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ニンジャバットマン
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Kamikaze Douga |
ゴリラ・グロッドのタイムマシンにより、バットマンと彼の敵たち、そして数人の味方が戦国日本へ送られる。悪役たちは領土を支配する大名たちに乗っ取られ、ジョーカーが戦乱の勢力を率いる。高度な武器がすぐに尽きたバットマンは、知略と武術を駆使して戦うことを余儀なくされる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
ゴリラ・グロッドが開発したタイムマシンの暴走により、バットマンは宿敵たちや一部の仲間とともに戦国時代の日本へと飛ばされてしまう。先に到着していたジョーカーをはじめとするヴィランたちは、それぞれが大名として領地を支配し、覇権を巡って争いを繰り広げていた。ハイテク装備をほぼ失ったバットマンは、近代兵器に頼れない状況の中、培ってきた知略と肉体、そして忍びの技を武器に、戦乱の世を生き抜き元の時代へ戻る道を探す。和の世界観とアメコミヒーローが融合した、唯一無二のクロスオーバー作品。みどころ・魅力
① 戦国×アメコミの大胆なビジュアル融合
甲冑をまとった戦国大名バットマンや、和装のヴィランたちなど、見慣れたキャラクターが時代劇の意匠に置き換わる。神風動画ならではの濃密な3DCGと和テイストのアートワークが、シリーズ屈指の独創的な画面を作り上げている。② スケールが暴走するクライマックス
城がそのまま巨大ロボへと変形し、さらに別の形態へと合体していく終盤の展開は予想を超えるスケール。アクション映画の枠を飛び越えた荒唐無稽さを全力で振り切る潔さが、本作最大の見せ場になっている。③ 武装を奪われたバットマンの原点回帰
ハイテク装備を封じられたことで、頭脳戦と肉体、忍術での攻防が前面に出る。文明の利器に頼らず知恵で勝機を切り開く姿は、ダークナイトというキャラクターの本質を改めて浮かび上がらせる。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 水崎淳平 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 岡崎能士 |
| 音楽 | 菅野祐悟 |
| 美術監督 | 野村正信 |
| 音響監督 | 岩浪美和 |
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アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「バットマンが忍者になる」——この一行で身構えた人の気持ちは、たぶん全部わかる。こっちもそうだった。アメコミの王様を戦国時代に放り込んで、和風の絵で動かす。企画書の段階で出落ちじゃないのか、と斜に構えて再生ボタンを押した。ところが序盤、グロッドのタイムマシンで世界がねじれて、画面が一気に戦国の色に染まった瞬間、その態度はわりとあっさり崩れた。日本のアニメがバットマンを作るとこうなるのか、と妙に納得してしまったというか。出落ちで終わらせる気がないことだけは、最初の数分で伝わってくる。山寺宏一のブルース・ウェインが、状況に戸惑いながらも芯だけは折れない声を出していて、それで作品全体の温度が決まった。本来は劇場の大画面で浴びるべき絵だとは思うが、家の画面で見ても画の密度に押される。
ガジェットを全部取り上げられたバットマンに、何が残るのか
この映画のエンジンは、序盤で「高度な武器がすぐ尽きる」という一点に尽きる。ゴッサムのバットマンは、半分くらい機械でできた男だ。車があって、ベルトに無限のガジェットがあって、後ろには莫大な資金がある。その全部を戦国日本に持っていったら、数十分で使い切ってしまう。残るのは、鍛え上げた身体と、戦況を読む頭だけ。つまりこの作品は、ド派手なお祭り映画の顔をしながら、「バットマンとはスーツのことなのか、それとも中身の人間のことなのか」という、わりと根っこの問いを一本通している。
面白いのは、悪役たちが正反対の動きをすることだ。ジョーカーをはじめ、敵は時代の変化をむしろ歓迎して、大名としてこの世界に根を張っていく。ジョーカーにとって必要なのは混沌そのものであって、それが現代だろうが戦国だろうが関係ない。だから彼はどこへ飛ばされても水を得た魚でいられる。一方バットマンは、自分を成り立たせていた道具を奪われて、もう一度ゼロから「自分が何者か」を組み立て直さなきゃいけない。この非対称が、ただの異世界バトルにひとつ背骨を入れている。そして終盤、城が変形して巨大な何かになるあたりで、作品は理屈をかなぐり捨てて日本のスーパーロボット的な論理に振り切る。重いテーマと馬鹿げたスペクタクルが同居しているこの落差こそ、この映画の正体だと思っている。単なる異種格闘技ショーではなく、アイコンを一度解体して別の文化の文法で組み直す実験——そう見ると、変形ロボすら理屈が通って見えてくる。
特に刺さったシーン
武器が尽きて、バットマンが文字通り身ひとつで戦わざるを得なくなる中盤の切り替わり。あそこで初めて、この男の強さが装備じゃなく訓練の蓄積なんだと画で見せられて、思わず姿勢を正した。声の芝居も効いている。諏訪部順一のスレイド・ウィルソンは、低く抑えた声でじわじわ圧をかけてきて、戦国の風景にやけに馴染んでいる。石田彰のジェイソン・トッドは、ひと言ふた言で過去の屈折を匂わせる冷たさがあって、出番以上に印象に残る。そして釘宮理恵のハーリーン・クインゼル。テンションの上下が激しい役を、うるさくなる一歩手前でちゃんと制御していて、笑っているのに目が笑っていない瞬間がぞくっとする。三宅健太のベインの重量感も含めて、和の画に英語圏のキャラを乗せても声が浮かない。終盤の「やりすぎ」な大変形では、いい意味で声に出して笑った。ここまでやるならもう降参するしかない。
読んで見たくなったら——『ニンジャバットマン』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- アメコミと和の異種格闘技戦を、とにかく画として浴びたい人
- 神風動画系の、絵が動きまくる濃いビジュアルに弱い人
- 終盤の理屈を投げ捨てた展開を、笑って受け入れられる人
- 慣れ親しんだアイコンが別の文化の手で再解釈される瞬間が好きな人
合わない人
- ノーラン版のような、重厚で整合性の取れたバットマン像を求めている人
- 物語の理屈をきっちり最後まで通してほしい人
- お祭り的なノリやハイテンションな画面が単純に苦手な人
次に見るなら
同じ「複数のアニメスタジオがバットマンを解釈する」路線ならバットマン:ゴッサムナイト。短編集だが、絵柄ごとにゴッサムの空気が変わる面白さがあって、本作の前菜にちょうどいい。西洋発のモチーフを和風ビジュアルで暴れさせるノリが気に入ったならアフロサムライ。スタイリッシュな殺陣と乾いた残酷さの配合が近い。さらに「外来のヒーロー像を日本のアニメが無茶苦茶に咀嚼する」感覚そのものを楽しみたいならニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨンを。振り切れ方の方向は違うが、根っこにある悪ふざけの精神は地続きだ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
劇場版『ニンジャバットマン』は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3つのサービスで視聴できます。いずれもアニメ作品のラインナップが充実した配信サービスなので、普段使っているものがあればそのまま楽しめます。和とアメコミが融合した独特の世界観を、ぜひお好みのサービスでチェックしてみてください。


