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灼眼のシャナ S
| 放送年 | 2009年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 4話 |
| 原作 | ライトノベル |
全4話のOVA。各話は原作の異なるサイドストーリーを描く。第1話「シャッフル」:フリアグネの宝具の影響でシャナとユージの体が入れ替わる。二人は状況を秘密にして乗り切ろうとするが…第2話「住処」:最近シャナの様子がおかしい。彼女を心配したユージとヴィルヘルミナは彼女を追跡することにする。
作品概要・あらすじ
あらすじ
人気ライトノベル「灼眼のシャナ」の世界を描く全4話のOVAシリーズ。本編の合間に位置するサイドストーリーを集めた番外編で、それぞれ独立したエピソードが楽しめる。第1話「シャッフル」では、フリアグネが遺した宝具の影響でシャナと悠二の身体が入れ替わってしまう。二人は周囲に気づかれぬよう秘密を守りながら、慣れない互いの日常を必死に乗り切ろうとする。第2話「住処」では、最近様子がおかしいシャナを心配した悠二とヴィルヘルミナが、彼女の行動をこっそり追跡することに。シリアスな本編とは一味違う、キャラクターたちの素顔やコミカルな掛け合いが詰まった一作だ。みどころ・魅力
① 身体が入れ替わる定番シチュエーションを名コンビで
第1話のシャナと悠二の入れ替わりは、王道ながら二人の関係性をよく知るファンほど笑える展開。普段クールなシャナが悠二の身体で慌てる姿や、立場が逆転したことで見えてくる互いへの想いなど、本編では味わえないやり取りが詰まっている。② キャラクターの素顔に迫る番外編ならではの視点
第2話「住処」では、シャナを心配する悠二とヴィルヘルミナの追跡劇を通して、戦いの外にいる彼女たちの日常が描かれる。シリアスな戦闘が中心の本編とは異なり、登場人物の人間味やコミカルな一面にスポットが当たるのが番外編の醍醐味だ。③ 1話完結で気軽に楽しめる構成
各話が独立したサイドストーリーになっているため、長編を一気に追わなくても1エピソードずつ気軽に視聴できる。本編を観たファンの「もっとこのキャラたちを見ていたい」という気持ちに応える、ボーナストラックのような満足感がある。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 渡部高志 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | いとうのいぢ |
| キャラクターデザイン | 大塚舞 |
| 音楽 | 大谷幸 |
| 美術監督 | 廣瀬義憲 |
| 音響監督 | 明田川仁 |
| OP | 川田まみ「Prophecy」 |
| ED | 川田まみ「All in good time」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言うと、これを見た記憶が、あるようなないような状態だった。本編は何度も繰り返したのに、このSだけ輪郭がぼやけている。OVAというのは得てしてそういうもので、本編の合間にこっそり差し込まれた小話は、よほどの引っかかりがないと記憶の棚から滑り落ちていく。それでも改めて第1話の入れ替わりネタから見直したら、「ああ、これ見たわ」と急に手触りが戻ってきた。最初は本編の補完くらいに思って流し見するつもりが、2回目で気づいたのは、これは外伝でも補完でもなく、本編が描く余裕のなかった「日常の手触り」を拾い集めた4本だということだった。シリアスの隙間にこういうものを置ける作品は、案外強い。
入れ替わりコメディが暴く、シャナとユージが互いをどれだけ見ていたか
第1話「シャッフル」は、宝具の影響でシャナと坂井悠二の中身が入れ替わる、という手垢のついた題材だ。入れ替わりものなんて山ほどある。それでもこれが効くのは、シャナと悠二という二人が、普段から相手の内側に踏み込めずにいる関係だからだ。距離があるからこそ、強制的に相手の体で生活させられることに意味が出る。
この作品は単なるドタバタコメディではなく、「相手として一日を過ごす」ことで初めて見えてくる、相手の生活の重さを描いている。シャナの体に入った悠二は、彼女がどれだけ張り詰めた緊張の中で立っているかを内側から知る。逆もまた然りで、悠二の体に入ったシャナは、彼が学校や家庭でどう振る舞い、何を飲み込んでいるかを、当事者として味わわされる。入れ替わりが解けたあと、二人の間に残るのは「秘密を共有した」という共犯関係だけじゃない。相手の中で過ごした時間の記憶だ。本編のバトルやヘカテーとの対立では絶対に出てこない、近すぎて見えなかったものが、入れ替わりという回り道でしか見えなくなる——そこが、この小品のいちばん上手いところだと思っている。
第2話「住処」の、様子のおかしいシャナを悠二とヴィルヘルミナが追う構図も、根は同じだ。誰かを心配して後を追うという行為は、相手を見ているようでいて、実は自分の不安を確かめている。本編では保護者然としていたヴィルヘルミナの、内側のうろたえがここで漏れる。Sというタイトルは、たぶん本編の「裏側(Side)」という意味なんだろうけれど、見終わると「素(Su)」のほうが近い気がしてくる。
特に刺さったシーン
やっぱり第1話の入れ替わり芝居だ。中身が入れ替わるということは、声優が「相手のキャラを自分の声でやる」二重構造になる。シャナの中身になった悠二を演じる釘宮理恵が、いつものツンとした語気をわざとぎこちなく外しにいく芝居をしていて、ここで思わず巻き戻した。釘宮理恵のシャナはもう完成された型があるからこそ、その型を「別人が中に入っている」体でズラす芝居が異様に上手い。逆に日野聡が、悠二の声でシャナのあのツンとした物言いを再現しようとして、微妙に滑っていく感じも最高だった。本人たちは必死なのに、知っている人間が見ると一発でバレるあの感じ。川澄綾子の吉田一美が、入れ替わりに気づかないまま素直に接してくるのが、後ろめたさと笑いを同時に増幅させてくる。声優が「キャラを演じるキャラ」を演じるという、釘宮理恵と日野聡だからこそ成立した遊びで、ここだけでも見た価値があった。
読んで見たくなったら——『灼眼のシャナ S』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 本編を最後まで見て、シャナと悠二の関係に愛着が残っている人
- 釘宮理恵・日野聡の「キャラを崩す芝居」を細部まで味わいたい人
- バトルより、キャラの日常や関係性の手触りが見たい人
- 入れ替わりネタを、ただのギャグじゃなく関係の話として読みたい人
合わない人
- 本編を見ておらず、ここから入ろうとしている人(前提知識が要る)
- シャナといえば派手なフレイムヘイズ戦を期待している人
- 4話完結の小話に、本筋の進展を求めている人
次に見るなら
まず順当に灼眼のシャナのTVシリーズ本編。このSは本編を見た人への副菜なので、入れ替わりや「住処」の機微は本編の関係を知っているほど効く。未見ならまず本編から戻ってほしい。
釘宮理恵のツンデレ芝居が好きで来たならとらドラ!。逢坂大河の小柄で気の強い造形はシャナと地続きで、でも生活感のある喧嘩と距離の詰め方が見られて、芝居の幅を堪能できる。
同じく釘宮理恵×ファンタジー×ラブコメの相性で言えばゼロの使い魔。使い魔と主人の関係に踏み込む距離感の話として、シャナと悠二の関係が好きな人には響くはず。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「灼眼のシャナ S」は、dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TV、Huluで視聴できます。複数の主要な配信サービスに対応しているため、すでに利用中のサービスでそのまま楽しめる可能性が高いです。アニメ作品を幅広く揃えるdアニメストアやU-NEXTなら、本編シリーズとあわせて一気に追いかけられるのでおすすめです。




