巨大ロボに乗って敵を倒す話の顔をして、まったく違うものを描いている。このロボ——ジアースは勇気でも友情でも動かない。パイロットの命そのものを燃料にして動く。一度戦えば、勝とうが負けようが、その子は死ぬ。契約は取り消せない。15人の子どもが、自分の死ぬ順番だけを抱えて日常に戻されるところから物語が転がり出す。 普通のロボットものなら「どう勝つか」が問われる。でもこの作品が問うのは「あと数日の命を、何に使うか」だ。親に手紙を書く子もいれば、誰にも言わずに消える子もいる。憎んでいた相手とやっと向き合う子もいる。死が確定したあとの時間にしか見えてこない、その子の本当の輪郭がある。残り時間が決まっているからこそ、嘘がつけなくなる。それを15回、視点を変えて見せられる。井口裕香が演じる半井摩子のように、大人びて見える子ほど抱えているものが重い、という配置も効いている。 しかも勝つことが救いではない。勝つというのは、向こう側の世界を丸ごと消すことだ。守るために誰かの全部を奪う構造に、子どもたちは途中で気づいてしまう。正義の話だと思って見ていると、足元が抜ける。これは単なる悲劇というより、「終わりが決まった生をどう引き受けるか」という、本当は誰にでも当てはまる問いを、極端な装置で突きつけてくる作品だ。特に刺さったシーン
刺さるというより、刺さって抜けなくなったのはコエムシの存在だ。ルールを淡々と告げるだけの小さな生き物。石田彰の声が、ここまで残酷に「無関心」を演じられるのかと震えた。慰めない、煽らない、ただ事実だけを置いていく。あの突き放した声があるから、子どもたちの感情の温度が逆に際立つ。 個人的にいちばん効いたのは、終盤に近いある子の最後の戦いだった。それまで強がっていた子が、本当に最後の数分でこぼす本音。能登麻美子や阿澄佳奈が演じる子たちの、震える声、無理に保とうとする平静。叫ぶ芝居より、声を抑える芝居のほうがずっと怖いと知った。ここで彼女がぽつりと言葉を落としたとき、思わず再生を止めてしばらく動けなくなった。大人側で動く矢村を演じる杉田智和の、子どもを前にしてあえて感情を殺した声も、画面の重力を一段増している。読んで見たくなったら——『ぼくらの』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「勝てば正義」で終わる物語に少し疲れている人
- 登場人物の内面を抉ってくるタイプの作品が好きな人
- 結末のカタルシスより、過程の感情の手触りを味わいたい人
合わない人
- 痛快なロボットバトルを期待している人
- 感情移入したぶんだけ、キャラに報われてほしい人
- 救いの薄い展開を娯楽として受け取るのがしんどい人
次に見るなら
同じ鬼頭莫宏原作のなるたるは外せない。少女と不思議な生き物の物語の顔をして、ぼくらのと同じ「世界の残酷さ」を子どもに真正面から突きつけてくる。あの作風が刺さったなら確実にくる一本。 契約と引き換えに何を失うかを描く魔法少女まどか☆マギカ。可愛い絵柄に油断していると、ぼくらのとほとんど同じ角度から足をすくわれる。 子どもが大きすぎるものを背負わされ、内面を削られていく構造が好きなら新世紀エヴァンゲリオン。戦う理由を問い続ける作品として、地続きに感じられるはずだ。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「ぼくらの」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluの4つの配信サービスで視聴できます。複数のプラットフォームで配信されているため、すでに加入しているサービスがあればそのまま楽しめます。アニメを中心に観たい方はdアニメストア、映画やドラマも幅広く楽しみたい方はU-NEXTやHuluといったように、ご自身の視聴スタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。
