ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン

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2015ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン

ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン

★ 3.0 / 5.0アクションSF
放送年2015年
フォーマットONA
話数26話
原作ライトノベル
制作TRIGGER

藤木健二はサラリーマンで、妻と子どもを忍者の縄張り争いで失った。死の淵で、謎めいた忍者の魂「ナラク・ニンジャ」に憑依される。死を逃れた藤木は「ニンジャスレイヤー」となり、悪い忍者を殺すために定められた死神として、個人的な復讐戦に従事する。ディストピアのネオ埼玉を舞台に、ニンジャスレイヤーは相手に立ち向かう。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

平凡なサラリーマン・藤木健二は、忍者たちの熾烈な縄張り争いに巻き込まれ、愛する妻と子どもを目の前で奪われてしまう。死の淵をさまよう中、謎めいた忍者の魂「ナラク・ニンジャ」に憑依されたことで奇跡的に生き延びた彼は、悪忍者を滅ぼすために定められた宿命の死神「ニンジャスレイヤー」として覚醒する。ディストピアの巨大都市ネオ埼玉を舞台に、執念の復讐戦が幕を開ける。

みどころ・魅力

① 賛否を巻き起こした前衛的なアニメーション表現

スタジオトリガー制作ながら、あえてシンプルな絵柄と大胆な省略表現を採用した異色の映像スタイルが話題を呼んだ。「YEEART!」などの独自演出や独特のカット割りが連続し、アニメの常識を意図的に逸脱した実験的な表現世界が展開される。

② 忍者×サイバーパンクが融合した独自の世界観

「ネオ埼玉」と呼ばれるディストピア都市を舞台に、忍者の超能力と近未来テクノロジーが混在する独特の設定が魅力。コーポレートニンジャや企業間の抗争といったユニークな世界観が、スタイリッシュなアクションに深みを加えている。

③ 復讐と宿命が交錯するダークな物語

妻子を奪われた男が異能を得て死神と化す、骨太な復讐劇が軸となっている。主人公と「ナラク・ニンジャ」との奇妙な共存関係が生む葛藤が物語に緊張感を与え、単なるアクション作品に留まらない深みを見せる。

キャスト・声優一覧

藤木戸健二
藤木戸健二
メイン
森川智之
メイン
麦人
麦人
ナレーター
ナレーター
メイン
ゴブリン
アーソン
アーソン
サブ
上田燿司
ショーゴー
ショーゴー
サブ
日野聡
ダークニンジャ
ダークニンジャ
サブ
速水奨
シガキ
シガキ
サブ
東地宏樹
ソニックブーム
ソニックブーム
サブ
黒田崇矢
ラオモト・カン
ラオモト・カン
サブ
津嘉山正種
ミュルミドン
ミュルミドン
サブ
下山吉光
ヒュージシュリケン
ヒュージシュリケン
サブ
代永翼
ナンシー・リー
ナンシー・リー
サブ
斎藤千和

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スタッフ

監督雨宮哲
シリーズ構成雨宮哲
キャラクターデザイン今石洋之、芳垣祐介、齊藤将嗣、真じろう
音楽大沢伸一
音響監督郷文裕貴
OPブンブンサテライツ 「BACK IN BLACK」
EDザ・ピンボールズ「キルミスター」
ED北嶋徹「Halo Of Sorrow From ANIMATION」
EDメルトバナナ「劇場支配人のテーマ」
ED赤い公園「SRKEEN」
EDボリス「RADIO」
EDエレクトリック・イール・ショック「Ninja Slayer」
ED大沢伸一「Ninja Prayer」
EDタフィ「Suicidal Bunny」
ED80KIDZ「Hide」
EDサワギ「Jag Jag」
EDボリス「嵐の剣」
EDスキルキルズ「NEO CYBER MADNESS」
EDDrop’s「Purple My Ghost」
EDAkai Kôen「もんだな [NINJA MIX]」
EDTK from 凛として時雨「Fantastic Magic」
EDギークス「NINJA SOUL」
EDマイン「TEAR OF THE PIERROT」
EDタフィ「Dr.K」
EDスカムサークル「Alone」
ED人間椅子「泥の雨」
EDモジャ「Hight Speed」
EDメメント・モリ「sick hack-忍殺 ver.-」
EDリリーズ・アンド・リメインズ「Body」
EDサワギ「KHAKKHARA」
EDギターウルフ「JETT REASON」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

タイトルがまず変だった。「フロムアニメイシヨン」のカタカナ。「ーション」じゃなくて「イシヨン」。わざわざ正しく書かない、あの微妙なズレ方が気になって手を出したのが最初だった。TRIGGERが作ってるって聞いていたけど、キルラキルみたいなのを期待して見始めたら、全然違うものが来た。フラッシュアニメというか、ゲームのドット絵みたいなキャラが「ドモアリガトウ」とか言いながら動く。……なんだこれ、と思いながら、なぜか止まれなかった。2回目に見たとき、「あ、これは最初から全部わかってやってるんだ」と気づいた。下手なのではなく、「下手」を演じている。そこに腑に落ちた瞬間があった。

「翻訳の誤差」そのものをコンテンツにした作品

ニンジャスレイヤーのもとは、アメリカ人が書いた小説を日本人が「翻訳」したという体裁のTwitter小説だ。……だが実際はすべて日本人が書いた架空の二重翻訳で、アメリカの忍者映画的なニンジャ観と、日本のサラリーマン文化と、サイバーパンクをミキサーにかけたパロディだった。そのオリジナルの精神を、アニメ版はビジュアルにまで貫いている。

「フロムアニメイシヨン」というタイトルの「イシヨン」は誤りじゃない。これ自体がフィクションとしての「誤訳」だ。正確に書かないことで、「何かを通過して別のものになった」という感触を出している。日本語を外国人が学ぶときに生まれる微妙なズレ、みたいなものをわざと残している。

アニメーションも同じ論理で作られている。動かない絵、フラッシュアニメ的なカット割り、「DOMO ARIGATO」と叫ぶキャラクター。これを「予算不足」として読むのは間違いで、TRIGGERが意図的に選んだ「アニメーションの文体」だ。本当にコストをかけたくなければもっとうまく誤魔化せる。あの動かなさは、確信犯のそれだ。ONAという配信フォーマットで出てきたことで、TV放送のフォーマットから外れた実験が許されている。そこに居場所を見つけた作品だと思う。

森川智之が演じる藤木戸健二の声は、この作品の中で異様に「まとも」に聞こえる。それが逆に際立つ。周囲のキャラクターが漫画的に大げさな中で、主人公だけが人間的な悲しみを持っている。妻子を失った男の怒りを、森川さんが抑えた演技で通しているから、ギャグ演出との落差が生まれて、それがむしろ核心に触れてくる。ふざけているように見えて、復讐という動機だけはシリアスに描いている。そのバランスが、この作品の一番面白いところだ。

特に刺さったシーン

速水奨が演じるダークニンジャが登場するシーンは、何度見ても姿勢が正される。あの低く重い声質が「ダークニンジャ」というカタカナのダサさと完全にミスマッチで、しかしそのミスマッチが完璧にハマっている。速水さんはずっと本気で演じているのに、キャラクターのビジュアルが棒立ちで動かないから、そのギャップで思わず笑ってしまう。あれは声優の仕事の密度に対して絵が追いついていない、という演出を逆手に取った面白さだ。

斎藤千和のナンシー・リーも印象的だった。日野聡のショーゴー、東地宏樹のシガキも含め、主要キャストが全員「ちゃんとした演技」をしているのに、アニメーションが全力で省略しているように見える。その齟齬が笑いになっているが、終盤に向かうにつれてその笑いが少しだけ切なくなる。声だけが感情を運んでいるシーンが増えてくるから。

序盤のアクションシーンで、敵の忍者が「ドモアリガトウ」と言って崩れ落ちる場面。初見のとき声を出して笑った。でも2回目に見たら、それが様式として機能しているのに気づいた。お葬式の作法みたいなもので、あの呪文を唱えることで「忍者が死んだ」という儀式が完成する。バカバカしいけれど、バカバカしさに一貫性がある。一貫したバカバカしさは、もはや美学だ。

読んで見たくなったら——『ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • TRIGGERの作家性に興味がある人(実験作として見ると発見が多い)
  • パロディ・メタフィクションが好きな人(二重翻訳という構造を丸ごと楽しめる)
  • 「あえて動かさない絵」をアートとして読める人(意図的な粗さは文体だと割り切れる人)
  • 声優の演技を集中して聴ける人(動かない絵の分、声にすべてが乗っている)
  • ネット発のサブカルチャーの文脈を知っている人(Twitter小説としての原点を知っているとより楽しい)

合わない人

  • ストーリーの整合性や伏線回収を求める人(そういう設計ではない)
  • ぬるぬる動くアクションアニメを期待している人(動かないことが前提の作品)
  • パロディを最後まで笑えない人(途中で「これ何を楽しめばいいの?」と迷子になりやすい)
  • ONA特有のテンポの粗さが気になる人(1話あたりの密度は意図的に薄め)

次に見るなら

パンティ&ストッキングwithガーターベルト——TRIGGERの前身、GAINAX時代の実験的作品。アメリカのカートゥーンを意図的に模倣したビジュアルで、日本アニメの文法を外側から壊しにいく姿勢がニンジャスレイヤーと同じ血筋にある。「ジャンルをパロる」ことそのものへの愛着という意味で、セットで見てほしい。

キルラキル——TRIGGER名義の最初の長編で、ニンジャスレイヤーとは対照的に「本気で動かす」アニメーション。同じスタジオがどちらの方向にも全力で振り切れることがわかる。ニンジャスレイヤーの「あえて動かさない」選択の意味が、比較するとより鮮明になる。

ポプテピピック——「フォーマットそのものをネタにする」という意味で近い感覚の作品。アニメーションが「自分はアニメーションである」と自覚した瞬間に生まれる笑い。ニンジャスレイヤーが好きな文脈で見ると、メタフィクションとしての系譜がくっきり見えてくる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

「ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン」は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVにて配信中です。いずれも月額サービスで全話を手軽に視聴できます。独特の映像表現と激烈な忍者アクションを、ぜひお好みのサービスでお楽しみください。

よくある質問

Q. ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨンはどこで視聴できますか?
A. dアニメストア・U-NEXT・DMM TVにて配信中です。各サービスの月額プランで全話視聴が可能です。
Q. 原作はどんな作品ですか?
A. Twitterで連載されたネット小説が原作です。「本兌有」と「杉ライカ」によるコラボレーション作品で、Twitterでの連載が大きな話題を呼び、書籍化・コミカライズ・アニメ化へと展開しました。
Q. アニメは何話ありますか?
A. 全26話で構成されています。各話は短編形式でテンポよく視聴できるため、隙間時間にも楽しめます。
Q. どんな人におすすめですか?
A. サイバーパンクや忍者アクションが好きな方、実験的な映像表現に興味がある方におすすめです。王道アニメとは一線を画す個性的な作風なので、刺激的な作品を探している方にも刺さる内容です。

まとめ

「ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン」は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVにて配信中です。いずれも月額サービスで全話を手軽に視聴できます。独特の映像表現と激烈な忍者アクションを、ぜひお好みのサービスでお楽しみください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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